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2008-10-04
Ko11 “海鮮チゲ”の美味しい季節になりました ♪
ヘムルチョンゴル“海鮮チゲ”始めました。
昨年の9月下旬、白(ベク)さんからのエアメールの挨拶状を読んだぼく達夫婦は、いてもたってもいられなくなり、週末の羽田空港発午後便でソウルに飛んだ。
金浦空港からソウル中心街に向かう車窓からは、夕暮れの梨花女子大前の煌びやかなウェディング・ブティックの窓明かりが見え隠れ、六本木に似たプラタナスの街路樹が続いている。寂しげな韓流の流行歌が流れ、低く垂れ込んだ曇り空から小雨が落ちてきた。
「海鮮チゲ、久しぶりだね」
「白さんに会うのも1年ぶりかな」
2年前の暮れも押し迫った頃、白さんの息子がフェリーの沈没事故で亡くなり、インチョンでの葬式に出席して以来である。
翌朝はカラッと晴れたので、久しぶりに世界遺産に指定された昌徳宮(チャンドックン)に立ち寄り、奥の秘苑(ピウォン)を散策する。
昌徳宮(チャンドックン)
秘苑(ピウォン)
昼食は、韓一会館で、韓定食を食べ、一休みした。
韓一会館(ハンイルカイグアン)
午後は、腹ごなしに仁寺洞(インサドン)を散策した。骨董店、ブティック、喫茶店等をのぞき見しながら、秋のソウルの街並み、そぞろ歩きを楽しんだ。
仁寺洞(インサドン)
夕方になり、夕闇が迫る中、ようやく鐘路(チョンノ)の白さんの店に到着。あいにく白さんは業者仲間の会合で外出とのことで、奥さんの金さんが、申し訳なさそうに謝る。
「仕方ないよ、予約なしで来たのだから」
「明日また来ますから」カミさんがフォローした。
気を取り直し、まずは、ヘムルチョンゴル(海鮮チゲ)デラックスを注文する。鍋の中身は、牛肉、ブラックタイガー、ワタリガニ、イカ、帆立、鱈の切り身、蛤、牡蠣等の魚介類と、白菜、ほうれん草、白ねぎ、しいたけ、しめじ、えのき等の野菜が山盛りの牛骨スープ味噌仕立てである。
「うーん、ぼくが鍋奉行をすると、日本の寄せ鍋風になっちゃうなあ」
でも、煮上がったスープを一口すすると、タデギ唐辛子の辛さがマイルドになっている。野菜や魚を目一杯加えることにより、唐辛子の辛さが柔らかく感じるようになるのだ。
ヘムルチョンゴル(海鮮チゲ)
「スープもコクがあって、辛ウマ~~!」
魚介類とキムチ入り野菜と牛骨スープが三位一体となり、素朴な味ながらも奥が深い。究極の山海珍味のハーモニーだ。
「美味しいね、また来て良かったね」
牛骨海鮮スープを味わいながら、カミさんが笑顔で言う。ハングルと笑い声で騒々しい店の中、ぼく達だけは別世界で、特製牛骨海鮮スープにうっとりとしていた。グルメタウンソウル。食い倒れ夫婦の韓国ソウル通いは、まだまだ続きそうである。(続)
ソウル・グルメツアーのお問い合わせはこちらまで
昨年の9月下旬、白(ベク)さんからのエアメールの挨拶状を読んだぼく達夫婦は、いてもたってもいられなくなり、週末の羽田空港発午後便でソウルに飛んだ。
金浦空港からソウル中心街に向かう車窓からは、夕暮れの梨花女子大前の煌びやかなウェディング・ブティックの窓明かりが見え隠れ、六本木に似たプラタナスの街路樹が続いている。寂しげな韓流の流行歌が流れ、低く垂れ込んだ曇り空から小雨が落ちてきた。
「海鮮チゲ、久しぶりだね」
「白さんに会うのも1年ぶりかな」
2年前の暮れも押し迫った頃、白さんの息子がフェリーの沈没事故で亡くなり、インチョンでの葬式に出席して以来である。
翌朝はカラッと晴れたので、久しぶりに世界遺産に指定された昌徳宮(チャンドックン)に立ち寄り、奥の秘苑(ピウォン)を散策する。
昌徳宮(チャンドックン)
秘苑(ピウォン)
昼食は、韓一会館で、韓定食を食べ、一休みした。
韓一会館(ハンイルカイグアン)
午後は、腹ごなしに仁寺洞(インサドン)を散策した。骨董店、ブティック、喫茶店等をのぞき見しながら、秋のソウルの街並み、そぞろ歩きを楽しんだ。
仁寺洞(インサドン)
夕方になり、夕闇が迫る中、ようやく鐘路(チョンノ)の白さんの店に到着。あいにく白さんは業者仲間の会合で外出とのことで、奥さんの金さんが、申し訳なさそうに謝る。
「仕方ないよ、予約なしで来たのだから」
「明日また来ますから」カミさんがフォローした。
気を取り直し、まずは、ヘムルチョンゴル(海鮮チゲ)デラックスを注文する。鍋の中身は、牛肉、ブラックタイガー、ワタリガニ、イカ、帆立、鱈の切り身、蛤、牡蠣等の魚介類と、白菜、ほうれん草、白ねぎ、しいたけ、しめじ、えのき等の野菜が山盛りの牛骨スープ味噌仕立てである。
「うーん、ぼくが鍋奉行をすると、日本の寄せ鍋風になっちゃうなあ」
でも、煮上がったスープを一口すすると、タデギ唐辛子の辛さがマイルドになっている。野菜や魚を目一杯加えることにより、唐辛子の辛さが柔らかく感じるようになるのだ。
ヘムルチョンゴル(海鮮チゲ)
「スープもコクがあって、辛ウマ~~!」
魚介類とキムチ入り野菜と牛骨スープが三位一体となり、素朴な味ながらも奥が深い。究極の山海珍味のハーモニーだ。
「美味しいね、また来て良かったね」
牛骨海鮮スープを味わいながら、カミさんが笑顔で言う。ハングルと笑い声で騒々しい店の中、ぼく達だけは別世界で、特製牛骨海鮮スープにうっとりとしていた。グルメタウンソウル。食い倒れ夫婦の韓国ソウル通いは、まだまだ続きそうである。(続)
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