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2008-03-08

Ma1 タマンヌガラ国立公園Ⅰ

東京ぶんぶん’96,5,16 5月中旬、ぼくはマレーシア政府と日本旅行業協会共催のマレーシア・ファムツアーに参加した。メンバーは、旅行業関係の航空、旅行、新聞記者等、老若男女織り混ぜ12名。 目的地は世界的に有名な、マレー半島中央に位置するマレーシアの原生林に囲まれたジャングル・リゾート「タマンヌガラ国立公園」。世界で最古、最大級の熱帯雨林に包まれたアジア屈指の大自然の宝庫である。

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5月11日の朝8時、ファムツアーの初日、ホテルのロビーに全員が集合。まずは、添乗員兼主催者の第一声。日本旅行業協会の長田さんが挨拶する。続いて紹介された女性ツァーガイドのマリアさん。ツァーコーディネーターの楠元さん。あとはファムツアー参加者12名の自己紹介が続き、最後にマレーシア政府観光局スポンサーの徳永さんの個性豊かな挨拶で終わる。さあ、タマンヌガラヘ向けて出発!

大型バスの中で、マリアさんが「タマンヌガラ国立公園」の説明を、流暢な英語で話すと、追っかけで、チョビヒゲの楠元さんがジョークを交えて通訳する。宮崎訛りを交えて、面白おかしく続ける。

「旅行シーズンとしては、4月から10月の乾季が比較的すごしやすいデス。周辺のジャングルには大じか、マレーゾウ、マレータイガー、サルなどの野生動物がおりマウス。サイチョウをはじめとする250種類の野鳥、300万種に及ぶ昆虫などが生息し、珍しい植物群も多いとか何とかいっとりマウス。数は適当ですが、統計がかなり古いからね」どっと、参加者全員の笑い声がバスの中を渦巻く。

「アクティビィティとしては、ジャングルトレッキング、動物ウオッチング、洞窟探検、ラフティング、釣り、全長500mの空中遊歩道のキャノピー・ウォークが楽しめマウス。さらに、先住民オラン・アスリの村への訪問、マレー半島最高峰グヌン・タハンへの登山等、盛りだくさんでありマウス。これは、本当でーす」

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クアラルンプールから大型バスで高速道路を4時間弱走り、クアラテンベリンに到着する。そこからは、細長いリバーボートに乗り換え、薄茶色に濁った川を遡る事さらに2時間半。ようやく、国立公園の中心のクアラ・タハン、タマンヌガラ・リゾートに辿り着く。それぞれのシャレーで一休みする。やれやれ。

夕食後早速、夜のナイトツアーに出かける。頭にヘッドランプを点け、手に懐中電灯を持ち、蛭よけのロングソックスを履き、気合いを入れて外に出る。真っ暗闇に、黒い影。ギョギョッ!

公園レンジャーを先頭に、樹木の説明を聞きながらそろりそろりと進む。1時間程歩いたが、期待した動物昆虫には会えずに引き返す。帰り際に夜空を見上げると、梢の先の澄んだ空気の中に、無数の星がキラキラと瞬いていた。(続)

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