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2008-03-22

Ha1 マウカトレイルズ

楽園ハワイの初夏は爽やかです。
ホテルの窓枠いっぱいの青空に、初夏の日差しが眩しく光っています。午前7時、ぼくらを乗せたランドクルーザーが、ワイキキの各ホテルを回り、今日の参加者をピックアップ。コオラウ山脈の中腹を目指して走り出しました。

ランドクルーザーに乗り込んだ日帰りネイチャーツアーの参加者は、ぼくの他に初老の夫婦が2組、新婚ほやほやのハネムーンカップル、ガイドのパンチョ山本さんを入れて、計8人。

パンチョさんがロコ訛りのある日本語でゆっくりと話し始めました。
「さて、本日はマウカトレイルズというところを歩きますが、トレッキングを始める前に準備運動をします。トレイルは結構厳しいところもありますので、足下に十分ご注意をお願いします」

駐車場の真ん中で、準備運動、足のストレッチを終え、マウカトレイルズの入り口から、なだらかな丘を登り始めます。徐々に、草木がうっそうとしてきます。

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ジャングルに入り、左右の草木や昆虫などを見ながら歩きます。あるある、赤い花、黄色い花、白い花。大きな木、笹原に混じり、熱帯地方特有の草花があちらこちらに咲いています。おや、あの大きな木の実はなんだろう。熱帯の山の中にパンの樹でしょうか?

ぼく達は、パンチョさんを先頭に、ゆっくり、ゆっくりなだらかな山道を丘の頂上を目指して歩いていきます。まもなく、頂上にある電波塔の円形のアンテナが見えてきました。その時、パラパラっと小雨が降ってきたので、急いで、用意してきたレインコートを羽織りました。アーァ、やれやれ。

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頂上に着いて、小休止していますと、降っていた小雨が止みました。しばらくすると、丘の上から、ホノルルの街並みが、遙か南の方向に見渡せます。空を見上げると、くっきりと七色の虹がかかっています!ワォーッ、来て良かったーッ!

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下りは危ないから気を抜かないで、とパンチョさん。ぼく達は、山を下りながら先ほどの小雨に濡れた緑濃い竹林を抜け、ようやく、幹線道路に降りました。左右を見回すと入り口よりかなり下の道路の横だとわかりました。お疲れさまでした。アッ、ちょっと待って下さい、記念写真を撮りましょう。

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「お疲れさま!車にサンドウイッチがあります、皆さん集まって食べましょう」
パンチョさんが、優しい声で、皆に微笑みかけました。(続)

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