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2008-04-14

Ch4 七星岩公園 肇慶

春先の札幌の名物は突風。50年前には馬糞風が吹き。25年前は車粉風に変わり。今年の風は?少しほこりっぽいが、昔みたいにマスクをするほどではない。さわやかな初夏はすぐそこまでやって来ている。

晴れた日に豊平川の堤防の上を散歩していると少し冷たいが、心地よい川風に乗り、点心、肉饅頭、焼き餃子の香ばしい匂いが漂ってくる。10年前の初夏、仕事で調査に行った肇慶(ちょうけい)で、中食に食べた粽(ちまき)を想い出した。

肇慶は、珠江デルタ地帯に開けた河南地方の町である。広州から車で2時間あまり、香港からも列車で3時間半という距離にあるので、近頃は香港からも、小桂林とも呼ばれる七星岩公園を訪れる人も増えたと聞いている。

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肇慶の街に着くとちょうどお昼時になった。そこで、肇慶の名物を食べることにした。肇慶のちまきは大きいことで有名。「肇慶裏蒸」と呼ばれている。日本のちまきは小粒であるが、そのルーツ、原型を彷彿とさせるような超大型版で、もち米、緑豆、豚肉の白身に適量の塩、麹酒、落花生油、白胡麻、五香粉など調味料を加え、丹念に作り上げたものである。食べると、香辛料が鼻につくが、口に入れると溶けやすく、甘みも濃い。

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中食後、定番通りに観光地の下見に歩く。肇慶には、いくつかの観光シンボルがある。まずは、市の中心にある広大な七星岩公園の湖である。周りの岩山とのコントラストが美しく、癒しの世界を感じさせてくれる。

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鍾乳洞をでた表側にある、水月宮は立派な趣のあるお寺である。

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肇慶の霊廟は、中国の至る所にあるものとさほど変わりはない。

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広州への帰り道に立ち寄った祖廟。佛山の町の中心的建造物である。偶然、結婚の報告に訪れたハネムーンカップルとすれ違った。日本でいえば浅草寺に雰囲気が似て、庶民的な感じがする。

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「食在広州」の近郊の肇慶は点心の街、ひまが出来たら再訪してみたい街ではある。(続)

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