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2008-05-02

Ma19 猫の街 クチンⅡ

東京ぶんぶん ’02,02,23 マレー語でネコという名前がついているクチンの町は、19世紀に白人王のイギリス人ブルックによって、名付けられたという。一説ではネコの目の形をしたマタ・クチンという木がたくさん生えていたからだ、とも言っている。ともかく今も昔も、ネコだらけの町である。

2月17日、ぼくとマリはジャングル・トレッキングから帰ってからホテル・ムルディカ・パレスの部屋でシャワーを浴び一休みした。部屋の中は、リビングルームの他にベッドルームが2部屋、それぞれにバスルームがついて、かなり快適な広さである。

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夜8時過ぎに、さあ、晩ご飯を食べに行こう、と元気よくホテルから町中に出かけた。途中、川沿いのプロムナードを歩きながら写真を1枚。川靄がかかり、よく撮れていないが、夜風が吹いていて涼しく心地よい。

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ともあれ、昨晩はサラワク川河畔のオープンエア・マーケットの屋台で、地ビールを飲みながらサテー、ナシゴレン、ミーゴレンをたらふく食べたので、今晩は、中華街にスチームボードを食べに行こうという事になった。

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クチンの街角を歩くと、至る所の交差点は猫だらけで、各交差点のロータリーには必ずと言っていいほど猫の像があり、ネコ。ねこ。ニャンコだらけである。

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ぼく達は、屋台に少し毛の生えたような門構えの中華レストランに入り、海鮮スチームボードを食べることにした。今晩のビールは奮発してカールスバーグを注文し旨かったが、エビとカニの味は北海道と比べてイマイチである。

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「ヤッパリ海鮮鍋は、北海道が一番だね」「ブンブン、それは当たり前でしょ」と姪のマリにたしなめられた。旅は道連れ、世は情け、美味いものにも国境があったのである。(完)


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