2012-09-28

Vn32 ベトナム ホーチミンシティの観光事情

みなさん!こんばんは!今日は9月28日金曜日です。

今回は、ベトナムのホーチミンシティ(旧サイゴン)の街と観光事情をブログでご紹介いたします。

null昨夜、ダナン、ホーチミン間のベトナム航空1321便が欠航しましたが、その20分後の1323便に乗換えて無事、深夜のホーチミン(タンソンニャット)国際空港に降り立ちました。

若い女性日本語ガイドのタオさんに出迎えられ、ホーチミン市内中心部ドンコイ通り近くのサイゴン・ホテルに宿泊しました。ホーチミンシティには数多くのホテルがありますが、ホテル選びのポイントは、しっかりとしたセキュリティと空調です。
街角でリラックス

ベトナムは日本同様に南北に長い国土です。2月中旬の各地の気温は、北部ハノイは冬で15~18度C、中部フエは春らしく20度C前後、南部ホーチミンは夏のまま30度Cを越えています。
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null一夜明けた次の朝、天気も良いので、さっそく美人ガイドのタオさんと徒歩で街の散策に出かけました。まずは、ベトナムホーチミンシティのシンボルと言えば、「統一会堂」が代表的に有名ですが、南ベトナム時代は「大統領官邸」でした。


統一会堂



nullこの建物の中をゆっくりと一周すると1時間くらいかかりますが、その後で美しい庭園を散策するのも楽しみのひとつです。緑の芝生や噴水などを見て歩くと、なんだかほっとしますね。


会堂前の庭園


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null次に我々はノートルダム大聖堂に向かいました。このサイゴン大教会は1880年にフランスによって建設されました。ノートルダムという名誉ある名前は、ローマンカトリックのバチカン教会によって承認されているそうです。




ノートルダム大聖堂





nullこの教会は聖マリア教会とも呼ばれますが、19世紀後半に建設されたネオ・ゴシック様式のものです。正面の広場にはマリア像もあります。ホーチミンチティのランドマークのような存在です。




聖母マリア像





null教会のすぐ横にある中央郵便局は、フランスコロニアルスタイルの建築様式で、歴史的かちがあると思います。この一角にはプチパリの雰囲気があり、昔からフランスの空気が流れているように感じられます。


中央郵便局




ホーチミンの商店街は、典型的な「アジア」の下町の風景ですが、この大教会や郵便局などの周辺は外観・内装がヨーロッパ風の建物が多く、そのギャップに味わいがあります。

nullドンコイ通りには、外貨両替所やお土産屋さんもあり、手工芸のバッグ、革製品、洋品小物など、同じデザインのものは2度と見つからないので、気に入ったものがあれば、その場でGET!したほうが後悔しないそうです。


手芸の絵画


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それでは、次回V33は、市民の台所「ベンタィン市場」をご紹介します。サイゴン市内をベトナムの三輪「シクロ」に乗り、風を切って向かいます。乞うご期待!・・・(続)

2012-09-21

Vn31 ダナンのべトナム料理レストラン 「Apsara」

みなさん!こんばんは!今日は9月21日金曜日です。

今回は、ダナンのベトナム料理老舗レストラン「Apsara」をブログでご紹介いたします。

ホイアンの街を後にして、我々一行はダナン空港に向かう途中、ダナンの街外れにあるベトナム料理レストラン「Apsara」に立ち寄り、早目の夕食を取る事にしました。

nullこのレストランは、ダナンでは格式のあるレストランで、ミーソン遺跡風の門構えは立派ですが、中部ベトナムの郷土麺類料理、「ミークアン」などが有名だそうです。


レストラン「Apsara」正門




nullさて、門から中に入ると一見、ミーソン遺跡に偽物の煉瓦造りの建物があり、庭の中に入るとかなり凝った作りの庭園が広がっていました。

ベトナムの何処のレストランも同様ですが、薄いピンクのアオザイを着た若い女性スタッフが笑顔で迎え、席まで案内してくれます。

レストランの庭先



観光レストランですので友好的なのはあたりまえですが、壁際にダンサーを加えた、地元のバンドがいたので少し驚きました。

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nullさて、レストランの中は、明るく清潔な感じですが、整然と並んだテーブルは均一で、純白のテーブクロスがかかっており、一見お洒落な雰囲気です。

野菜と海鮮の炒め物

食事が始まりまずは、ホタテ、エビ、ハマグリと野菜の炒めもの。一口食べると、あっさりとした塩味なので、空腹には嬉しい一品!つけあわせの揚げせんべいの上に、野菜と海鮮の炒め物をたっぷりのせて頂きます。

null2品目は、イカ揚げ。このイカ揚げはこってり系かと思いきや、意外とトマトケチャップにつけて食べると、あっさりしておりました。付け合わせのトマトサラダと一緒に食べると、なるほどね、というヘルシーな感じです。

イカ揚げとトマトサラダ





null続いて香ばしい焼き豚と、蒸し魚が出てきました。最後は珍しい卵包みの海鮮五目飯。これは海鮮出汁で炊いたあっさりとした五目飯をうす焼き卵で包んだ芸術的な料理で、卵と五目飯の相性がとても良い感じです。


卵包み五目飯、焼き豚、蒸し魚、炒菜




null最後のデザートに、8分の1にカットしたスイカとウーロン茶が出てきました。甘いスイカを食べた後にチョイ渋のウーロン茶を飲むと、さっぱりし、とても美味しいかったで~す♪

デザートのスイカとウーロン茶



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nullしばらくしてから、レストランを出て、ダナン空港に向かいました。これで、いよいよ中部ベトナムともお別れです。ベトナムでは、空港の中にガイドは入れません。ターミナルビル入り口でガイドのヴァンさんとお別れして、空港カウンターでチェックインを済ませ、出発ロビーに入ります。


ダナン空港出発ラウンジ



nullさてさて、何番ゲートから何時に出発かな?・・・とラウンジの電光掲示板を見ると、私の搭乗予定の19:40ダナン発「VN1321」便のホーチミン行きが・・・なんと! CANCELLED!欠航!? オヨョ~ッ!

電光掲示板


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それでは、次回V32。いよいよサイゴン(ホーチミン)の街に降り立ちます。暑く熱いベトナム、かなり濃厚なフィナーレになって行く予感がします。お楽しみに!・・・(続)

2012-09-14

Vn30 ベトナムの世界遺産 ホイアンの見どころ街歩き

みなさん!こんばんは!今日は9月14日の金曜日です。

今回は、ベトナムの街ごと世界遺産、ホイアンの昼の見どころをブログでご紹介いたします。

nullベトナム料理レストラン「ル・バ」での昼食が終わり、ガイドさんと私は、ホイアンの昼の街、見どころをぶらぶらと散策しました。昨夜、一人で繁華街を歩きましたので、今日は、昼間の見どころで、来遠橋、日本橋通り、福建会館の3か所をピンポイントで回ってもらう事にしました。


ホイアンのオランダ人開拓者

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nullさて、ホイアンですが、この街の見どころは、まずは小川にかかる「日本橋」です。正式には来遠橋(らいおんきょう)という名称です。その由来は、17世紀頃までは日本人もこの港に来航し、日本人街が存在していましたので、今もこの橋の通り名は、愛着を込めて「日本橋」と呼ぶそうです。


来遠橋(日本橋)



nullこのホイアンの街は、町全体が世界文化遺産です。この街はベトナム中央の南シナ海の海岸近くに広がる港町で、現在は約9万人の人口を抱え、主な産業は観光です。
その歴史を紐解くと、16世紀から17世紀の間、トゥボン川の河口にあるホイアンの港は東南アジアの重要な国際的貿易港でした。

日本橋通り



nullホイアンには大規模な日本人街や中国人街が形成され、1623年にはオランダ東インド会社の商館も設けられるなど繁栄をみせましたが、間もなく江戸幕府の鎖国により日本人の往来が途絶え、オランダの商館も1639年に閉鎖されてしまいました。


世界遺産の街並み



null古くは西洋からオランダ人、ポルトガル人などが貿易のために来航しました。また、フランスの占領の間は、ファイフォと呼ばれていたそうです。そのため、今でもフランスやスペインでは、ファイフォの名で知られています。

民家から見下ろす街並み





nullホイアンの街を歩いていると、突然、黄色い壁と、極端に細い小路を発見しました。

ちょっと珍しい風景ですね。街の真ん中で古い家屋を幾つか覗いて歩きましたが、このように細い小路は面白いと思います。

黄壁小路



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nullさて、少し歩き疲れましたので、ちょっとお洒落なカフェで一休み、お茶をする事にしました。もちろん、ここではベトナムコーヒーを注文。店の前にあるテラス席にてゆったりと頂きます。


ベトナムコーヒードリップ中




nullベトナムスタイルのドリップ式ホットコーヒーでしたが、まず、最初にガラスのカップにエバミルクが入っています。その上にコーヒー豆の粉を入れた特製容器を載せてお湯を注ぎます。

ベトナムコーヒードリップ後

ポタポタとかなり時間をかけてコーヒーがドリップします。ガイドさんとよもやま話をしながら、のんびり待ちぼうけ。さて、ベトナムコーヒーの味は想像していたより旨い!・・・期待を裏切りませんでした。
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null休憩後、我々は最後の目的地福建会館に向かいました。ここは、ホイアンの福建出身の華僑の人々の魂の故郷です。また、写真の通りの中国風の寺院でもあります。東南アジアでは良く見かける建物だと思います。


福建会館正門




nullホイアンでは昔ながらの中国様式の建築物が多くみられます。中国から渡ってきた多くの華僑にとって、大切な心のよりどころです。日本の横浜や神戸、長崎などにもあり、中国の歴史も含めまして同じアジア人として分かるような気がします。


福建会館中門



nullさて、福建会館と言えば、世界中の華僑の同郷人の集会所で、現在も各地で活用されています。ホイアン市内には他に潮州出身者の「潮州會館」、広州・肇慶出身者の「廣肇會館」などがあります。
「福建會館」には福建省出身者の多くが信仰する“天后聖母”が祀られています。航海安全の女神で、「媽姐」とも呼ばれています。

廟堂



nullこの廟堂は、1773年に建立された集会所です。通路の天井や部屋の中の祭壇前には、願い事が託されたぐるぐる巻きの線香が沢山吊り下げられていました。また、中庭には、青龍が2匹、池の上に踊っていました。

福建会館中庭

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それでは、次回V31は、海港ダナンのベトナム料理レストラン「Apsara」をご紹介いたします。夕暮れのダナンの街と食文化です。お楽しみに!・・・(続)

2012-09-07

Vn29 ホイアンのべトナム料理レストラン「LE BA TRUYENIT Ⅱ」

みなさん!こんばんは!今日は9月07日金曜日です。

今回は、ホイアンのベトナム料理老舗レストラン「ル・バ」をブログでご紹介致します。

nullミーソン遺跡を視察した後に、我々一行はホイアンの街中の老舗レストラン「ル・バ」に立ち寄り、昼食をいただきました。

このレストランは、団体客向けのレストランで門構えは立派ですが、今までの小粋なレストランと違い、何故かしっくりこない感じがします。

レストラン「ル・バ」正門



nullさて、ホイアンにはベトナム料理レストランは百軒を軽く超えてありますが、この「ル・バ」はホイアンの旅行業界では有名な団体客向けのレストランです。

出入口は一見、中国風の門がまえで緑豊かな庭先ですが、店内の中に入るとずらりと並んだテーブルは均一で、薄紅色のテーブクロスがかかっており、一見お洒落な雰囲気です。
レストランの庭先

1階は主に事務所や厨房の様子で薄暗いですが、手前の階段を上がり、2階に案内されました。2階は見晴らしがよく、レストランの中は広々として清潔感があります。庭に面した南向きの部屋は明るく、さすが老舗のベトナムレストランという雰囲気です。

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nullまず出てきたのが、ホワイトローズ。この料理は米粉で作った皮に海老のすり身を詰めて蒸したもので、この半透明の皮が開いている様子が白いバラのようにみえるからホワイトローズと名付けられました。

ホワイトローズと揚げワンタン

パクリと一口食べると、もちっとした皮とプリッとした海老のすり身の食感に感動します。味はあっさりとした塩味なので何個でも食べられそうです!


2品目は奥の揚げワンタン。豚ミンチと海老のすり身を黄色い皮で包んだ揚げ物で、その上に中華料理の酢豚にかける様なトロみのある餡をかけて食べます。

null3品目は、カオ・ラウ。このホイアンの名物郷土料理「カオ・ラウ」は具だくさんで、麺の見た目は日本の伊勢うどんに似ていますが、腰のある米の麺で、それをあっさりとしたスパイシーなスープで食べます。野菜や香草が山盛りで、ぱりぱりのえびせんべいも入っていて食感もユニークで、とてもヘルシーな感じです。

カオ・ラウ



null続いて香ばしいヤキトリ、海鮮風味の蒸しパンが出てきました。ヤキトリは野生シャモの様な濃厚な味ですが、あっさりとした蒸しパンとの相性がとても良い感じです。


ヤキトリと蒸しパン




null最後に海鮮スープに白飯が出てきて、お茶漬け風にサラサラ食べてみると、さっぱりとした味で、とても美味しいです~♪


スープと白飯


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null帰りがけに、この店の自慢の「福の神」にお参りしました。やはりベトナム料理といえども、中華料理の流れを感じ、今更ながら食文化の影響力を目の当たりにしました。ただし、中食の為に品数が少なかったので、ちょうど良い腹具合でした。

とても小さな福の神

それでは、次回V30は、昼の世界遺産、ホイアンの街並みをご紹介致します。ベトナムコーヒーも出てきて、かなり楽しい雰囲気です。乞うご期待!・・・(続)