2010-06-17

Hm62 初夏の北海道!道央の見どころ ◇ 花人街道237

道央の空知支庁管内の美瑛町から占冠村までつづく、国道237号線。この国道がなぜ花人街道と呼ばれるのだろうか・・・

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最新型の団体観光バス

上富良野町は北海道のほぼ中央部に位置し、大雪山国立公園に含まれる十勝岳連峰と裾野に広がる丘陵地帯が、雄大な自然と四季折々の魅力ある景観を創りだしているラベンダー発祥の町である。

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十勝連山を望む

6月初旬の日曜日ともなると、上富良野町にある花畑も色彩りが徐々に増して、初夏の気配が漂い始めていた。

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花の咲き始めた花畑

ここ「フラワーランドかみふらの」は上富良野町の高台にあり、景色と同時に四季折々の多種多様なお花を楽しむことが出来る。

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温室の中は花盛り

以前、春まだ浅い残雪の時期に訪れたこともあるが、温室の中はいつも花盛りであった。

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鉢植えの早咲きラベンダー

さて、「富良野」の語源はアイヌ語「フラヌイ」が「硫黄の臭気のある水が終始漂っているところ」を意味することにも、火山活動地帯であることが示されている。花人街道の近くには十勝岳温泉郷がある。

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プランターの花々

十勝岳温泉郷は、標高1,280mに位置する北海道一高い大自然の中の秘湯である。野趣あふれる露天風呂からは、昼は360度の展望が眼下に広がり、夜は空を見上げると幾千もの星たちに出会えるのだ。

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路地植えの花の蕾

路地植えの花々はまだまだ蕾だが、7月初旬ともなれば、百花繚乱ともなり、花人街道の名に恥じない花畑の連続が見られるようになる。

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鉢植えのラベンダーラインアップ

花人街道に咲く花々が、北海道を訪れる観光客の一人一人の心に安らぎと幸せをもたらすようにと願わずにはいられない、爽やかな初夏の午後であった。(続)

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2010-06-02

Bu21 ヨルダン・ネボ山 ◇“モーゼ終焉の地”原宗教体験

みなさんこんにちは。
毎度おなじみの「ぶんぶん亭」です。

6月になりました。札幌もいわ山麓には、初夏の太陽がひかり輝いております。初夏の気持ち良いこの季節には、懐かしいヨルダンの思い出話をしたくなりますね。

さて、今回のよもやま話は、ヨルダン・ネボ山「モーゼ終焉の地」での原宗教体験です。

ネボ山はアンマンの南西30キロほどの所にあり、空港からネボ山までは観光バスで1時間足らずの距離です。

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ヨハネ・パウロ2世の記念碑

ネボ山の教会入り口には最近できたばかりの記念碑があります。これは、西暦2000年にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が訪れた事を記念して建てられた記念碑です。

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モーセ記念教会

ヨハネ・パウロ2世の記念碑を通り過ぎ、まっすぐ歩いていくと、教会の裏手に出ます。4世紀頃に、この地に旧教会が建てられていたといいますが、現在ではフランチェスコ会によって運営されています。

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モーセ記念教会内部

このモーセを記念する教会は、4世紀から6世紀にできた教会跡にフランチェスコ会が1930年以降に新しく建てたものです。モーセはユダヤ教、キリスト教、イスラム教、原キリスト3宗教共通の聖人となっています。

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蛇と十字架

記念教会を出て、右手に曲がると、大きな十字架が立っています。おおきな蛇が十字架にぐるぐると巻き付いている様子を表しています。

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モーセ終焉の地・記念碑

その裏手の森の木陰の中に、モーセ終焉の地の記念碑があります。みなさんも、ヨルダン観光に行き、ネボ山に登ったならば、是非、モーゼの終焉の地の記念碑の写真を撮る事をお薦めいたします。

大昔に、流浪の民と共に流れ着き、終焉を迎えたモーセのように、時空を超え、分派した宗教をも超越した原宗教体験をしてみてはいかがでしょうか。

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ネボ山からの死海、ヨルダン渓谷の眺め

午後の陽ざしの中、荒野の果てのその先に死海を望む、ヨルダン渓谷の遥かな眺めです。めったに行けない中近東のヨルダン・ネボ山での荘厳な原宗教を感じる体験は、身が引き締まる思いです! (完)