2009-01-18

Ir2 ゴールウェイから † アラン諸島† へ

我々夫婦は、ダブリンを出発し、ニューグレンジ、タラの丘経由でアスローンに1泊しました。翌日、初期キリスト教の修道院遺跡のあるクロンマクノイズに立ち寄り後、アイルランドを一気に横断し、ケルト文化の色濃く残る島の西部の中心都市ゴールウェイに到着しました。

ご存じのようにゴールウェイは、その昔クロムウェルの率いる英国軍に徹底的に破壊された古くからある典型的なアイルランドの街です。時が流れ、アイルランドが独立し、近年の経済成長により、ゴールウェイはよみがえり、今や、世界から観光客が集まる活気溢れる新しい街になったのです。

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ゴールウェイのコリブ河畔

ゴールウェイのコリブ川沿いには大聖堂、聖ニコラス教会、スペイン門などがあります。我々夫婦は、街のあちこちを歩き回り、ケルト文化の雰囲気を味わうことにしました。

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ゴールウェイ大聖堂

次ぎに行ったのは、聖ニコラス教会です。我々夫婦は、その昔に札幌の聖ニコラス教会で結婚式をあげておりますので、とても親近感がありました。但し、ローマンカソリック、ロシア聖教会の宗派の違いはありますけれども・・・。

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ゴールウェイ聖ニコラス教会

その後、昼過ぎにロッサヴィール発のフェリーに乗り、アラン諸島の最大の島、イニシュモア島に向かいました。

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聖キーラン修道院

イニシュモア島のキルロナン村に隣接するフェリー港に到着し、ミニバスに乗り、ドン・エンガスの古代要塞、ナ・ショフト・ジャンピル等の史跡巡りや、チャンピル・バニンの美しい十字架を見て回りました。

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チャンピル・バニンの十字架

ミニバス出発の前に、もう一度ドン・エンガスの遺跡と荒涼とした風景を目に焼き付けます。おー寒い!7月上旬の夏だと言うのに海風が冷たいよね。

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ドン・エンガスの遺跡

フェリーの出航にあわせ港に戻る途中、ドン・エンガスの断崖に立ち寄り、断崖の下の海を見ました。ゲール語、英語で危険、注意とかかれている看板以外は何もありません。

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ドン・エンガスの断崖

なんの柵も防護壁もなく、なんと危険な観光地なのだろうと思いましたが、個人主義、西欧の世界では、自己責任で自分の身を守らなければなりません。

この後、フェリー港で船を待つ間に、余りにも寒いので、キルロナン村のお土産屋さんで、有名なアランセーターもどきの、アランベストを買い込みました。

これからゴールウェイに戻り、夕食を頂きますが、当然、シーフード料理を食べる予定です。中身はなんだろな、今からのお楽しみです。♪ (続)

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2009-01-09

Ir1 旅の始まりは・・・† ダブリン †

「アイルランドに行きたい!」とつれ合いが、ニッコリ話しかけてきた時からその旅が始まりました。

「いつもの、遠くへ行きたい病の再発かい?」と聞き返した私も、海外旅行は大好きですが、職場への長期休暇の請願とかなりの出費が脳裏をよぎります。

ただ、それにもましてアイルランドという懐かしい郷愁のような詩の響きが、
心の奥底から聞こえてきます。ふと、丸山薫さんの「汽車に乗って」という詩を思い出しました。

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汽車に乗って
アイルランドのようないなかへゆこう
ひとびとが祭りの日傘をくるくるまわし
日が照りながら雨のふる
アイルランドのようないなかへゆこう
車窓にうつったじぶんの顔を道づれにして
湖水をわたり
トンネルをくぐり
めずらしい少女や牛の歩いている
アイルランドのようないなかへゆこう

○●◇◆○●◇◆○●◇◆○●◇◆○●◇◆○●◇◆○●

中学校時代に国語の授業で習ったこの「日が照りながら雨のふるアイルランドのような田舎」の詩のフレーズが、今でも心の奥底に、海外旅行の淡いあこがれとして残っているような気がします。

「車窓にうつったじぶんの顔を道づれにして」の下りでは、もう郷愁で涙が溢れそうになりました。そうだ、アイルランドに行かねばならない。始まったばかりの青春に思い描いたあのアイルランドの風景を確認する必要があるのです。

そう思うと、何が何でもと思い詰め、なんと翌日には夏期休暇に年次有給休暇を加えて、当時の上司に12日間もの長期休暇を申請したのでした。

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ホテル「D」

決まれば素早い我々夫婦は、3週間後には、英国のロンドン経由でアイルランドのダブリンに飛んできました。今回は、割とまともにお金を払った所為か、初日に泊まったホテルは、かなり豪華な5☆ホテル「D」です。

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ホテル「D」2

昨晩は遅く、成田からロンドン経由でアイルランドに入国したので、今朝は余裕を持って起きました。朝食は7時から、バスの出発が9時です。まだ出発には1時間程余裕があったので、眠気覚ましに少し歩こうか、とホテルの庭を散歩しました。

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ホテル「D」の庭園

アイルランド旅行で、何が楽しみかというと、観光?グルメ?ギネス?音楽?リバーダンス?ショッピング?色々な楽しみ方はあります。まずは世界遺産の観光に出発!と言うことで、我々夫婦は観光バスに乗り込み、最初の目的地、ニューグレンジとタラの丘にむかいました。

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モナスターボイスのハイクロス

ニューグレンジに向かう途中に、ボイン川の古戦場を車窓から見ながら、モナスターボイスの教会跡に到着しました。30分のフリータイムが宣言されたので、我々夫婦はいつものように、二人でモナスターボイスの中をブラブラ歩き始めました。

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タラの丘

次ぎにタラの丘に到着すると、バスから降りてすぐに丘の中心に立つ石の横で記念写真を撮りました。ここが、その昔に先住民族を駆逐し、最初にケルト人が定住した場所と言われています。聖地として、今も全世界のケルト系アイルランド人の心の故郷と言われています。

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街角の猫

バスに戻る途中に、街角で白猫が私の足下に寄ってきました。世界各地の旅の途中に、猫にすり寄られたことが何度もあります。猫も猫好きがわかるのでしょうか?(続)

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