2011-02-18

Hm73 冬こそ北海道!道南の見どころ ◇ ハイライト周遊

世界的に有名なさっぽろ雪まつりは、毎年2月第2週の初めに始まる。この時期は首都圏、中京圏、近畿圏などの太平洋ベルト地帯から雪の祭典を見に来道する多数の観光客で、北海道内が活気づく。

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羊蹄山(えぞ富士)

例年、私も必ず団体添乗業務に駆り出され、老骨に鞭打ち、お客様の手助けをしている。しかし、この時期の北海道は、厳寒のピークでもあり、体力的にはかなり厳しい。

その日はさっぽろ雪まつりの4日目。私の添乗業務は2団体目の初日である。夕暮れ時になると雪が降り始め、午後7時を回ると気温が高い所為で、ぼたん雪がボタボタ降り続いていた。

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YOSAKOI連「新琴似天舞龍神」

札幌市大通公園のさっぽろテレビ塔に設置されたさっぽろ雪まつり「YOSAKOIソーラン特別会場」は、かなりの観光客でにぎわっていた。

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昭和新山(天然記念物)

翌日は2日目の中日、我々を乗せた団体観光バスは、札幌のホテルを出発し、小樽、京極を経て、洞爺湖畔で昼食を済ませ、昭和新山を観光した。

その後、我々のバスツァー一行は、大沼公園、駒ケ岳を仰ぎつつ、夕方には函館の街に到着した。

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函館ベイエリア・ライトアップ

午後5時過ぎには函館港に隣接した函館ベイエリアのライトアップを車層窓観光しながら、函館山のロープウェイに向かった。

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函館夜景

函館山からの夜景は、100万ドルともいわれているが、函館山の眼下に広がる街明かりは、いつ見ても世界一素晴らしい!の一言である。

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トラピスチヌ女子修道院

翌朝、3日目の最終日、我々は函館朝市を始め、金森倉庫群、明治館などのベイエリアを観光し、午後には、トラピスチヌ女子修道院に立ち寄り、五稜郭公園に向かった。

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五稜郭タワー

五稜郭タワーに登るとはるか津軽海峡から青森県の下北半島まで望める。眼下には五稜郭公園と復元されたばかりの旧箱館奉行所が見える。

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タワー展望台から五稜郭を俯瞰

バスガイドさんから箱館戦争の由来や、土方歳三の最後などの話を聞きながら、箱館奉行所の前でスナップ写真を撮り、ゆったりと五稜郭公園の散策を楽しんだ。

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旧箱館奉行所の復元

時間の経つのは早いもので、あっという間の3日間の道南観光旅行であったが、我々団体観光ツアー一行は無事、予定通りに函館空港の観光バス駐車場に到着した。

北海道の道南観光のハイライトは、羊蹄山、昭和新山、駒ケ岳、函館山などの山々の美しさである。

この貴重な観光資源が、春夏秋冬を通じ、立体的なパノラマの秀麗さを輝き続ける様にと願う、冬の夕暮れであった。(続)

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2011-02-15

Hm72 冬こそ北海道!◇ 62nd Sapporo Snow Festival !

第62回さっぽろ雪まつりは、2011年2月7日より2月13日までの7日間の開催である。

この冬の北海道を代表的するお祭りは、毎年2月上旬に札幌市内の「大通会場」「すすきの会場」、さらに近年、郊外の「つどーむ会場」が追加され、62年の長きに渡り、開催されている。

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さっぽろ雪まつり大雪像

さて、2月も上旬になると、例年は札幌市内の早朝の気温が、零下10℃を下回る様になり、街角の隅々までがキンキンに凍りつく。

今年は暖冬の影響であろうか、今日も零下3~5℃で暖かく、札幌大通り公園の雪像も緩んだ感じがする。

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観光王国宣言!北海道

今日は2月07日。久々に朝から晴れたり曇ったりの天気である。2,3日前までは、低気圧の通過で、全道的に雪が降ったり止んだりのぐずついた天気が続いていたが、ようやく太陽が顔を出した。

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北京天壇祈念殿

春夏秋冬を通じ、札幌市のナンバーワンの観光イベントは、1950年より始まった冬のさっぽろ雪まつりが世界的にも有名である。

この中国の北京天壇公園にある祈念殿もその関係での展示であろうか。

私はその頃に生まれたばかりの赤ん坊だったが、小学校に上がる数年後には、風の便りに北の街サッポロの大きな冬のお祭りの噂を聞いており、いつか大きくなったら見てみたいなぁと思っていた。

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大雪像サザエさん

このサザエさんファミリーの大雪像も子供のころから慣れ親しんだ「マンガの典型的日本標準家庭像」である。

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国際雪像コンクール

そんな思い出の中で、十数年前から始まった国際雪像コンクールが世界的にこのさっぽろ雪まつりをおおきく成長させた要因の一つと考えられる。

大通公園会場での国際色は、ここ数年は世界経済低迷の影響で下火になっているが、近い将来、世界的に景気が回復すれば良い方向に向かうと思いたい。

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市民参加小雪像

過去の歴史をひも解けば、さっぽろ雪まつりの始まりは市民、それも小学生の作った雪だるまがルーツとのことである。

62年間も続いたこの札幌市の冬のイベントも日本が平和だからこそできるお祭りであり、この懐かしさを感じさせる冬まつりを将来にわたり大切に続けていきたいものである。

冬の北海道観光が、各地の冬季イベント共に、いつまでも長く続くようにと願う、冬の日の昼下がりであった。(続)

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2011-02-14

Hm71 冬こそ北海道!◇ Sapporo White Illumination '11

さっぽろホワイトイルミネーションは、毎年11月中旬から2月中旬まで札幌市の大通公園、駅前通り、南一条通りにて、30年もの長きにわたり、開催され続けている冬のイベントである。

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昼の大通公園

11月も中旬になると、札幌市内の早朝の気温は、摂氏10度を下回る様になり、街角の隅々までがキッチリと冬冬冬!

遠くかすむ手稲山の端はすでに初雪が降り、札幌大通り公園にも、冬の気配が漂っている。

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大通公園会場中心部

今日は久々に朝からすっきりと晴れ渡る天気となった。2,3日前までは、低気圧の通過が長引き、北海道は全道で雪が降ったりやんだりのぐずついた天気が続いていた。

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不思議なオブジェ

札幌市の観光は、1950年より開会された冬のさっぽろ雪まつりと、春から秋にかけての札幌市時計台・大通公園・さっぽろテレビ塔などの観光スポット巡りが中心であった。

そのようなマンネリを払拭し、新しい札幌を世界に発信しつつ、さっぽろ雪まつりへと繋ぐための晩秋・初冬のイベントとして、30年前に企画され、実行委員会が立ち上がったのだ。

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大通りは準備中

私はその頃、某航空会社の札幌支店営業企画グループのアシスタントマネジャーで
あり、オール北海道の広告宣伝費を管理していた。

少ない予算の中で、冬の広告をどう展開しようかと悩んでいたところ、その実行委員会から、いきなり30万円の広告協賛金拠出を依頼された記憶がある。

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大通公園の噴水

そんな思い出の中で、大通公園に出向きこの写真を撮っている。昼の写真は、
いかにも味気のないものであるが、これが夜になり、電飾がともると見まがう
ほどの美しさに輝くのである。

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提供企業名看板

過去の歴史を彩る夜のホワイト・イルミネーションの数々

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30年間も続いたこの札幌市の冬のイベントも、若かりし頃の楽しい思い出であり、
この懐かしさを感じさせる昼と夜の電飾の祭りを後世に大切に残していきたいもの
である。

北海道・道央観光が、冬のイベント共に、いつまでも長く続くようにと願う、冬の日の
夕暮であった。(続)

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2011-02-14

Hm70 冬こそ北海道!道南の見どころ ◇ 函館元町3教会

2月中旬は北海道では激寒のピーク、真最中である。
夕暮れ時はまだまだ早く、午後4時をすぎるとほの暗くなる。函館市内の雪は、日中融けては夕方には凍り始め、元町界隈を歩く足元は滑りやすく危険が伴う。

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函館元町公園

その日、我々を乗せた団体観光バスツァーは3日目の最終日で、函館空港を出発するお客様をご案内し、最終観光地の函館元町公園に到着した。

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ハリストス・ロシア正教会遠景

話し上手なガイドさんに案内され、我々のツァー一行は、元町公園から基坂(もといざか)を経由し、八幡坂方面を歩き、さらに北海道函館西高校前を通り過ぎた。

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ハリストス・ロシア正教会近景

函館山の山麓に広がる元町界隈は、数多くの坂とともに、明治時代に建造されたロシア、フランス、イギリスの3つの教会や幾つかの領事館などが点在している。

喫茶店や、レストランもあり、異国情緒がたっぷり楽しめる典型的な観光エリアである。

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フランス・カトリック元町教会遠景

元町散策コースは、基(もとい)坂を登りきったところにある函館公会堂横から、函館山ロープウエイの山麓駅までの間である。

その路は石畳が敷き詰められ、ところどころに圧雪が残るものの、除雪が行き届き、観光客が歩きやすいように工夫されている。

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フランス・カトリック元町教会近景

ガイドさんから各教会の由来などの説明を聞きながら、その前で記念写真を撮ったり、若いお客様などは、寒い中ソフトクリームを食べながら、ゆったりと元町散策を楽しんだ。

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イギリス・ヨハネ国教会遠景

時間の経つのは早いもので、我々団体観光ツアー一行は約30分をかけ、程なく函館山の麓にあるロープウエイ山麓駅前の観光バス駐車場に到着した。

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イギリス・ヨハネ国教会近景

北海道の道南観光のハイライトは、函館山山麓の元町教会界隈の散策、そぞろ歩きがある。

この貴重な観光資源が、春夏秋冬を通じて、末長く存続するようにと願う、真冬の夕暮れであった。(続)

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