2008-02-17

ヴェネツィア☆ある建築家との再会


今回のヴェネィアでの時間は
ほんのわずかだった

舞台衣装の仕事をしているOさん
中世の税金の研究をしているYさん
チェンバロ奏者のYさん
ウォータフロントの研究で留学中の
大学院の後輩にあたるHさん

会いたい人が
ヴェネツィアにはたくさん居るのだけれど

今回の私の時間は
あまりにも限られていた



そんな中、貴重な時間を割いてまで
古い友人のラウラが会いに来てくれた

再会は実に10年ぶりである

ミラノのとある都市建築事務所で
一緒に仕事をした仲間

むしろプライベートで過ごした記憶のほうが
お互いの中に残っている

若くて一番つらい時期を共に乗り越えただけに
精神的なつながりが強い

逆境というのは不思議なもので
ゆるぎない友人関係をつくってくれたのだから
ありがたい



彼女はその後
ご主人とヴェネツィアに移り住み
大学院の博士課程をやりながら
建築の道をひた走った

コンペ(建築設計競技)もいくつか取って
活躍している

神戸の国際コンペでも一等になり
彼女とパートナーによる広場が実現している

そんなわけで何度か日本にも行っているし
日本人の仕事のやり方にもひどく感心している

今年はミラノの大学で
教鞭をとっているそうだ



社会的に認められるようになったことが
とても嬉しいし
友人として誇りに思う

でも私は彼女がただのラウラでもいい

建築家として成功していくから
彼女とつながっていたいと思うわけでもない

ただ彼女が好きなのだ☆



カンポ・サンタ・マルゲリータという
小広場のオープンカフェで
30分ほどすわって話をした後

彼女は駆け足で去っていった

風邪をこじらして寝込んでいるという
最愛の幼子のもとに・・・



↑ラウラと別れてから撮影 by Akiko Sugesawa



  * * *


オペラ鑑賞のSさんと
パリからイタリアへ入ったFさんが
偶然にも同じ日に帰国となった

        →Sさんからのお便りはこちら
        →Fさんからのお便りはこちら


3カ国周遊の卒業旅行のHさんは
パリからバルセロナに移って
ローマに入っている頃

楽しんでいるといいな♪



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categoryイタリア  time16:02  authorsugesawa 

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