« || 1 | 2 | 3 |...| 27 | 28 | 29 |...| 45 | 46 | 47 || »

2008-11-20

すれ違いの美学☆秋風のごとく


通りすがりの人から
気持ちの良いコメントをいただいた☆   →こちら

通りすがりの人ならば、私の前を通り過ぎて
きっとどこか遠くへ行ってしまったに違いない

だから、コメント返しは無用だろう

その人が見ないとわかっていながら書くのは
なんとも虚しい・・・★

この人の素晴らしさは
自分の境遇にまったく関係の無いところで
賛辞と謝礼のできるところである

そして、それをきちんと
残すところである

旅先で出会った人を
褒めるようなカッコ良さがある

「旅の恥は掻き捨て」とは
まったく正反対にある美徳である☆


新しいブログの記事は
日に何百人という人の目にさらされる

その誰もが通り過ぎていく

気に入ろうが、気に入るまいが
そ知らぬ顔である

知ってる人だろうがなかろうが
おかまいなしである

これがメディアというものか・・・!

まあ、そういう私も
テレビに出てる人に挨拶はしない(笑)

第一、私のブログの記事ときたら
やたらめったら長いし(笑)
多面性を持っているのでコメントしずらいと思う

どこに反応するかは読者によって
ちがってくるだろう

コメントは、ただ一点だけに
焦点を当てる行為である

ブログの構成は、記事とコメントから成る

最初からコメントを欲して書くならば
私とて、そういう記事を書くはずだ

そうしないということは要するに・・・

私は誰からもコメントを欲していないんじゃないか?!
という気が、近頃し始めている

自己分析ならぬ、「自己ブログ分析」である(笑)


受け取る人に自由に読んでもらえれば
それでいい

いやむしろ、そのほうがいい☆

ただ書いて、ここに置いていくことで
まっさらなままで
それぞれの人に向き合うのは素敵だ

しかしコメントは拒否しないでおこう
100%要らないなら
書き込みを禁止することもできる


つまり、あなたが今、読んでいるのは

何ともブログらしからぬものであり
かろうじてブログの形式を保っている

そういう文章なのだ

そこへコメントしてくる人は
まぎれもなく勇者である!

↑この言い方は正しいかどうかわからないが(笑)

「きっと、何にも言えないだろうなぁ・・・」
と思って書いている側からしたら
とんでもない予想外なのである

まず、その行為に賞賛を送りたい!☆


そして、この人には驚かされたのは
真にツボをつくコメントだったからである☆

この人はコーヒーを飲んだ後のように
リフレッシュしてくれたのだと思う

そもそも、それが街角のバールの役目である

私は、その感覚を
この記事の中に織り込んでみた

こちらの意図にストレートに反応してくれたのが
たまらなく嬉しい!☆


もしコメント返しをするとすれば
こんな感じだろう

また通りかかったら寄ってくださいね♪
バールのコーヒーみたいに
いつも同じ味は出せませんけど・・・☆

私はこの人と一緒に
コーヒーを飲みたい気分になった!

俄然(がぜん)、なった!



    * * *



さて、私はこの仕事をしていて
本当にいろんな人に出会う

より正確な表現でいえば
「メールでのコミュニケーションがある」

このブログで紹介される人はほんの一握りだし
実際に旅する人の他に
この「通りすがりの読者」さんのように
ただすれ違う人もたくさんいるのだ

そういう人たちからも
嬉しいメッセージをもらうことがある

決して日の目をみることのないだろう
それらの一部を以下に紹介しよう


◎初めてのイタリア旅行を考えるⅠさんから
このブログについてのコメント☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
菅澤様、こんばんわ。
ご紹介いただいたページを拝読させていただきました。  
とてもイタリア旅行に魂を込めている気がしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◎年配のお母様をイタリアにお連れしたい
ご夫妻Sさんから☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
菅澤彰子さん、はじめまして!
「母にささげる思い出の旅」で見積もり依頼したSです。
早々の暖かいメッセージメールありがとうございます。

実は、菅澤さんに謝らなくてはいけません。
結論から申し上げますと、諸般の事情で、
今回の旅行計画は無かったことにしてください。
申し訳ありません! m(_ _)m

今回の計画が実現できないことは、大変残念ではありますが、
もし、この計画が実現できていたなら
パック旅行では決して味わえない、きっと素敵なたびに
なったことだろうと思っています。
次回の旅行の再には、是非、菅澤さんにお願いしたいと思います。
ありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◎婚姻の周年記念に初めてのヨーロッパ旅行を
考えるOさんから☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お返事ありがとう!

前から日本とはまるで環境の違うヨーロッパ周辺を
旅行したいと考えていたのですが、
どのくらいの予算でいけるのか調べていないので
教えていただこうと見積もりしてもらいました。

実際はまだ具体的には計画していないのですが、
やはり8日以上の余裕がないともったいないですね。
しっかり休みを確保して改めてご相談させていただきます。
今回はありがとう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


これらのメッセージは
まるで、さわやかな風が吹くようだ

無機質な機械の画面に向かいながらも
ほっと一息つく、ヒューマンな瞬間である

さわやかな「朝」や「笑顔」を感じてしまうのが
現代の私たちなのではあるが

「さわやか」という日本語は
そもそも「秋」の季語である

秋風のごとく、すれ違った人びとへ
感謝の気持ちをこめて☆



null
by Akiko Sugesawa






>>他のイタリア関連記事を読む  >>メールを送る  >>著者プロフィール
authorsugesawa  linkLink  comment0 
categoryイタリア  time06:23

« || 1 | 2 | 3 |...| 27 | 28 | 29 |...| 45 | 46 | 47 || »