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2008-02-12

どうしてもオペラ☆本場イタリアで鑑賞したい


この週末はヴェネツィアへ向かった
Sさんの現地アテンドのためだ

彼女はプロのオペラ歌手を目指している


今回ご友人との旅行にあたって
当初、彼女はラ・フェニーチェ劇場での
オペラ鑑賞を望んでいた

ラ・フェニーチェは世界屈指の劇場
ここが焼失したときは世界中の多くの人が悲しんだ

そして多くの人の力によって
ラ・フェニーチェ(不死鳥)というその名のごとく
再び蘇ったのである


私はヴェネツィアに住んでいたこともあるし →こちら
劇場関係者がなぜか周りに多いし
クラッシック音楽の世界もある程度知っているし

彼女の企画を「ぜひ、やりたい」と思った

ウェブトラベルへの依頼に対して
私はすぐに彼女へメールを送ったが
返事はなかった・・・

それが、ずっと後になって
忘れた頃に返信のメールが届いたのである


この冬のナターレ(クリスマス)は5連休だった
その間に届いていた

よくよく話を聞いてみると
ヴェネツィアのラ・フェニーチェどころか

彼女の今回の旅程では
他の訪問地であるフィレンツェやローマでも
オペラが上演されていないらしいので
「物理的に困難」という

そして、最後の言葉が私の心に引っかかった

「折角声楽の勉強をしていたので
3都市の中であれば他の劇場でもと思ったのですが・・・・。」


そんなにも思い入れがあるのなら
なぜもっと早く
連絡をくれなかったのだろう?

でもそうだな・・・
旅行する人の立場にしてみたら
少しでも早く具体的なプランと
予算の目安が欲しいのだろう

挨拶だけする私のような人は
きっとこの業界では珍しい


年末の12月27日のことだった

翌日に7往復くらいの
メールのやりとりがあり

私はヴェネツィア近郊の劇場で
ヴェルディ G.Verdi のアイーダ Aida上演を
見つけることができた

残席はごくわずかだったが
幸い「0」ではなかった

12月28日16:31、イタリア時間
彼女へ旅行の提案を完了した

それを彼女は受け入れてくれた


そして、この日曜

彼女は伝統あるロヴィーゴの劇場で
オペラ鑑賞を果たしたのである

1948年10月18日には
かのマリア・カラス Maria Callasもまた
この劇場でアイーダを演じた

Sさんにもきっといつか
そんな日が来るのかも知れない☆


↑今回Sさんが鑑賞したオペラ
ロヴィーゴの劇場、アイーダ公演のパンフレット
Teatro Sociale di Rovigo 2008/02/10 16:00開演

ロヴィーゴの劇場は歴史が古く
192年目のシーズンだというから驚く

ロヴィーゴの音楽院には
世界中から音楽家の卵たちが集まっている


        →Sさんからのお便りはこちら


続き・・・

翌朝、トスカーナへの帰り道でのこと
ボローニャの駅のあたりで
ケータイが鳴った

パリにいたはずのFさんからだった

「ミラノに着きましたのでご挨拶を・・・」
元気そうな声が聞こえる

素敵なお客さまばかりで
涙が出そうになった☆


          →Fさんからのお便りはこちら




>>Sさんオペラ鑑賞の話の続きを読む >>メールを送る   続きがあります
authorsugesawa  linkLink  comment2 
categoryイタリア  time19:06

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