2008-10-20

スイス鉄道は3文字略語がお好き

この間航空会社や都市を表す2文字・3文字の略語の話をしたでしょ
ももたんの記事にコメントをしてくれた人の情報によると
アメリカは3文字略語がお好きらしい
  2008 10 16 業界用語は業界人同士で使う言葉だけど・・・

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
スイスの鉄道もアルファベットの略語で表記される
ツェントラル鉄道とユングフラウ鉄道は2文字の略語になるんだけど
あとは全部3文字なんじゃないかなぁ

スイスの鉄道が他の国と違うのは私鉄がとぉっても多いこと。
  国鉄に対する私鉄の割合が多いというだけじゃなくて、
  1つの鉄道会社が1つの路線しか営業していないことがほとんどで
  その上、そういう私鉄がわんさかあるんだ。

日本的に言うと
山手線と京浜東北線と中央線と東海道線と・・・・
これが全部別会社の線路になっている。状況を理解してもらえた?
  東京の例しか出せなくてゴメンネ 他の都市の列車はよくわからない
  ももたんは本物のテツ子ちゃんじゃないんで ^-^


すると私鉄の会社名=路線名となる
それがアルファベットの略字で表されているんだよ 
  日本のガイドブックを見ると
  日本語で ゴルナーグラート鉄道 って載っているけど
  スイスでは GGB しか書いてなかったりすると
  駅を目の前にしながら「ゴルナーグラート鉄道の駅はどこですか」なんて
  誰かに聞いてしまいそう ^0^

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ありがたいことにスイスの鉄道名は覚えやすい
行き先の町や山や、その地方の名前が会社名になっていて
その頭文字が略語になっている。
ゴルナーグラート鉄道はルナー ラート のGGだよ
最後の3文字目Bはドイツ語のBahn 線路、鉄道のことだから
(アウトバーンのバーンだね♪)
自分が行きたい場所さえしっかりわかっていれば
3文字略語もそれほど難しくない

日本人がよく乗る列車としては
ベルナーオーバーラント鉄道 BOB(インターラーケンからグリンデルワルト)
ウェンゲン鉄道 WAB(グリンデルワルトからクライネ・シャイデック)
ユングフラウ鉄道 JB(クライネシャイデックからユングフラウ・ヨッホ)
なんかがあるよ

nullちなみにスイス国鉄
(正式にはスイス連邦鉄道)にも
3文字略語があって
SBB CFF FFSなんだ

  駅やスイス列車の車体には
  この文字が書いてあるよ。



車体に黄色で
SBB CFF FFSと書いてあるんだけど、わかる?
「それって9文字じゃん」と思うでしょ
実は前から順番にドイツ語、フランス語、イタリア語での表記になっていて
意味はどれも スイス連邦鉄道
4つの言葉が公用語のスイスならではだねぇ
  2008 1 30 リクエストストップの駅
あれ、じゃあ4つ目は? と思うよね
4つ目の公用語ロマンシュ語では VFS と書くらしい
だけど公式には使用されていないんだって。

それと ももたんのお気に入りのグラウビュンデン州には
スイス国鉄がほとんど走っていなくて
レーティッシュ鉄道 Rhb という私鉄が州のほとんどを網羅している
  グラウビュンデン州がロマンシュ語を使う地域なので
  この州の国鉄の駅にもVFSの文字はないのかな?
  今度見てこよっと ^-^

世界遺産になったベルリナ線やアルブラ線は
このレーティッシュ鉄道の路線だよ
2008 7 24 サンモリッツにて(世界遺産なり立てホヤホヤのベルリナ線に乗った!) 
2008 7 30 スイスに世界遺産が増えました

氷河急行Glacier Expressは
レーティッシュ鉄道とマッターホルン・ゴッタルド鉄道 MGB の2つの私鉄の
相互乗り入れで走っている列車
マッターホルン・ゴッタルド鉄道は2003年に2つの会社が合併した私鉄だから
6年前までは3つの私鉄の相互乗り入れで
それが1つの氷河急行という列車になっていたんだよ

3つの会社の相互乗り入れは日本にもあるけれど
その3つを結ぶ特急列車が走っているのはあまりないかもね
  ちなみに羽田空港から成田空港を結ぶのは
  京浜急行、都営、京成電鉄の3つの会社の路線で
  エアポートエクスプレスという名前の直通特急列車が走っている

*************** **************** *************** *************** ****************
スイス鉄道の3文字略語なんて
覚えなくてもよいかもしれないけど
訪問する国のことをなんでもいいから知っていると
旅の楽しさが膨らむよ

ガイドブックを見たり、時刻表を調べたり、関連する本を読んでみたり。
事前に勉強することでこれから行こうとする国がわかる
勉強することで
日本といろいろなコトに違いがあることを理解できるんだよ
  事前勉強は旅の楽しさを膨らますだけじゃなくて、
  列車に乗る時に
  どうやって切符の買うかとか
  時刻表の見方はどうするのかとか
  何番線のホームから乗るかを調べるとか
  そういうプチトラブルを解決する能力になると思うんだ ^0^

旅行はね、行くと決めたときから始まっているんだよ
  もちろん、何を勉強するかはみんなのお好みでいいんだよ
  ももたんの趣味に合わせる必要はないからねぇ~
by ももたん

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アサリです。
スイスは私鉄が多いんですか。
そうすると鉄道会社の個性もあるのでしょうか。
例えば日本の私鉄のようなその会社独特のサービスとか、
その会社独特の車両とかあるのでしょうか。
同じ国鉄だと車両も、
サービスも似たりよったりになってしまいそうですね。

ただ登山鉄道なので、
景色が一番のサービスかもしれませんが。
category ももたん のブログ  time14:37  authoryanagawa 

Comments

アサリ さんのコメント:

こんにちは。
アサリです。
スイスは私鉄が多いんですか。
そうすると鉄道会社の個性もあるのでしょうか。
例えば日本の私鉄のようなその会社独特のサービスとか、
その会社独特の車両とかあるのでしょうか。
同じ国鉄だと車両も、
サービスも似たりよったりになってしまいそうですね。

ただ登山鉄道なので、
景色が一番のサービスかもしれませんが。
2008-10-20 time19:33

柳川 ともみ さんのコメント:

アサリさん こんにちわ
私鉄独自のサービスについてはももたんもよくわかんないけど
車両は国鉄だろうが私鉄だろうがあまり大差がないんだ

ブログに乗せた写真の列車はロカルノで撮った国鉄の車両で緑色だけど
この色はももたんにとって
「お初にお目にかかります」って色でびっくりしたんだよ。

というのはスイスの列車のほとんどは赤
氷河急行の赤い列車が緑の中を走る写真を見て
「アレが氷河急行かぁ~」と思っていると
ぜんぜん別の線を走るローカル線も
同じような列車が走っていたりする

これも日本的に解説すると
中央線がオレンジ、総武線が黄色、山手線が緑、みたいに
車体の色が違っていて
一目で自分の乗る列車がわかるようなシステムにはなっていない。
新幹線も在来線も同じような色と形なんだよ

もちろん私鉄はそれぞれの個性ある車体のこともあるし
SLを走らせている私鉄もある

日本のJRを載り放題になるような鉄道パスは
ヨーロッパのほとんどの国にもあって
普通は国鉄(または国鉄が民営化された鉄道)しか乗れないんだけど
スイスは特別で
国鉄も私鉄もそのスイスパスで乗り降りができるっていう仕組みもあるんだよ

ただ、登山列車などはほとんど割引をしてもらえるだけで
フリーパスではないんだけど・・
by ももたん
2008-10-21 time09:21