2020-08-31
~歴史好きのあなたに~ 飛鳥・平安・安土桃山時代まで古都満喫プラン
午前:各地~奈良へ(空路の場合は関西or伊丹空港からバス/新幹線なら京都で乗り換えが便利)
午後:まずはホテルに荷物を預けて、奈良市内の王道コースを「大人の修学旅行」気分で歩いてみましょう。
東大寺、春日大社、興福寺など奈良公園エリア&細い路地が入り組む、懐かしいたたずまいの「ならまち」を散策。
お泊まりは、酒造りを行なっていた古民家をリノベーションした「NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち」
世界初の日本酒をテーマにしたホテルです。伝統的な趣を残しつつ、快適な水まわりや上質なベッドで、ゆったりとした滞在を。
【2日目:日曜日】 奈良 → 大津 泊
今日は心のおもむくまま、いにしえの世界にひたりましょう。
<モデルコース>
*古墳や古寺社が点在する、史書に残る日本最古の道「山の辺(やまのべ)の道」を歩いて、古代ロマンをたっぷり感じる
*聖徳太子ゆかりの地「斑鳩(いかるが)」にある世界最古の木造建築・法隆寺。飛鳥時代を思いつつ、のどかな里を散策
*奈良時代の都・平城京。世界遺産の平城宮跡に復元された朱雀門(正門)や大極殿をめぐり、広大な歴史公園でのんびりと
*唐の高僧・鑑真が創建した唐招提寺や、薬師寺など西ノ京エリアの世界遺産をじっくり見てまわる
*筒井順慶が築城し、豊臣秀吉の弟・秀長が改修・完成させた大和郡山(やまとこおりやま)の城下町をぶらり
…などなど、奈良県観光公式サイト「なら旅ネット」のモデルコースは、エリア別・テーマ別に充実の33プラン!
夕方、1週間の滞在拠点である大津へ。奈良から京都で乗り換え、JR利用で1時間10分ほどです。
【3~7日目:月~金曜日】 大津 泊
白村江の戦いの後、667年に中大兄皇子が飛鳥から近江へと遷都した大津京。翌年には天智天皇としてこの地で即位します。そんな大津は、実はJRの京都駅から2駅・9分と、至近といってもよいほどの立地。琵琶湖のほとりに位置し、東海道や中山道が通る、古くから栄えてきた交通の要衝でもあります。観光客であふれ返ることもなく、落ち着いた町でありながら、滋賀県の県庁所在地なので普段の買い物や食事など、生活するには便利。平日の日中は仕事に集中して(誘惑が多過ぎず)、ほどよく息抜きの散歩ができるこんな町がワーケーションには、ぴったりです。
ビジネスホテルの少し広めのお部屋や、リゾートホテルも良いのですが、やはり歴史好きにはココがイチ押し!と思われるのが、『街に泊まって、食べて、飲んで、買って』をコンセプトとし、町家をリノベーションした〝日本初の商店街ホテル“ である「HOTEL 講 大津百町」
昔ながらの商店街や、旧東海道の街並みにも馴染んだ、築100年以上の古い町家でありながら、快適性を重視するだけでなく、アルネ・ヤコブセンやフィン・ユールなどの北欧家具を配したデザイン性に富むくつろげる空間で、もちろんWi-Fi完備。静かでこぢんまりした「こういうオフィスで仕事がしたい!」と思えるお部屋や、キッチン付きで自宅のように「暮らす」ことのできる別棟の一棟貸しもあります。
(朝のさんぽ&仕事を終えての「ゆるり」タイム)
朝は少し早起きして、静かな湖畔をジョギングしたり、壬申の乱にまで遡る歴史をもつ古刹、天台寺門宗の総本山・三井寺(園城寺)の境内をさんぽしたり。昭和50年代から続く、懐かしい雰囲気の喫茶店でモーニングを楽しんでから、さて仕事を始めましょうか。
東海道五十三次で最も賑わった宿場町でもあった大津は、隠れた名店の宝庫でもあります。「HOTEL 講 大津百町」では、レセプションのコンシェルジュが町のおすすめスポットや飲食店を教えてくれるだけでなく、スタッフが一緒に商店街を歩いて案内してくれる【商店街ガイドツアー】が毎日(16:00~)無料開催されています。
顔なじみになったお店でお惣菜を買って、お部屋でランチを済ませたら、もうひと仕事。
夜は、地元のお店で……なんて、いいですね。近江牛が有名ですが、湖の幸も捨てがたい。滋賀県は、日本酒も美味しいところ。お風呂上がりは、関西らしい押し寿司や、江戸時代から続く老舗のお漬物をつまみに、キュッと一杯というのも、たまりません。
また「HOTEL 講 大津百町」でうれしいのは、レセプションのある「近江屋」と、すぐ近くの「茶屋」の宿泊者専用ラウンジでコーヒーやハーブティー、手作りクッキーなどを無料でいただけること。仕事の合間に一息入れるのに重宝しそう♪ アペリティフタイム(18:00~19:00頃)には、アルコールもお目見えするという「至れり尽くせり度」がすごい……。
仕事をしながらの1週間が、あっという間に過ぎてしまいそうです。
【8日目:土曜日】 大津 → 京都 泊
「HOTEL 講 大津百町」では、事前に予約をすれば、うなぎ茶漬けをメインにした近江の幸を味わえる朝食がいただけます。休日の朝をゆっくり楽しんでから、さあ出かけましょう。
「暮らした」お宿をチェックアウトして、すぐに京都へ向かってもよいのですが、せっかくなので寄り道&観光を。なにせ、京都へは10分弱。急ぐことはありません。
<おすすめプラン>
*比叡山延暦寺&門前町・坂本の街並み
*日本100名城・彦根城(国宝)
*近江八幡の城下町&水郷めぐり
*旧東海道の宿場探訪・草津宿、石部宿、水口宿、土山宿など
*紫式部ゆかりの「石山寺」~日本書紀にも記される「瀬田の唐橋」~膳所(ぜぜ)城跡&土塀の家並み~木曾義仲が眠る「義仲寺」
夕方、京都へ。
※あるいは、上記から2つチョイスして、大津(or 琵琶湖の他エリア)にもう1泊するプランもOK
【9日目:日曜日】 京都 → 帰途へ
794年に平安京に都がおかれてから、千二百年あまりの歴史が詰まっている京都は、とても一日で見尽くせる町ではありません。まずは季節によって、奈良や大津で訪れた場所にゆかりのある人物や、時代の流れに沿ってテーマを決めて、「今回」訪れたいスポットを絞り、気持ちにゆとりをもって、旅の余韻を楽しみましょう。
たとえば……
*歴代天皇の住まいであった京都御所
*菅原道真に願いをかけるならば、北野天満宮
*藤原道長・頼通の栄華、宇治・平等院
*牛若丸(源義経)伝説が残る京都の奥座敷・鞍馬
*足利将軍の金閣寺または銀閣寺
*徳川家康が築き、慶喜が大政奉還を表明した二条城
*新選組ゆかりの地巡り
*幕末にまつわる史跡と名酒の伏見エリア
また、観光シーズンをはずせば、大原や嵐山へ……というのも、よいかもしれません。
午後~夕方:新幹線で各地へ/空路の場合は伊丹or関西空港から
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