2020-01-10

エクアドルの温泉郷 バーニョス・デ・アグア・サンタ

エクアドルのバーニョス・デ・アグア・サンタ(通称バーニョス)は、
国内ではよく知られた温泉地です。
首都キトからは車で約3時間ほど、
車窓にトゥングラワ火山が見えてくると、バーニョスは近いです。

町はパスタサ川に沿ってあり、周りは山に囲まれています。
町を歩くと、公衆浴場から湯気が上がっているのが目に入りました。
公衆浴場テルマス・デ・ラ・ビルヘンは町の中心から近く、
夜でも大勢で賑わっています。
お湯は硫黄分を含んだ褐色。
あたりには硫黄のにおいが立ち込め、いかにも温泉らしい雰囲気です。
温泉の横には長い滝があり、入浴しながら眺められます。

翌日、町から車で約10分のところにある浴場、エル・サラドを訪れました。
すぐ横を川が流れ、訪れたのは昼間ですが、
先のテルマス・デ・ラ・ビルヘンよりはこじんまりとしていて、空いていました。

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エル・サラド

ここは温度が違うプールがいくつかあり、好みに応じて選べます。
一番熱いプールはかなり熱く、時々上がって休憩しないと、
すぐのぼせてしまうほど。
一方、ぬるめのプールは適温で、何時間でも入っていられるくらいです。
もっとぬるいプールもありますが、そちらはちょっと寒いくらい。
ここもお湯は硫黄系の褐色で、効能書きはないので良くわかりませんが、
なんだか体によさそうです。

基本的に露天(オープンエア)ですが、一番熱いプールだけ屋根がついています。
施設は全体的に清潔で、気持ちの良い温泉です。
水着と帽子着用で、男女混浴です。

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入浴しながら人々を観察して感じたのは、
みんなとても楽しそうに、長時間、入浴するということです。
日本では、温泉ではゆっくり静かに体を温め、体を清めるというイメージだと思いますが、
ここエクアドルでは、みんなでわいわいおしゃべりしたり、
楽しいレジャーという雰囲気です。
男女が分かれておらず、家族やカップルが一緒ですから、
もしかするとプールに遊びに来ている感覚に近いのかもしれません。

町には公衆浴場以外にもスパがいくつかあり、
スパ付きのホテルや、マッサージ屋さんも多いです。
泊まったホテルにはスチームバスとマッサージもあり、これもまた幸せでした。
旅の疲れを癒せるバーニョス、またいつか帰りたい町です。
categoryGeneral  time07:02  authorbwt00016 

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