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2006-05-01

ハワイ島でレンタカーを借りる by tetsushi

ハワイ島 マウナケア
◆標高4205mのマウナケアが雲の上から顔を出して私達を迎えてくれた。

小雨降りしきる中、ヒロ空港に到着した。
「ハワイ島では毎日どこかで、雨が降っているんだ」とあらかじめ予約して
おいた先のレンタカーオフィスのスタッフが言っていた。

予算の都合上、車種をコンパクト車にしたのが失敗。
大人4人、大型スーツケース2個、小型キャリーケース2個は、
どう押込んでも(実際には押込む前から判断できた)車体に収まりきらない。

洗車を終えて、駐車場でピカピカに光っている銀色の車(車種は忘れた)に、
(絶対に無理だと分かっていながら)荷物をタテヨコナナメとはめ込んでみる。
外観はコンパクト車にしては大きく見えるのだが、どうしても入らない。
同乗者のひざの上にキャリーケースを載せれば何とか入るが、
これからコナの方まで向かおうというのに、そりゃあないだろう。
途中で運転を代われ、と言われても代役は困る(私は運転役である)。

どうあがいてみてもコンパクト車では無理があると思い、
渋々ながら(全くせこい話だが)少々値の張るスタンダード車へ変更をお願い
してみたところ、この日はフルブックで代替が利かないらしい。

日陰のベンチで退屈そうに待っている同乗者達の冷たい視線を横目使いに、
私は汗だくになりながら(これは冷や汗)収集の付かないテトリスに挑戦して
いたところ、スタッフから「1台、車が返却されるので、それにトライしてみ
たら?」と声がかかった。
車種を確認すると、コンパクト車だそうだ。
「だから~、コンパクト車は無理でしょうが」と尋ねると、
「今度の車の内部は広いので、多分大丈夫じゃないかしら」と返って来た。

この「大丈夫」という言葉、オーストラリアだと素直には信じてはいけないが、
同じようにのんびりしているとはいえ、ここハワイ島はアメリカ合衆国なのだ。
この言葉を信じようと期待を寄せることにした。

30分後、某○○製(実は覚えていない)の真っ赤な車が到着。
外観を見る限りは、先の車より幾分小さく見えたが、トランクの形が横に広く、
スタッフの言葉通り、何とか荷物を収めることが出来た。
手続きやら洗車やらで、更に30分かかったが、何はともあれほっとした。

本来、ハワイにおけるコンパクト車の積載範囲は、大人2人、子供2人に、
大型スーツケース1個、小型スーツケース2個ということになっているのだが、
これはあくまでも目安で、車種によってはドア数も内装の形も違うので、
実際のところ容量オーバーでも案外うまく収まったりする。

行けば何とかなる、と、私には、ちょっとしたことをケチるクセがあるので、
いつも妻には「また、せこいことしたなー!」とよく怒鳴られる。
こういう場合の成功(と言うか幸運)と失敗は、ルーレットのアウトサイド・
ベットと同じでだいたい半々の割合だ。
今回も車代を安く上げた代わりに、時間をロスすることになってしまったが、
まあ、終わりよければ全てよしと言うことだ。

ハワイ島 ジャカランダ
◆島のあちこちでジャカランダが咲いており、まるでオーストラリアのよう。
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