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2006-05-11

カメハメハ大王の小さな家 by tetsushi

ハワイ島 コナ カメハメハ大王
◆昔の入り江とアフエナ・ヘイアウ(←真ん中奥の家)   ↑K氏

コナでは、キングカメハメハコナビーチホテルに宿を取った。
ホテルにはカメハメハ大王の肖像画や大王にまつわる歴史画が飾ってある。
カメハメハ大王は、ホテルの南側にある小さな入り江で晩年を過ごしたと言う。
今でも草葺の家、兼、神殿「アフエナ・ヘイアウ」がそこに建っている。
「ヘイアウ」とは神殿を意味する。
神殿というと、私のなけなしの知識からは、古代ギリシャのパルテノン神殿
くらいしか思い浮かばないのだが、それと比べると、随分と質素なものだ。

これは、西欧とハワイで神に対する考え方の違いがあるからではないだろうか。
西欧での神は人間を超越した力を持つ存在で、万物を司っている者であると
されているが、ハワイでの神は「気」のような存在であると言えるだろう。
(オーストラリアのアボリジニが、精霊を崇めることに等しいと思う。)
ガイドブックに、訳されていた「神殿」というのが、どこか無理があるのだ。
(アボリジニの聖地エアーズロックを神殿と呼ぶようなものだと思う。)
翻訳には、どう転ばせてもピッタリと訳すことのできない言葉があるのは、
これは仕方のないことである。

神殿はさておき、「大王の家」でもあったわけだが、それにしては小さいなぁ。

ハワイ島 コナ カメハメハ大王
◆現在の入り江とアフエナ・ヘイアウ
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