2012-09-01

特急イタロ ~イタリア第二新幹線~

西日の強い晩夏の夕方、イタリア第2新幹線
「ITALO(イタロ)」に初乗車しました。
ナポリからフィレンツェまで、約2時間半の旅です。



2012年夏現在、イタロが運行されているのは、
トリノ~ミラノ~ボローニャ~フィレンツェ~ローマ~ナポリ
~サレルノと、ボローニャから派生するヴェネツィア~
パドヴァ間(ただし、ミラノやローマでは中央駅、
テルミニ駅に停車しないので要注意)となっています。

◆駅構内のイタロスペース
各停車駅構内には、「カーザイタロ」という名の
利用者専用ルームがあります。
係員は発着時間をはじめとするインフォメーションを提供し、
列車の到着/出発ホームが判明次第、乗客へアナウンス
します。



◆車体
スマートでエレガントな雰囲気の赤と黒のツートンカラー。
跳躍するうさぎがトレードマークです。



◆料金
イタリア国鉄特急ユーロスターと同様に、
様々な料金カテゴリーや割引カテゴリーがあります。
変更や払戻不可という条件でもOKであれば、席数限定の
特別料金の切符をゲットできる可能性も。
ちなみに今回、乗車日6日前の予約でしたが、
その時点で最安値を選んだら、
なぜか1等席(Prima)の利用となりました。

◆シート、車内サービス
1等座席は、横に1-2の配列で、柔らかな革張りシート。
1等では、毎区間にドリンクとスナックのサービスあり。
(毎区間=ナポリからフィレンツェまでの乗車の場合、
ナポリ~ローマ間とローマ~フィレンツェ間の2回、
各区間ごとに1回づつのサービスあり)



また、あのEatalyとのコラボレーションの下、
オンラインでチケットを予約する際にオーダーすれば、
イタロボックス/イタロスナックと呼ばれるランチボックスを
楽しむこともできます
(コレは次回、ぜひトライしてみたい!と思っています)。

1等、2等を問わず、車内はWIFIフリースペースです。
さらに、1等の1車両を「カロッツァ・リラックス」とし、
携帯電話の使用を禁じています。これは、一般的に、
車内で延々とおしゃべりすることや携帯電話で通話し続ける
ことを好むイタリア人の国民性を考えると、かなり画期的
な試みであるという印象です。
また、2等には「カロッツァ・チネマ」を1両用意、
退屈な移動のひと時を映画タイムとして楽しんでもらおうという趣向。

率直な感想として、
ローコストの予約枠に空席があったら、再び利用してみたい
と思います(例外としてローマ乗下車は、中心地への
アクセスがやや面倒なのでNG)!

駅のスタッフ、車内のスタッフとも、年齢層若く、
爽やかで心地よい接客態度でした。
そして、レザーシートの1等席は座り心地抜群でした!

特急イタロ www.italotreno.it