Jump to navigation
2006-01-20
TARVISIO(タルヴィジオ)で迎えた新年
2005~2006年の年末年始は、TARVISIOという、フリウリ(ベネツィア・ジュリア)州にあるオーストリアとの国境の街に小旅行に行ってきました。ベネツィアの近くのトレヴィーゾではありません。イタリアの国の地図で言うと、足の付け根の部分の右端あたりにある街で、街の中心からオーストリアの国境までは、車で10分もかからないところに位置する、雪深いスキーリゾートである。今年の冬は、イタリアはあちこちで11月から雪が降り、ボローニャにも何回か雪が降ったので、一体スキーもしないのに(スキーが目的で行ったわけではないのだ)なんでまたそんな街に・・・と聞かれたものだが、行ったところがないところにお誘いがかかると、そこがどんなところか知らない所でも、ホイホイ着いて行ってしまう私なので、「TARVISIOに行ってみない?美味しい白ワインやグラッパもあるわよ。」と誘われた時には、そこがどことも知らずに、間髪いれず、「SI!」(ハイ!)と返事をしておりました。もちろん、ワインやグラッパだけでつられたわけではありません!もちろんそれもあったけど・・・(笑)イタリアに住んでいるといっても、当然まだまだ行っていない所は、五万とあるのだ!行けるチャンスがあるときは、行かなきゃね♪
そして、TARVISIO!これが、とっても素敵な街だった。とても小さな街だが、リゾート地らしく、様々なお店、レストラン、バールがきれいなクリスマスシーズン用の飾り付けで(イタリアでは、1月6日頃まではクリスマスのデコレーションが飾られている)見る目も楽しませてくれ、街の中心広場も決して広くはないが、大きなクリスマスツリー、そして小さなスケートリンクが設置され、そこでは子供たちが歓声をあげている。
そして、なによりその雪景色の美しいこと!雪景色を前提にして、街が作られているのではないかと錯覚するほど、雪の風景が街にあっている。きっと夏も美しいのだろうけど、やっぱり雪がこの街の美しさを引き立たせているような感じだ。
街外れの湖があるところも訪れたが、とにかく、イタリアンブルーの空と、雪景色の銀世界がマッチして、どんなに寒くても、(マイナス15℃まで下がった。)見惚れて、しばしばその景色の前で立ち尽くしてしまった。
そして、その寒さの中で立ち寄った、全面が凍っている湖のほとりにある、「エーデルワイス」という名のレストランのお料理は忘れられない!!そこで食べたサルシッチャ(イタリアン超荒挽ソーセージ)とネギのラザーニャの美味しかったこと!!ラザーニャといっても、トマトソースベースではなく、ベシャメルソース(ホワイトソース)がベースで、一皿きっと1000カロリーはするだろうと思われるものだったが、窓から湖面がキラキラと反射する景色を見ながら、暖かいレストランで食べたその一皿は、体はもちろん、心も本当に温かくしてくれて、きりりと冷えた地元の白ワインと一緒に食べたら、1年間の疲れも吹き飛ぶほどの美味しさであった。
そのお料理を是非写真に取りたかったのだが、そのレストランの外観を撮ったすぐあと、なんとあまりの寒さに、カメラが動かなくなってしまって、その後は写真を全然撮れなかった。うーん残念。そんなことが起こるとは全然知らなかったが、あまりに寒いと、カメラが動かないことはよくあるそうである。その証拠に、ステイ先に帰ってきたら、また何事も無かったように使えるようになった。極寒冷地では、カメラ要注意!
夕方には、TARVISIOのスキー学校の生徒&先生が、スキー場のゲレンデを利用して、松明をもって滑ってくるというイベントをしてくれ、とてもアットホームな催し物に心が和んだ。
新年のカウントダウンには、街の中心広場に集まって、持参したシャンパンを、友人達と回し飲みしながら、そこに集まっていた見ず知らずの人たちと、なぜか大いに盛り上がった。こういう時って、なぜか不思議な一体感が生まれるものである。
そして、車で10分も行けばそこは、オーストリアとの国境。今では、もちろん税関などもないが、「はい、ここからオーストリア!」って感じで、旧税関のゲートは残っている。景色もなーんにも変わらない道つづきなのに、いきなりすべての標識、看板などが、イタリア語からドイツ語に変わっていて、ちょっとびっくり。日本人って、海外に行くには、必ず海を越え、飛行機などにのっていくから気分も盛り上がるけど、こう簡単に「はい、オーストリア!」って言われても実感がわかないなーと思ったりもしたけど、訪れたVillachという街に入ったところで、横断歩道を渡ろうとすると、スーッと車が止まってくれる光景を見て、「おー、さすがオーストリア、イタリアじゃありえない!」とイタリア人も感激していた。(イタリア以外では、当ったり前だってば!)と思いつつ、イタリア人の友人のために、一緒になって、「おー、すごい」なんて言ってあげたけど。(笑)でも、さすがに街を歩き出すと、そこはオーストリアの街!建物の雰囲気も違うし、売っているドルチェの種類も違うし、クリスマスマーケットもやっていて、暖かいホットワインを飲み歩きしたりして、とても楽しく過ごした。国境の街だと、ひょいっと外国にも行ける、こんな体験もできて楽しい。
そんなこんなで、冬ならではの雪景色やイベントを大いに楽しみ、食べまくり、飲みまくりの3泊4日でした。全然有名な所じゃないけど・・とても素敵な街として印象に残った。こんなにいい所が、こんなところに隠れていたのね!って感じでした。
TARVISIO、ありがとう!いつか、日本のお客様を送るからね、そのときはよろしく!
TARVISIOにご興味のある方は、是非小関まで!(笑)
そして、TARVISIO!これが、とっても素敵な街だった。とても小さな街だが、リゾート地らしく、様々なお店、レストラン、バールがきれいなクリスマスシーズン用の飾り付けで(イタリアでは、1月6日頃まではクリスマスのデコレーションが飾られている)見る目も楽しませてくれ、街の中心広場も決して広くはないが、大きなクリスマスツリー、そして小さなスケートリンクが設置され、そこでは子供たちが歓声をあげている。
そして、なによりその雪景色の美しいこと!雪景色を前提にして、街が作られているのではないかと錯覚するほど、雪の風景が街にあっている。きっと夏も美しいのだろうけど、やっぱり雪がこの街の美しさを引き立たせているような感じだ。
街外れの湖があるところも訪れたが、とにかく、イタリアンブルーの空と、雪景色の銀世界がマッチして、どんなに寒くても、(マイナス15℃まで下がった。)見惚れて、しばしばその景色の前で立ち尽くしてしまった。
そして、その寒さの中で立ち寄った、全面が凍っている湖のほとりにある、「エーデルワイス」という名のレストランのお料理は忘れられない!!そこで食べたサルシッチャ(イタリアン超荒挽ソーセージ)とネギのラザーニャの美味しかったこと!!ラザーニャといっても、トマトソースベースではなく、ベシャメルソース(ホワイトソース)がベースで、一皿きっと1000カロリーはするだろうと思われるものだったが、窓から湖面がキラキラと反射する景色を見ながら、暖かいレストランで食べたその一皿は、体はもちろん、心も本当に温かくしてくれて、きりりと冷えた地元の白ワインと一緒に食べたら、1年間の疲れも吹き飛ぶほどの美味しさであった。
そのお料理を是非写真に取りたかったのだが、そのレストランの外観を撮ったすぐあと、なんとあまりの寒さに、カメラが動かなくなってしまって、その後は写真を全然撮れなかった。うーん残念。そんなことが起こるとは全然知らなかったが、あまりに寒いと、カメラが動かないことはよくあるそうである。その証拠に、ステイ先に帰ってきたら、また何事も無かったように使えるようになった。極寒冷地では、カメラ要注意!
夕方には、TARVISIOのスキー学校の生徒&先生が、スキー場のゲレンデを利用して、松明をもって滑ってくるというイベントをしてくれ、とてもアットホームな催し物に心が和んだ。
新年のカウントダウンには、街の中心広場に集まって、持参したシャンパンを、友人達と回し飲みしながら、そこに集まっていた見ず知らずの人たちと、なぜか大いに盛り上がった。こういう時って、なぜか不思議な一体感が生まれるものである。
そして、車で10分も行けばそこは、オーストリアとの国境。今では、もちろん税関などもないが、「はい、ここからオーストリア!」って感じで、旧税関のゲートは残っている。景色もなーんにも変わらない道つづきなのに、いきなりすべての標識、看板などが、イタリア語からドイツ語に変わっていて、ちょっとびっくり。日本人って、海外に行くには、必ず海を越え、飛行機などにのっていくから気分も盛り上がるけど、こう簡単に「はい、オーストリア!」って言われても実感がわかないなーと思ったりもしたけど、訪れたVillachという街に入ったところで、横断歩道を渡ろうとすると、スーッと車が止まってくれる光景を見て、「おー、さすがオーストリア、イタリアじゃありえない!」とイタリア人も感激していた。(イタリア以外では、当ったり前だってば!)と思いつつ、イタリア人の友人のために、一緒になって、「おー、すごい」なんて言ってあげたけど。(笑)でも、さすがに街を歩き出すと、そこはオーストリアの街!建物の雰囲気も違うし、売っているドルチェの種類も違うし、クリスマスマーケットもやっていて、暖かいホットワインを飲み歩きしたりして、とても楽しく過ごした。国境の街だと、ひょいっと外国にも行ける、こんな体験もできて楽しい。
そんなこんなで、冬ならではの雪景色やイベントを大いに楽しみ、食べまくり、飲みまくりの3泊4日でした。全然有名な所じゃないけど・・とても素敵な街として印象に残った。こんなにいい所が、こんなところに隠れていたのね!って感じでした。
TARVISIO、ありがとう!いつか、日本のお客様を送るからね、そのときはよろしく!
TARVISIOにご興味のある方は、是非小関まで!(笑)
イタリアでの休日の過ごし方
01:06
koseki
Comments
コメントはまだありません。