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2005-11-14

台湾の景勝地を巡る!レオの1人旅日記♪~Part 3~

3日目 2005年11月3日

台湾旅行3日目の朝である。
今日は、阿里山のご来光を見るため4:00に起床した。
日本でも毎朝5時に起床しているレオにとっては、4時起きといっても大して苦にならない。それは、台湾と日本は1時間時差がある関係で、日本時間では5時ということなのである。

ご来光見物は、阿里山観光の最大のハイライトである。
ご来光を見るには、阿里山駅から登山鉄道に乗車し、祝山駅を目指す。
昨日、ホテルチェックインの際に、明朝の日の出の時間を確認すると、6:31ということであった。
阿里山から祝山駅までの登山鉄道は、毎朝、日の出の時間に合わせて運行をしているので、毎日始発便の時間が異なるのである。
そのため、必ず、前日にホテルで明日の始発便の時間を確認しておかなければならないのである。
明日の始発便は、阿里山駅を5:20に出発するということである。
阿里山にあるいずれのホテルも、宿泊客がご来光見物に行くことは、わかっているので、モーニングコールの時間もホテル側が設定をしてくれる。
モーニングコールは4:30ということであったので、レオはモーニングコールより一足先に起床したということであった。

ホテルを5時に出発し、阿里山駅へと向かった。
まだ日の出前なので、辺りは真っ暗である。
空を見上げると、オリオン座が美しく輝いている。
海抜2000m超の山にいるので、さぞかし気温が低いかと思われるが、それでも温帯地域なので、早朝の気温は7~8℃位ではないだろうか。
しかし、防寒着は必携である。

5:10に駅に到着し、祝山までの切符を買った。
(阿里山→祝山 片道 大人1名 TWD100)
次第に、駅に人が集まってきた。
列車が駅に到着すると、乗客は次々と列車に乗り込み、予定より5分ほど遅れて
5:25に列車は阿里山駅を出発した。

阿里山駅から祝山駅までは、列車で約20分ほどである。
列車が出発し、しばらくすると周囲が明るくなってきた。
「ひよっとして、祝山に到着する前に日の出にならない?」
と少々心配をしたレオであったが、そんな心配は無用であった。

5:45頃、祝山駅に列車が到着した。
改札口付近には、「本日の最終列車7:00」という表示がある。
阿里山~祝山線は、ご来光を見るためだけに運行をしている列車なので、1日往復1便のみの運行なのである。
そのため、7:00の列車に乗り遅れると、徒歩で阿里山まで戻らなければならない。
祝山~沼平~阿里山へは森林レジャーコースという散策路もあるので、徒歩で沼平や阿里山まで戻る人もいる。

レオの計画では、7時の列車で沼平まで行き、沼平から徒歩で森林レジャーコースを散策し、阿里山まで戻ろうと考えた。

祝山駅改札を出ると、朝食と土産物の屋台が数軒並んでおり、展望台もある。
しかし、駅からつづく坂道を10分ほど上っていくと、“観日楼”という、もう1つの展望台があるので、ここからご来光を見物することにした。

観日楼に到着し、日が昇ってくるであろう方向の山を見ながら、固唾を呑んで日の出を待った。

6:31、キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!!!!!!!!

ついにその時が訪れたのであった。






                 <阿里山の日の出ダイジェスト>

待ちに待ったご来光を拝むことができ、駅まで戻ることにした。
駅に到着すると、ほどよくお腹も空いてきたので、先ほどの売店で朝食を購入した。本日の朝食は、全然甘くないフレンチトーストと温かい缶コーヒーである。

その後、7:00の列車に乗車し、森林散策をすべく沼平に向かった。

7:10 沼平に到着し、さっそく森林散策開始である。
沼平駅からは遊歩道が続いているので、その遊歩道と案内板に沿って進めばよいのである。主だった森林遊楽区の観光ポイントを巡り、阿里山のホテルへ到着するまでには、約2時間要する。

                    <阿里山森林遊楽区>

      姉妹譚                   香林橋


     受鎮宮                  三代木


       象鼻木                    慈雲寺  

森林遊楽区散策の間、どこからともなく野良犬がやってきて、レオのお伴として2時間一緒に散策をした。レオが休憩すると、犬も共に休憩をし、レオが歩き出すと犬も一緒に歩きだし、レオが立ち止まると犬も同様に立ち止まるといった具合である。
なんという忠犬であろうか・・・・。

散策後、阿里山の集落に戻ってくると、忠犬はそこでレオとは別れた。

「ありがとう、忠犬!共に散策してくれて・・・。」

心に思うレオであった。

ホテルに9:00に戻ったレオは、10:00発の嘉義行きのバスに乗り、嘉義に向かうことにした。(阿里山~嘉義 嘉義客運バス 大人1名 TWD200)

阿里山から嘉義までは、山道を約2時間半、ひたすら下ることになる。
ぐねぐねとバスは蛇行しながら、進んでゆく。
高山病なのか、車酔いなのかわからないが、阿里山を出発し、しばらくすると、頭が痛くなり、胃が気持ち悪くなってきた。

嘉義に到着後、嘉義で評判の?肉飯を食べようと計画していたレオは、なんとしてでもこの不快な胃を治さなければならないと必至なのであった。
かばんから胃薬を取り出し、とりあえず飲んで様子を見ることにした。

山道を下り、市街地の平坦な道まで進んでくると、先ほど飲んだ胃薬が効いたのか、次第に胃の具合も良くなって、レオの腹具合も?肉飯を受け入れるべく準備は万端である♪
 
予定よりも30分早く、12:00にバスは嘉義駅に到着した。
さて、これから嘉義駅から徒歩10分ほどの場所にある、「噴水?肉飯」に、いざ出陣だ!

嘉義の名物料理というと“?肉飯”。
“噴水?肉飯”という店は、その名物料理発祥の店である。
台湾に来るときに利用した日本アジア航空の機内誌にもこの店のことが、掲載されていた。
その掲載記事によると、“?肉飯”といえば、肉が細かく裂いてある“?絲飯”が一般的なのだが、実は地元嘉義で人気なのは、モモ肉の薄切りをご飯にかけた“?片飯”ということである。
これは、地元で人気の“?片飯”をなんとしてでも食せねば・・・・。

“噴水?肉飯”に到着後、早速、席に着いた。
そうすると、店員が私の顔を見るなり、オーダーを何も聞かずに、テーブルの上に勝手に“?絲飯”を置いて立ち去っていった。

「おい!今日、私が食べたいのは“?絲飯”じゃあなぁーーーーーいっ」

店員をなんとか呼び戻したのだが、店の者は私の行動を不思議そうな顔をして見つめている。
私は、往路の機内から持ち出した機内誌の“?片飯”の写真を指差した。

ようやく、私が食べたいものが“?片飯”だと理解できたようで、先ほどの“?絲飯”は下げられ、私の目の前に“?片飯”がやってきた♪

早速、食してみた。

「なんとも見た目とは異なり、あっさりとした上品な味ではないか!う~ん、美味いっ!」





“?片飯” 1杯 TWD50







念願であった“?片飯”を食べ、すっかりお腹も心も満たされたレオは、13:00発台北行きの國光客運バスに乗車し、一路、台北に戻ることにした。
(嘉義~台北 大人1名 平日割引 TWD320)

バスに乗車してみると、これまた豪華設備である。
座席もゆったりしており、各シートごとにテレビが搭載され、ゲームのリモコンも付いているので、テレビゲームも楽しめるようである。当然、後方にはトイレの設置もある。おまけに今回のバスは、乗車の際にミネラルウォーターを無料で配付しているではないか。

嘉義から台北まで約3時間15分、ようやく台北に到着したのは、16:15であった。

本日のお宿は、「CITY SUITES HOTEL」(城市商旅)という台北駅から徒歩5~8分ほどのホテルである。
しかし、台北駅到着後、歩けど歩けど目的のホテルにはなかなか辿り着かない。
ホテルの案内では徒歩5~8分となっているが、大きな間違いである。
徒歩25分程かかってようやくホテルに到着したのであった。

さて、本日のもう1つのレオのお楽しみは“小籠包”を食することである!
台北は、以前にも訪問したことがあるが、本当に“美味しい食には事欠かない都市”なのである。
食べ歩きが好きなレオには、とっても魅力的な都市なのである。
さてさて、今日はどこのお店で“小籠包”を食そうかと、数日前からガイドブックで適当な店を探していた。
嘉義から台北までのバスに乗車している間も、すでに“小籠包”のことで頭がいっぱいである。
台北で“小籠包”の名店として世界的に知られているのは、「鼎泰豊」という店である。日本を始め世界各地にも支店がある。
日本から台北へのツアーでも必ずといっていいほど、「鼎泰豊」での食事が含まれている。
数年前に、ツアーで台北を訪れた際も、「鼎泰豊」で食事をしたことがあるのだが、その時食べた“小籠包”の味が忘れられず、今日の夕食は、「鼎泰豊」で“小籠包”を食べることにした。

ただ、1つ問題なのは、「鼎泰豊」の本店は、非常に交通の便が悪い場所にあるのである。MRT(地下鉄)の最寄駅から、徒歩20分ほどは歩くのである。
すでに、台北駅から25分、荷物を持ってホテルまで辿り着いたレオには、とても疲れて歩く元気はない。
しかし、「鼎泰豊」の支店であれば、比較的交通便の良い場所にあるので、本日は支店を訪れることにした。

MRT(地下鉄)国父記念館で下車し、そこから徒歩5分程度の所に「鼎泰豊」の支店はあった。
19時頃とあって、店内はとても賑わっている。
入り口で日本語のメニューをもらい、テーブルに案内をされ、お目当ての
“小籠包”と“酸辣湯の中”を注文した。
しばらくすると店員がやってきて、“酸辣湯”の中サイズは1人では、量が多すぎるので、小サイズで充分だと言う。
ということで、改めて“酸辣湯の小”を注文し、注文の品をわくわくしながら待った♪

来たーー!!念願の“小籠包”である。
早速、食してみた。

「あれ?あれれ・・・・・・・・。」

本店とは異なり、“小籠包”はなんだか冷めており、あまり美味しくない・・・・・。
“小籠包”はあつあつで、口に入れると中からスープがじゅわっとひろがってこそ、美味しいのである。

“酸辣湯”はそれなりの味である。

東京の汐留支店で食べた“小籠包”と“酸辣湯”の方がよほど美味しい。
期待はずれであった・・・・・。

「明日こそ別の店で美味しい小籠包を食べるぞ!!」と本日のリベンジを心に誓い、一人ホテルへ戻るレオであった・・・・・・。

<レオのお財布>
阿里山~祝山    登山鉄道          TWD100
祝山~沼平     登山鉄道           TWD100
阿里山~嘉義    嘉義客運バス        TWD200
嘉義~台北          國光客運バス    TWD320
民権西路~国父記念館   MRT        TWD 25
国父記念館~台北駅     MRT        TWD 20
朝食                           TWD 60
昼食                           TWD 50
夕食                           TWD230
宿泊代                        TWD3,630
==========================
                            TWD4,735

*1TWD=約35円






























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category旅行記  time10:00

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