Jump to navigation
フィレンツェ近郊には魅力的な小都市が点在しており、その中には世界遺産に指定されている都市もいくつかあります。しかし今回ご紹介するのは、世界遺産ではないですがトスカーナの宝石と呼ばれている、私のお気に入りの小都市のひとつルッカという都市です。
ルッカの旧市街はムーラ Muraと呼ばれる中世の城壁に囲まれており、現在その城壁の上は地元市民の憩いの場である並木道の遊歩道となっています。
主な見どころはドゥオモ Duomo(大聖堂)、サン・ミケーレ・イン・フォロ教会 San Michele in Foro、サン・フレディアーノ教会 San Frediano、グイニージの塔 Torre Guinigi 等があります。
ドゥオモはルッカの守護聖人、聖マルティーノを祀るために11~13世紀にかけて建てられ、入口は彼にまつわるエピソードがレリーフで表されています。ドゥオモの正面の3つの大きなアーチの上にある小アーチの柱は、1本1本それぞれ違うデザインになっているのも面白いです。
古代ローマ時代のフォロ(当時の政治や経済の中心地)があったところに建てられた、サン・ミケーレ・イン・フォロ教会もドゥオモに負けずとも劣らない豪壮なファサード(前面装飾)が魅力の美しい教会です。また、サン・フレデイァーノ教会のファサードも、金色のモザイクが大変美しいです。
中世の佇まいが残るグイニージ通りには、14世紀建造のグイニージの塔 Torre Guinigi が建っています。227段の階段を上った塔の屋上テラスには樹齢約100年の木があり、ルッカの街並みや周辺を見渡せる素晴らしいパノラマが広がります。
ルッカは、オペラ作曲家プッチーニの生誕地でもあります。オペラファンの方は、市内にあるプッチーニの生家博物館の見学はいかがでしょうか。内部は当時のインテリアそのままになっており、トゥーランドットを作曲したピアノや、オリジナル譜面、作曲の下書き、写真、舞台衣装などが展示されています。
プッチーニの生家博物館 Puccini Museum 公式サイト(英語)
http://www.puccinimuseum.org/en/
他にも、1600年代後半に建てられたルッカの裕福な商人の邸宅マンスィ宮を美術館にした国立絵画館 Museo Nazionale di Palazzo Mansi や、グイニージ邸宅内の国立博物館 Museo Nazionale di Villa Guinigi、プファンナー・コントローニ邸 Palazzo Pfanner Controni 内にある18世紀の美しい庭園といった見どころもあります。
国立絵画館 公式サイト(英語)
http://www.luccamuseinazionali.it/en/mansi/museo-nazionale-di-palazzo-mansi
国立博物館 公式サイト(英語)
http://www.luccamuseinazionali.it/en/guinigi/museo-nazionale-di-villa-guinigi
プファンナー・コントローニ邸 公式サイト(英語)
http://www.palazzopfanner.it/en/
時間があれば、そして天気が良ければ、1周約4㎞の城壁の上の遊歩道を貸自転車でサイクリングするのも気持ちいいかと思います。(自転車を借りるには、パスポートなどの身分証明書、又はデポジットが必要です。2人乗りの自転車もあります。)
ルッカ ツーリストセンターサイト内 貸自転車について(英語)
https://www.touristcenterlucca.com/noleggio-bici-lucca.php
ルッカへの行き方ですが、フィレンツェから乗り換えなしのローカル列車で約1時間半です。斜塔で有名なピサからだと、乗り換えなしのローカル列車で約30分です。ルッカ駅から城壁がすぐ見えますので、駅から城壁内の観光地区へは徒歩ですぐです。
ルッカは、外国人観光客は見かけるものの日本人観光客はあまりいないので、日本人にとっては穴場の観光都市と言えます。また、フィレンツェほど観光客でごった返していないので、のんびり、ゆっくりと観光を楽しめます。
ルッカ市の観光公式サイト(英語)
http://www.turismo.lucca.it/en
ルッカ ツーリストセンター(英語)
https://www.touristcenterlucca.com/index.php?lang=en
フィレンツェから日帰り、又は1泊の小旅行で、是非訪れてみて下さい。
2010-09-23
フィレンツェから小観光 トスカーナの宝石 ルッカ
フィレンツェ近郊には魅力的な小都市が点在しており、その中には世界遺産に指定されている都市もいくつかあります。しかし今回ご紹介するのは、世界遺産ではないですがトスカーナの宝石と呼ばれている、私のお気に入りの小都市のひとつルッカという都市です。
ルッカの旧市街はムーラ Muraと呼ばれる中世の城壁に囲まれており、現在その城壁の上は地元市民の憩いの場である並木道の遊歩道となっています。
主な見どころはドゥオモ Duomo(大聖堂)、サン・ミケーレ・イン・フォロ教会 San Michele in Foro、サン・フレディアーノ教会 San Frediano、グイニージの塔 Torre Guinigi 等があります。
ドゥオモはルッカの守護聖人、聖マルティーノを祀るために11~13世紀にかけて建てられ、入口は彼にまつわるエピソードがレリーフで表されています。ドゥオモの正面の3つの大きなアーチの上にある小アーチの柱は、1本1本それぞれ違うデザインになっているのも面白いです。
古代ローマ時代のフォロ(当時の政治や経済の中心地)があったところに建てられた、サン・ミケーレ・イン・フォロ教会もドゥオモに負けずとも劣らない豪壮なファサード(前面装飾)が魅力の美しい教会です。また、サン・フレデイァーノ教会のファサードも、金色のモザイクが大変美しいです。
中世の佇まいが残るグイニージ通りには、14世紀建造のグイニージの塔 Torre Guinigi が建っています。227段の階段を上った塔の屋上テラスには樹齢約100年の木があり、ルッカの街並みや周辺を見渡せる素晴らしいパノラマが広がります。
ルッカは、オペラ作曲家プッチーニの生誕地でもあります。オペラファンの方は、市内にあるプッチーニの生家博物館の見学はいかがでしょうか。内部は当時のインテリアそのままになっており、トゥーランドットを作曲したピアノや、オリジナル譜面、作曲の下書き、写真、舞台衣装などが展示されています。
プッチーニの生家博物館 Puccini Museum 公式サイト(英語)
http://www.puccinimuseum.org/en/
他にも、1600年代後半に建てられたルッカの裕福な商人の邸宅マンスィ宮を美術館にした国立絵画館 Museo Nazionale di Palazzo Mansi や、グイニージ邸宅内の国立博物館 Museo Nazionale di Villa Guinigi、プファンナー・コントローニ邸 Palazzo Pfanner Controni 内にある18世紀の美しい庭園といった見どころもあります。
国立絵画館 公式サイト(英語)
http://www.luccamuseinazionali.it/en/mansi/museo-nazionale-di-palazzo-mansi
国立博物館 公式サイト(英語)
http://www.luccamuseinazionali.it/en/guinigi/museo-nazionale-di-villa-guinigi
プファンナー・コントローニ邸 公式サイト(英語)
http://www.palazzopfanner.it/en/
時間があれば、そして天気が良ければ、1周約4㎞の城壁の上の遊歩道を貸自転車でサイクリングするのも気持ちいいかと思います。(自転車を借りるには、パスポートなどの身分証明書、又はデポジットが必要です。2人乗りの自転車もあります。)
ルッカ ツーリストセンターサイト内 貸自転車について(英語)
https://www.touristcenterlucca.com/noleggio-bici-lucca.php
ルッカへの行き方ですが、フィレンツェから乗り換えなしのローカル列車で約1時間半です。斜塔で有名なピサからだと、乗り換えなしのローカル列車で約30分です。ルッカ駅から城壁がすぐ見えますので、駅から城壁内の観光地区へは徒歩ですぐです。
ルッカは、外国人観光客は見かけるものの日本人観光客はあまりいないので、日本人にとっては穴場の観光都市と言えます。また、フィレンツェほど観光客でごった返していないので、のんびり、ゆっくりと観光を楽しめます。
ルッカ市の観光公式サイト(英語)
http://www.turismo.lucca.it/en
ルッカ ツーリストセンター(英語)
https://www.touristcenterlucca.com/index.php?lang=en
フィレンツェから日帰り、又は1泊の小旅行で、是非訪れてみて下さい。
イタリア旅行お役立ち情報
02:30
yamagishi
Comments
コメントはまだありません。