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2006-02-05

中国・天津の旧正月はキラキラ・バンバン!



2006年の中国の旧正月(春節)は1月28日が大晦日で、29日が新年となる。いつもの観光の旅とは一味違った、市民の生活を体験する3泊4日の旅に出た。題して「民俗風情満喫の旅」

◆新年は爆竹と花火◆
危険との理由で禁止されていた爆竹も解禁され、街のあちこちで突然バ・バ・バ・バ・バッッッとすさまじい音がし、火薬の匂いが漂う。最初はその度に驚き周りを見回していたが、次第に「あ、まただ」という余裕が出てきた。目の前で実演してくれるというので、どのようにやるのかと思ったら、爆竹は消防のホースのようにクルクル巻き(4~5mはある)になったものをいきなり道路の片側に伸ばし始めた。その近くには10連発花火の筒。当然車も通っているのだが、避けて通るか、停車して眺める人もいる。暗黙の了解のようだ。タバコで火をつけると、爆竹と花火の競演の始まり!ひとしきりその音と光を楽しむと、さあ家の中に戻りましょうと言う。「え、片付けないの?」と聞くと、お掃除の人がやってくれるのでそのままでいいのだそうだ。そういえば、道のあちこちに赤い紙屑が山のように盛られていた。ちなみに、爆竹は15日までOKとのこと。

◆食べる・食べる・餃子も食べる◆
    今回の旅は、1月29日(旧正月の新年)に北京空港に到着し、そこから天津へは高速道路で一直線。当日の夕食は、劉さん宅で歓迎ホームパーティ。正月には欠かせない餃子も、もちろん手作り。ちゃんと、餃子用小麦粉というのが売られている。
前菜から始まって、次々と出される肉・魚・野菜・・・これでは肝心の餃子が入らない・・・と心配していたところに、いよいよ登場!これを黒酢につけて、しっかり別腹におさめる。ん~ん、美味!お正月らしく、餃子のひとつに当たりが隠されていて(香港のフォーチュンクッキーのような感じ)、当たり(なつめ入りでした)を食べた人には今年1年の更なる幸福が、そしてもちろん同席の皆にも幸福のおすそ分け。それぞれの幸せを胸に、パーティはお開き。めでたし、めでたし。

◆赤・赤・赤の世界◆
提灯に切紙細工、通りも家も車も赤と金文字で飾られる。夜になると提灯に電気がつき、街全体がライトアップ状態。普段は遊園地として営業しているところで、提灯祭りが行われていた。ただ、気が付くと、電気をつけない観覧車やメリーゴーランドがさりげなく動いていた。周りが明るいからいいのかなぁ。

    スポンサーには、ヨーロッパのブランド、日米の自動車各社、IT関係などそうそうたる名が連なる。さすが成長著しい中国、そしてその中でも天津は商工業都市として知られているだけのことがある。

◆どんなところに住んでるの?◆
今回お邪魔した劉さん宅は、高層マンションの6階2世帯分を所有している。3LDK×2のお宅、セントラルヒーティングで外の寒さもなんのその、リビングには薄型大型テレビ、書斎もしっかり構え、6階の窓からも公園を見渡せる静かな環境。自分の住まいを考えると、うらやましい限りである。2008年の北京オリンピックに向け、天津でも街のいたるところで改修工事が行われていた。昔からの平屋の家は取り壊され、大型のアパート・マンションが建築されるとのこと。街並みもすっかり変わることだろう。
ちなみに、天津ではサッカーの開催が予定されている。今から準備しておいた方がいいかもしれない・・・




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category海外の旅  time16:24

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