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2008-02-17

ラオスで深呼吸


プーシーから眺めたルアンパバーンの街

アジアを旅したくなった。どこへ行こう。今まで行ったことのない国・・・
「ラオス」調べてみると、なかなか興味深い。特に魅かれたのは、5000体もの仏像が納められているという「パクウー洞窟」。
そこで、欧米人にも人気が高いというルアンパバーン(ルアンプラバン)を目指した。

◆入り口はハノイ◆

日本からラオスへは直行便がないため、ゲートウェイはハノイ。
相変わらず街中はバイク、自転車、自動車、シクロがひしめいていた。
以前、ホーチミンで経験済みなので、道路の横断もお手の物。



街の中心、ホアンキエム湖を散策していると、こんな看板が。
文字は読めないが、信号を守って横断歩道を渡りましょう、といったところ???
もちろん、そんな光景にはお目にかからず。





◆観光のメインは、世界遺産のハロン湾クルーズ◆

大小3000もの奇岩、島々が点在する。
奇岩の風景といえば中国の桂林が思い出されるが、ここは「海の桂林」と呼ばれている。
船上でシーフードのランチ、途中では鍾乳洞の見学と、盛りだくさんの1日。

◆いざラオスへ◆

ルアンパバーンへは、ハノイからベトナム航空で1時間弱。機材も小さく国内線の感覚だ。
着陸した機内からの風景は、何もない草原。田舎の感じが何ともいい。


空港もいたってシンプル。空港にある出入国カードと税関申告書に記入し、入国完了。
この時渡されたのが、滞在中の注意事項が書かれた案内書。
増え続ける観光客に対して、ラオスの文化と伝統を守るための対策なのだろう。
例えば、寺院訪れる時の服装や、托鉢(見学)の際のルールなど。
異文化を尊敬するだけの、最低限のマナーはわきまえないと・・・

◆世界遺産都市ルアンパバーン◆

空港から街へ向かう風景の、ハノイとのギャップにしばし呆然。
「のどか!」のひと言。
空は青く、空気は澄み、緑は濃く、のんびりとした人々・・・
のんびり深呼吸ができるところにやって来たと感じた。


王宮博物館では、かつての王族の暮らしぶりを垣間見ることができる。


ワット・シェントーンは、この街を代表する寺院。張出した屋根は、典型的なルアンパバーン様式。


ラオスの仏像は、日本の仏像とお顔が少し違う。目がややたれていて、少しひょうきんな(といっては失礼だが)印象を受ける。
寺院の入り口でおばあさんからお供え用の花を買い(約50円)、手を合わせた。


ルアンパバーンの街は、徒歩で回れる程の広さ。もちろん、レンタサイクルやトゥクトゥクを利用してもいい。
さすが、欧米人観光客が多いだけあって、メインストリートの両側には洒落たレストランやカフェ、ショップが軒を連ねる。
ローカルさを味わいたければ、マーケットや夜店をまわったり、フー(ラオスの麺)やラオ・ビールがおすすめ。

◆メコン川をパクウー洞窟へ向かって◆

今日は、いよいよパクウー洞窟観光の日。
朝、8時半頃のメコン川は、まだもやに煙っていた。
空気も肌寒く、長袖が必須。昼になれば、Tシャツで十分なのに。


ルアンパバーンからは、ボートで約1時間半。ツアーも料金によりいくつかあるが、私が乗ったのは約20人乗りの船。
途中、酒造りの村として知られる「バーン・サンハイ」に立ち寄る。


ラオスの伝統的な焼酎「ラオラーオ」の製造風景を見ることができる。


バーンサンハイでであった子犬。飽食とは無縁???


いよいよパクウー洞窟に到着。洞窟は、川から垂直に切り立った岸壁をくりぬいて作られている。


洞窟は、川から階段を上ったところにある「タム・ティン」と、そこから更に奥に上ったところにある「タム・プラカチャイ」の2つ。
洞窟内部の数々の仏像は、それぞれ時代や材質が異なり、その一つ一つに納めた人々の想いが感じられた。圧巻!


いずれはこののどかな街も、観光地化されてしまうのかもしれないが、少しでも長くこののどかさを保って欲しいと思った。
ちょっとしたリゾート感とアジア本来ののんびりした雰囲気を両方が味わえる魅力ある国だ。
日々の生活に疲れてきたら、また是非訪れたいと思う・・

authoryamamoto  linkLink  comment0 
category海外の旅  time19:12

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