2007-11-07

オーガニックファーム-カナダ・ソルトスプリング島

バンクーバーからフェリーで85分、ソルトスプリング島では、
これから、自分達が進んでいくべき方向なのではないかと
思われるライフスタイルが存在している。

環境保護活動の徹底した島であり、人と人とが協力し合い、
自然を守り続けており、島内で自給自足をしてきたことから生まれた
地域通貨が今でも残っている。



スーパーに売られている花が牛乳パックに入っているところも、
この島らしさを象徴していると思う。

農薬を使わない有機野菜・オーガニック野菜を作るファームが多くある。
カナダのオーガニック認定は厳しく、ゆえに、その評価は高い。

そんなオーガニックファームを見学できるツアーがある。


さりげなく、気軽に孔雀が歩いている・・・

ファームには、WWOOFで来ているスタッフが何人かいた。

WWOOFとは、
お金のやりとりなしに「労働」と「宿と食事」を交換する制度。

世界各国に登録された農場がある。もちろん日本にも。
WWOOFJAPAN

お金がないけど世界を旅したい人、有機農法を学びたい人、
その目的はさまざまだが、そこで働いている人たちの顔は
キラキラと輝いていた。

こうして鳥などの動物から野菜を守り、、


刈り取った雑草は置いておけば、やがて肥料となる。


まだぬくもりの残る卵


農薬を使っていないから安心、畑でそのまま野菜や果物を
つまんで食べさせてもらった。

それぞれの植物が、農薬や成長促進剤などの薬を使われず、
本来の成長スピードで育つことができれば、
こんなにも味がしっかり濃くなるのか?と驚いた。



トイレは、もちろんバイオトイレ。
人間や動物の排泄物も雑草も肥料となり、植物の成長を後押しする。



すべてが無駄になることなく、何かに生かされている。
ゴミの出ない暮らしがそこにあった。



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うり坊さん

昔は、当たり前だった栽培法が今や貴重なものに
なってしまっていますよね。私の亡き祖父が庭で育てていた
野菜に人間や動物の排泄物を肥料にあげていたのを
子供の頃に見て、本当に驚き、野菜を食べる気力が
なくなったことがありますが、それだけ、何もしらないまま育ってしまったんですよね。

私もドイツにきて、そして時代で有機農業が見直され
本当に大切さをつくづくと感じています。
是非たくさんの方に体験してもらいたいですね!
category魅力的すぎるカナダ  time08:11  authorshibuya 

Comments

ぺコ さんのコメント:

うり坊さん

昔は、当たり前だった栽培法が今や貴重なものに
なってしまっていますよね。私の亡き祖父が庭で育てていた
野菜に人間や動物の排泄物を肥料にあげていたのを
子供の頃に見て、本当に驚き、野菜を食べる気力が
なくなったことがありますが、それだけ、何もしらないまま育ってしまったんですよね。

私もドイツにきて、そして時代で有機農業が見直され
本当に大切さをつくづくと感じています。
是非たくさんの方に体験してもらいたいですね!
2007-11-09 time17:56

渋谷 明子 さんのコメント:

ペコさん

私達の先祖が何世代にも渡って、
ある意味、人体実験を繰り返しながら編み出してきた食文化、
農法、暮らし方が、見直されている最近。

科学が進歩し、出来るようになったことはいっぱいあるけれど、
出来ることをすべてやるのではなく、
出来ることの中で、未来をみつめて、
選ぶべきものを選択していく大切さを感じています。
ついつい便利な方向に走ってしまいますが・・。
2007-11-12 time07:57