2006-11-07

「離れ」でのひととき

10数年前に1度だけ行ったことがあるのだけど、
そのときの心地よさが忘れられなかったお店に行ってきた。

横浜・栄区にある「九つ井」



九つ井各店で使われるお皿はすべて手作り。
自家窯「陶郷」で焼いたものだ。

庭に置いてあるランプも、置物も、すべて窯で焼いたもの。
人の手のぬくもりや土の温かみが感じられて、心がポっとあたたまる。

ここ本店には、駐車場前の建物だけでなく、裏山に「離れ」がある。
ここがとっても素敵なのだ!!!

こんな階段を登って、


森の中を歩いていくと、


こんな小さな家が点在している。


囲炉裏を囲んで座れるようになっており、うれしいことに掘りごたつになっている。


畳も、掘りごたつ底の床も、床暖房になっていて、足元ぽかぽか。

囲炉裏に火を入れてもらって「うどんすき」や「すきやき」も楽しめる。
是非、頼んでもらいたいのが熱燗。
角笛のような形の陶器を囲炉裏にさし、お酒を温める。

手打ちそばも、とってもおいしい。

今年で創業37年になると聞いた。
創業当時から、山の中の茶室のような離れを持っていたことに驚いた。

いつの時代にも、本当にいいものは残っていく、ということを感じた。
うり坊さんへ

時間を経た空間の味わいって本当に心地いいですね。

昔風の素材で昔風の建物を再現している建物も珍しくありませんが
残念ながら経てきた時間までは演出ができません。

これは現か幻か…何て儚さもある中、創業37年でしょう?
それだけたくさんの方々が
日常からのプチトリップを楽しみにしていらっしゃる、
と言うことなんでしょうね。
category心のやすらぎ  time20:27  authorshibuya 

Comments

もらもら さんのコメント:

うり坊さんへ

時間を経た空間の味わいって本当に心地いいですね。

昔風の素材で昔風の建物を再現している建物も珍しくありませんが
残念ながら経てきた時間までは演出ができません。

これは現か幻か…何て儚さもある中、創業37年でしょう?
それだけたくさんの方々が
日常からのプチトリップを楽しみにしていらっしゃる、
と言うことなんでしょうね。
2006-11-12 time21:35

うり坊 さんのコメント:

もらもらさんへ

そうなんです!
昔風に見せることはできても、
時間の演出までは出来ない。

窓枠の隙間とか、そんな小さなところに、
建てられたときから、同じ時を経て古くなってきたことが
感じられるもの。

37年前に、こんな空間を楽しむという
心の余裕を持った人達がいたこと、
それを提供しようとした創業者のかたの感性に、
ほれぼれしてしまいました。
2006-11-12 time22:22