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2008-10-15
命がけでムール貝
「海でムール貝が取れるんだよ~!」
な~んてかわいく、日本の友人に報告しているが、
実はけっこう大変。ときに命がけ。
干潮の時間を調べて行くようにしているけど、
ビーチごとに干潮の時間は違うので、
本当に正確なものはわからない。
なので、獲っている最中に潮が満ちてくるときだってある。
夕方に、思い立って子供と2人でシンプソンビーチに行った。
2つの岩がはっきり見えていることが、
潮が引いている目安。
だけど、その日は波が強かった。
でも、もう口の中はムール貝ガーリックワイン蒸しモード
になっていたので、引き返すわけにはいかない。
今日は息子に見張りを頼み、私が獲りを担当。
「大きな波が来たら、声をかけるんだよぉぉぉ~」
「いいよぉぉぉ~」
と叫びながら、岩を行く。
1つ目の岩場にもムール貝はあるけど、
小さいのばかり。
2つの目の岩場には大きいのがある。
そこに行くには、幅1m弱、深さ80センチくらいの隙間を
クリアせねばならない。
なんとかうまくジャンプして岩場にたどり着き、
さぁ獲ろう!と思ったら、「お母さん、波ぃぃぃ!!」
大波が打ち寄せて足元を取られた。
波の勢いで岩に叩きつけられそうになったが、
うまくかわし、
水の中で流されなんとか1つ目の岩場の端にしがみついた。
一瞬、頭に
「邦人中年女性、ニュージーランドの海岸で岩に激突、即死」
なんていう文字が浮かんだ。
そんなニュースになりたくない!!一心で岩にしがみつく。
セーフ、、、
もうすっかりずぶ濡れになったので、
もう開き直って海の中を歩いてムール貝を獲った。
始めからこうすれば、流されるような事態にもならなかった。
後悔。。次の大波が怖いので、早々に引き上げた。
それにしても、命がけで食べ物を獲るって楽しい。
なぜかわからないけど、とっても楽しかった。
やっぱり人間、スーパーマーケットで買った
ビニールに入った物ばかり食べてちゃダメだなぁ~!
自分の手で、やっとの思いで手に入れた食材を
食べることこそ、究極の喜びだぁ~なんて、満足して帰宅。
そう考えていくと、原始的な生活をしていた時代のほうが
幸せ度は高かったのかな?とか、
私の究極の望みは原始的な暮らしなのか?とか、
いろいろ考えてしまった。
自分で作った野菜もおいしいし、
多少の危険を伴っても自分で獲るのは楽しいし美味しい。
自分で作った服や物を身につけるもの楽しい。
すぐ手に入る時代だけれど、
時間も手もかけて自分が関わっていくことで、
日常の中に、幸せをみつけていくことができるような気がした。
ご感想・お問合せはこちらまで
な~んてかわいく、日本の友人に報告しているが、
実はけっこう大変。ときに命がけ。
干潮の時間を調べて行くようにしているけど、
ビーチごとに干潮の時間は違うので、
本当に正確なものはわからない。
なので、獲っている最中に潮が満ちてくるときだってある。
夕方に、思い立って子供と2人でシンプソンビーチに行った。
2つの岩がはっきり見えていることが、
潮が引いている目安。
だけど、その日は波が強かった。
でも、もう口の中はムール貝ガーリックワイン蒸しモード
になっていたので、引き返すわけにはいかない。
今日は息子に見張りを頼み、私が獲りを担当。
「大きな波が来たら、声をかけるんだよぉぉぉ~」
「いいよぉぉぉ~」
と叫びながら、岩を行く。
1つ目の岩場にもムール貝はあるけど、
小さいのばかり。
2つの目の岩場には大きいのがある。
そこに行くには、幅1m弱、深さ80センチくらいの隙間を
クリアせねばならない。
なんとかうまくジャンプして岩場にたどり着き、
さぁ獲ろう!と思ったら、「お母さん、波ぃぃぃ!!」
大波が打ち寄せて足元を取られた。
波の勢いで岩に叩きつけられそうになったが、
うまくかわし、
水の中で流されなんとか1つ目の岩場の端にしがみついた。
一瞬、頭に
「邦人中年女性、ニュージーランドの海岸で岩に激突、即死」
なんていう文字が浮かんだ。
そんなニュースになりたくない!!一心で岩にしがみつく。
セーフ、、、
もうすっかりずぶ濡れになったので、
もう開き直って海の中を歩いてムール貝を獲った。
始めからこうすれば、流されるような事態にもならなかった。
後悔。。次の大波が怖いので、早々に引き上げた。
それにしても、命がけで食べ物を獲るって楽しい。
なぜかわからないけど、とっても楽しかった。
やっぱり人間、スーパーマーケットで買った
ビニールに入った物ばかり食べてちゃダメだなぁ~!
自分の手で、やっとの思いで手に入れた食材を
食べることこそ、究極の喜びだぁ~なんて、満足して帰宅。
そう考えていくと、原始的な生活をしていた時代のほうが
幸せ度は高かったのかな?とか、
私の究極の望みは原始的な暮らしなのか?とか、
いろいろ考えてしまった。
自分で作った野菜もおいしいし、
多少の危険を伴っても自分で獲るのは楽しいし美味しい。
自分で作った服や物を身につけるもの楽しい。
すぐ手に入る時代だけれど、
時間も手もかけて自分が関わっていくことで、
日常の中に、幸せをみつけていくことができるような気がした。
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