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2007-07-21

台風に遭遇・沖縄

透明な青い海でのシュノーケリングをイメージしてワクワクしていたのに、
翌日に台風直撃の予報の中、沖縄に行きました。

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台風到来時の沖縄本島最北端・辺土岬。

沖縄に着陸できない場合には引き返す可能性があります・・との
アナウンスに、着陸するまで不安いっぱい。

今までで一番怖かった着陸は、ネパール・カトマンズ空港。
ドーン!と、尻もちでもついたかのような衝撃で、
頭上の荷物入れのドアが開いたほど。
高い山々に囲まれた短い滑走路ではしかたのないことですが。。

でも、着陸寸前まで右に左に大きく揺れ、
台風接近中の沖縄への着陸はそれ以上に怖かった。

この日の午後には、かなりの便が欠航したようなので、
沖縄入りできただけでも幸運だったと思う。

台風直撃の日、沖縄本島の最北端の小さな村に滞在していました。

予定では、翌日にフェリーで離島に渡る予定でしたが、フェリーが出るわけもなく、、、
沖縄本島に泊まり続けることを考えていなかったので、次の宿の見当もつかず、
結局、2連泊させていただくことになりました。

民宿は朝と夕ご飯を出してもらえますが、
お昼ご飯は自分たちで調達しなければなりません。

食べ盛りの中学生の息子が一緒なので、食べ物確保は必須。
(教訓!台風前に食料を確保すべし。)
かなり危険だけれど、車で食べ物調達に出かけました。

雨脚の強いときは、ワイパーを最速にしても、この景色。


道はこんな風に枝や葉っぱで覆われ、


街周辺では、街路樹が悲しいくらい倒れていました。


台風の去った翌日も、引き続き、強い風と、
ときおり、どしゃぶりの雨だったのだけど、
そんな悪天候の中、倒れた木は、チェンソーで短く切られ、その後、回収。
その後、細かい枝などを掃除する車が通過して、
あっという間に片付けられていきました。

台風慣れしている沖縄、さすがです。素晴らしいです!

午後になって、雨が小ぶりになってきたので、
本部町の海洋博公園の近くにある、備瀬フク木並木通りを歩いてみました。

台風の多い沖縄では、昔から防風林としてフク木が植えられてきました。
一年中、緑を保ち、風や砂から家を守ってきたのです。

ここまで来る道沿いでは、何本もの街路樹が倒れてしましたが、
フク木は一本も倒れていません。しっかりと家を守っていました。


葉っぱは大量に落ちたはずです。
でも、住民のかたがたが掃除をしたのでしょう。
道の隅に落ち葉が集められていました。

昔から続く知恵と、台風通過後の後片付けの速さに感心しました。


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