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2007-07-22

また行きたい民宿 in沖縄

台風が迫っているというのに、
レンタカーで3時間もかけて最北端まで行ったのは
奥、という小さな村にある「民宿・海山木」に泊まりたかったから。
ただそれだけの理由。


民宿・海山木のご主人・宮城さんは、
自ら、わら葺屋根の葺き方を勉強して、
この民宿を建てたとのこと。

わら葺の建物には宿泊客全員が囲むことのできるくらい大きな囲炉裏。
朝も夜も、ここでご飯をいただく。


地元で採れた野菜や魚、時には宮城さん自身が獲ってきてくれた
海草や魚介類を使った美味しい料理を、ふるまってくれる。
このご馳走、全部、ご主人が作るという。


調味料などはあまり使わず、
素材を生かした味付けを心がけてくれている。
お皿は、沖縄焼き物が使われていて、どれも素敵だった。

夕食後は、泡盛を飲みながら、夜までいろいろなことを話した。

10数年、寝かしたという泡盛の古酒をいただいた。
口の中をス~っと通りぬけた後、鼻から、香りがぬけてくる。
そんな感じだった。普通の泡盛とは全然違う美味しさに感激した。

台風の風がおさまると、
やんばるくいなの鳴き声が聴こえてきた。

夏はシャワーだけだけど、冬は、薪でお風呂をわかしてくれる。
薪で沸かしたお湯に入ると、いつまでもカラダがポカポカするという。
世の中、科学的な根拠とか、そういうもの以外のことって
いっぱいあるんだよ・・・なんて、話で盛り上がる。

宮城さん自身、ものすごい旅好きだそうだ。
お客さんの少ない季節、一人で各国を旅行しているという。
この宿を造る前にも、いろんな民宿に泊まって、研究したという。

お金がない、暇がない、だから旅が出来ない・・という人がいるけれど、
それは言い訳。
洋服、美容院、贅沢な買い物をしなければ、旅に行ける。
節約をして貯めたものを旅に当てているんだ、と話しをしてくれた。

そうです!私もそうなんです!!
思わず鼻息荒く同意してしまった。

「囲炉裏を囲み語り合った夜が忘れられず、
またこの宿を訪れる客が多い」と何かに書いてあったけれど、
今は私も同じ気持ち。
続きがあります
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