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2006-07-01

サンフランシスコ~ロサンゼルス-6日目~最終日

昨日、チェックインしたとき「朝食は7時から用意されます。」と聞いたので、それを待って出発することに。言われた場所に行くと、コーヒーしかない。
聞きに行くと、コーヒーのことを朝食と言っていることがわかった。なんだぁ~、そんなことならもっと早く出発すればよかった~と後悔。

ホテルの「朝食付」というのは、ホテルや国によって全然違う。
ヨセミテで宿泊したモーテルでは、トースト、ドーナツ、デニッシュ、トルティーヤ、ヨーグルト、オレンジジュース、コーヒー、紅茶、ココア、果物まであり充実していた。ここは椅子とテーブルもあって、かなりよかった。通常、アメリカのモーテルだと、フロント横にコーヒー、紅茶、オレンジジュース、デニッシュが置いてあって、各自それを取って、部屋で食べる。今回みたいに飲み物だけのところは初めてだった。(涙)

これがヨーロッパだと、ちゃんと席について、ときには卵を調理してくれて、作りたての温かい料理を食べさせてくれることさえある。パンも焼きたてだったり、チーズを自分でカットできたり、種類豊富なハム・・。あの朝食を食べたい!から、もう一度泊まりたいと思うくらいのホテルもある。(食の話題だと熱くなります、すみません。)

結局、7時すぎに出発し、ロサンゼルスに向かう。
サンフランシスコからは、海沿いの道Coastline Driveと、内陸部を行く道がある。もちろん内側を通る道のほうが時間的には早いのだけど、せっかくだから、海を見て移動しよう、ということで今回は時間のかかる道を選択した。

楽しみにしていた17マイルドライブは、想像よりもこじんまりした印象。車というよりもサイクリング向きかもしれない。実際、自転車が多かった。



私は、そのあとに通った太平洋が大きく感じられるこちらの道のほうが好きだ。



この日は天気が悪くて、うまく撮れなかったけど、こんな海沿いのくねくね道が、永遠と思えるほど、見えないくらい遠くまで続いている。ガソリンスタンドはもちろんない。Carmelか、Big Surで給油しておく。

ただでさえ、まがりくねった道で、すぐ横は崖で、



ガードレールではなく、ときどき大きな石が置いてある。



こんな道を1~2時間走る。
気が遠くなった頃、霧が出てきて、ますます気が遠くなった。



途中、あざらしの群が・・



ロサンゼルス到着は夕方6時。
ロサンゼルスに来たら、やっぱりこれを見なきゃ!ということで、ハリウッドに行く。


HOLLYWOODの文字が見えますか?

チャイニーズシアターは人がいっぱい。



テレビで目にしていた、アカデミー賞授賞式が行われるコダックシアターを感慨深く見て、ビバリーヒルズを通過して、ホテルへ。



この日は、エアポート・ヒルトンに泊まった。
このホテルは、ヒルトンなのに意外と安く泊まれる。もちろん設備はしっかり、サービスも良い。ジェット機の音(においも)を感じながら、スパや温水プールにも入れる。空港からとても近いのでパイロットやスチュワーデスの姿が目立った。この日、3人で9400円。1人3000円ちょっとでこの部屋とは、かなりのお得感がある。帰国直前まで街中で遊びたい場合には向かないけれど、レンタカーがある場合や、ロス到着が遅く翌日の出発が早い場合などにはお勧めだ。



翌日、レンタカーを返却し、空港へ向かう。
以前、ロサンゼルスを訪れたときは、飛行機から降りてすぐの場所まで迎えの人が入ることが出来た。見送りの際も、搭乗直前の場所まで、見送りの人が入ることが出来た。

それが10年たったら、これが同じ空港なの?と思うくらいの変わりよう。

スーツケースは、X線検査を受けたら、絶対に触ってはいけない。
なので、検査を受けたら、荷物運び係がチェックインカウンターまで荷物を運び、そこで見張り係へ預ける。

チェックインの際、その見張り係に「私の荷物は、そのブルーのバックです。」と大声で伝え、それを持ってきてもらい、チェックイン。私達はスーツケースに鍵をし忘れたのだけど、自分で触ることが許されないので、見張り役の人に、数字を動かすタイプの鍵だけ、お願いした。

空港の要所要所に、1m近い銃を前に持ち、腰に2つの銃を持った警官が立っているし、検査は厳しいし、時代の変化を感じた。10年前の、なんと平和だったことか・・。10年先には、もっと緩和されているか、もっと威圧的でないスマートな方法で安全が確保できるような方法が確立されるといいのだけど。

ヨセミテ国立公園のハイキング途中、山道は苦しくて、すれ違う人とは、人種など関係なく、お互いに声をかけあい、励ましあえた。
知らない同士だけど、滝の水で濡れた姿を見て笑い、珍しい鳥に会えば笑顔になれた。

お互いが持っているちょっとした価値観の違いでいがみ合う世界がなくなり、山の上での人と人との関係が、世界すべての場所で築ける日が来るといいのに、と思いながら、帰国の途につく。



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