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2007-01-11
5日目 トレッキング最終日 タトパニ~ポカラ
長い時間歩く毎日に慣れてきて、今日で山の中を歩く生活が終わるのかと思うと、
寂しいような気持ちだった。
ラバの群れの通過を待つ私達。
昨日までの道の途中で見かけた段々畑や、
通過した村で、ゆっくりと流れていた時間がすでに恋しくなる。
タトパニのキッチンでは、窯の火ではなく、プロパンガスを利用していたし、
機械を使って木を切っている人を見た。
機械音を久しぶりに聞くと、それは、なんだか、昨日まで自分が見てきた世界が
次第に失われていくことを連想させた。
タトパニからティプリャンへ向かう道は、途中、崖崩れのため臨時の道を通るように
なっていた場所が何箇所かあり、足場が不安定な道もあった。
すれ違うときは、慎重になる。
右側は断崖絶壁です。
この日のコースは、この数日間の中で一番刺激的でスリルに満ちたコース
だったように思う。
私がそんな風に感じる道でも、地元の子供達はサンダルでサッサと学校に歩いていくし、荷物を持った人たち、動物はいつもと同じように通過する。
完全に守られた自然などあり得ないわけで、自然の中に入れば、
常に、ある程度の危険が存在する。
そんな中、緊張感のある挑戦をやり遂げてこそ、達成感がある。
これこそ、トレッキングの醍醐味だ。
ティプリャンからベニまでは、ジープで移動する予定。
3時間ほど歩き、到着してしまった。
この日はもっと歩きたいような気持ちだった。
9人乗りくらいじゃないかな、、と思われるジープに15人集まったら出発とのこと。
運転席の横に2人、その後ろに4人、後ろは向かい合わせで4人ずつ。
筋肉痛で降りるのに時間がかかった、情けない私の姿・・。
ドアが閉まったら、荷物を載せた屋根にも人が乗り、車の後ろにつかまっている人もいたから、全部で17人乗りだったと思う。
道が悪くてガタガタしているのに、タイヤのすぐ横が崖。落ちてもしょうがない・・と思われる道。ここまで怖いと、逆に「怖い」という気持ちがなくなるものなんだ・・と、自分でも驚いた。「運転手さん、あなたに命預けます!」という心境。
不思議と恐怖はなかった。
車は古く、道も悪いけれど、機械を動かす腕は確かなような気がした。
途中、ラバの群れに何度かあった。
車は道を歩く大勢のラバに対し、うるさいくらいクラクションを鳴らす。
ラバは申し訳なさそうに隅によける。
その横を土ぼこりをふりまきながら車は通過する。
こうやって、時代は変わっていく。日本にだって、動物が活躍していた時代があったのに、もう身近な生活の中に動物の姿はない。ネパールでも、私が目にした景色は、あと何年残っていられるのだろう。
ベニからポカラはタクシーで移動。
またまたポーターさんの膝の上にガイドさんが座り、6人乗りで出発。
このタクシー。すごく飛ばす。
舗装されていない道から舗装道路になった途端、100キロ以上で飛ばす。
人がいると、クラクションをププププ~~!!と鳴らし、強引に通過。人々はクラクションに慣れているのか、車をそんなに恐れていないのか、あまり急いでよけない。
なので、ぎりぎり通過することもあって、
一度は人の横を通過するときに「シュンッ!!」と音がしたほどだ。
牛が道路を横切ったり、犬が横切ろうとしてやめたり、なんだかテレビゲームのように、次々に何かが登場して、車内では笑いがたえなかった。
ガイドさん達がタクシーと料金の交渉をしてくれています。
移動手段は、ほとんどが交渉制なので、ガイドさんなしで行動するのは難しいと思いました。
ポカラには4時くらいに到着。
ちょうどお祭りをやっていたので、屋台が出たりしていて楽しい雰囲気。
ガイドさん、ポーターさんと、トレッキング終了を祝う。
帰ろうとした9時頃、ジープで一緒だったスイス人女性と会った。
彼女達はベニからポカラまで、ローカルバスで移動したとのこと。
途中、故障で止まったりして、長時間の移動となってしまったらしい。
5時間の差があるとは!・・タクシーを利用して良かった。
明日はいよいよカトマンズだ!
こんな小さな子が店番してました。
ネパール旅行のお問合せはこちらまで
寂しいような気持ちだった。
ラバの群れの通過を待つ私達。
昨日までの道の途中で見かけた段々畑や、
通過した村で、ゆっくりと流れていた時間がすでに恋しくなる。
タトパニのキッチンでは、窯の火ではなく、プロパンガスを利用していたし、
機械を使って木を切っている人を見た。
機械音を久しぶりに聞くと、それは、なんだか、昨日まで自分が見てきた世界が
次第に失われていくことを連想させた。
タトパニからティプリャンへ向かう道は、途中、崖崩れのため臨時の道を通るように
なっていた場所が何箇所かあり、足場が不安定な道もあった。
すれ違うときは、慎重になる。
右側は断崖絶壁です。
この日のコースは、この数日間の中で一番刺激的でスリルに満ちたコース
だったように思う。
私がそんな風に感じる道でも、地元の子供達はサンダルでサッサと学校に歩いていくし、荷物を持った人たち、動物はいつもと同じように通過する。
完全に守られた自然などあり得ないわけで、自然の中に入れば、
常に、ある程度の危険が存在する。
そんな中、緊張感のある挑戦をやり遂げてこそ、達成感がある。
これこそ、トレッキングの醍醐味だ。
ティプリャンからベニまでは、ジープで移動する予定。
3時間ほど歩き、到着してしまった。
この日はもっと歩きたいような気持ちだった。
9人乗りくらいじゃないかな、、と思われるジープに15人集まったら出発とのこと。
運転席の横に2人、その後ろに4人、後ろは向かい合わせで4人ずつ。
筋肉痛で降りるのに時間がかかった、情けない私の姿・・。
ドアが閉まったら、荷物を載せた屋根にも人が乗り、車の後ろにつかまっている人もいたから、全部で17人乗りだったと思う。
道が悪くてガタガタしているのに、タイヤのすぐ横が崖。落ちてもしょうがない・・と思われる道。ここまで怖いと、逆に「怖い」という気持ちがなくなるものなんだ・・と、自分でも驚いた。「運転手さん、あなたに命預けます!」という心境。
不思議と恐怖はなかった。
車は古く、道も悪いけれど、機械を動かす腕は確かなような気がした。
途中、ラバの群れに何度かあった。
車は道を歩く大勢のラバに対し、うるさいくらいクラクションを鳴らす。
ラバは申し訳なさそうに隅によける。
その横を土ぼこりをふりまきながら車は通過する。
こうやって、時代は変わっていく。日本にだって、動物が活躍していた時代があったのに、もう身近な生活の中に動物の姿はない。ネパールでも、私が目にした景色は、あと何年残っていられるのだろう。
ベニからポカラはタクシーで移動。
またまたポーターさんの膝の上にガイドさんが座り、6人乗りで出発。
このタクシー。すごく飛ばす。
舗装されていない道から舗装道路になった途端、100キロ以上で飛ばす。
人がいると、クラクションをププププ~~!!と鳴らし、強引に通過。人々はクラクションに慣れているのか、車をそんなに恐れていないのか、あまり急いでよけない。
なので、ぎりぎり通過することもあって、
一度は人の横を通過するときに「シュンッ!!」と音がしたほどだ。
牛が道路を横切ったり、犬が横切ろうとしてやめたり、なんだかテレビゲームのように、次々に何かが登場して、車内では笑いがたえなかった。
ガイドさん達がタクシーと料金の交渉をしてくれています。
移動手段は、ほとんどが交渉制なので、ガイドさんなしで行動するのは難しいと思いました。
ポカラには4時くらいに到着。
ちょうどお祭りをやっていたので、屋台が出たりしていて楽しい雰囲気。
ガイドさん、ポーターさんと、トレッキング終了を祝う。
帰ろうとした9時頃、ジープで一緒だったスイス人女性と会った。
彼女達はベニからポカラまで、ローカルバスで移動したとのこと。
途中、故障で止まったりして、長時間の移動となってしまったらしい。
5時間の差があるとは!・・タクシーを利用して良かった。
明日はいよいよカトマンズだ!
こんな小さな子が店番してました。
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