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2005-09-28

母子ヨーロッパ鉄道旅行~in Austria(12日目)

12日目
予定では早朝ハンガリーへの移動日だったけれど、朝から雲ひとつない晴天。これはもうハイキングするしかない!と、予約していたブダペストのホテルをキャンセルし、山に行く。きっと今夜の宿はなんとかなるだろう・・。
ロープウェーで山頂に登り、4時間コースのパノラマヴェークを歩いた。いきなり後ろから歩いてきた人がパラセイルを広げ、あっという間に飛んでいった。ビックリ!


青いパラセイルが見えますか?(ちょうどまん中あたりです)

青い空と緑と花のコントラスト、どの道も、どの景色も、夢のようだった。休憩のベンチでいっしょになったイギリス人ご夫妻も映画「Sound of Music」が好きで、ここに来たとのこと。いきなり主題曲を歌いだした!同じ気持ちで来ている人は、実は多いのかもしれない。


こんなふうに、緑色の山の尾根に白い道。そこをずっと歩いていけるようになっており、広がる景色の素晴らしさに感動しながら歩くことができるのです。


4時間のコースは、子供にきついかな、、と思っていたけれど、きつかったのは私のほうで、子供を追いかけるのが大変だった。途中、牛に追いかけられたり、牛用の柵を乗り越えたり、急な崖のような所をよじ登ったり、退屈しないハイキングだった。山を降りてモーターボートをレンタルし、湖を滑走。子供も運転OKだったので、船の運転にも挑戦した。
夕方、ザルツブツグへ移動し、駅前のホテルに飛び込みで宿泊できるか聞くと、軒並み満室の返事。しかたなく、駅のインフォメーションセンターで宿を探してもらう。英語が通じず、ドイツ語の本片手になんとか意思を伝える。

やっと空いていたホテルは少し駅から遠く、気がつくと、おじさん達の集まる飲み屋の並ぶ道になっていた。不安になっていると、前から歩いてきたおばあさんが突然私の手をつかみ、地図を覗き込み、ここにいちゃ行けない、、とばかりに案内してくれた。なんてやさしいの?!感謝を伝え、フっと振り向くと、もういなかった。えっ?なんで?まるで、私達を助けてくれるためだけに現れてくれたかのようで、とっても不思議な気持ちになりました。本当に大感謝でした。このとき泊まったホテルは、隣の人がまるで同じ部屋にいるかと思うくらい音が聞こえるところでした。飲んで帰ってきた隣人の声で子供も怯え、私も怖かったけど、今日あんな素敵なハイキングに行けたんだから、、と2人で我慢しながら寝たのでした。

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