2008-10-13

アフタースクール

ニュージーランドの学校は4学期制。

10週間授業のあとに2週間休みを3回繰り返し、
4学期が終わると、長い夏休みに入る。

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日本だと、例えばサッカーをやっている子は
一年中サッカーだけど、
こちらは、学期ごとに違うスポーツをやる。

1学期はサッカー、2学期はラグビー、
3学期はクリケット、4学期は水泳といった感じ。

授業が終わったあと、学校で3時半~4時半、
または4時半~5時半にこういったスポーツ教室の
ようなものがある。

どれも、先生方やボランティアの親による指導である。

学校では、上記のサッカー、クリケット、ネットボール、
水泳、体操、音楽(ドラムやフルートなど)、
その他の場所では、乗馬、バレー、タップダンス、
テニス、ラグビー、自転車競技(オフロードのコースがある)、
シースカウト、絵画などなど。

小さな街なのに、たくさんの種類がある。
以上は、私の知っている限りのものであって、
もっと知られざる教室もあるはず。

しかもどれも信じられないくらい、
わずかな金額で習うことができるのも感心する点。

いろんなことにチャンレジできる環境が整っているのだ。
これは素晴らしいことだと思う。

これは大人に関しても同じことで、
とにかくいろんな種類のコミュニティがあり、
新しく越してきても、
自分と同じ趣味を持つ人達に会うことができるのだ。

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2008-10-13

シースカウト

息子は、サッカー少年でもラグビー少年でもなく、
そういう肌が直接触れて争うスポーツが苦手。

せっかく本場ニュージーランドに来たんだから、
ラグビーでもやればいいのに、、とも思ったが、
本人がやりたくないのだから、しょうがない。

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最初の1学期は、学校に慣れることで精一杯だったので、
何もやらず、午後はいっしょに釣りをしたり、のんびりして過ごすことが多かった。

でも、2学期になって、どこかに所属することは
友達作りにもなるし、1週間にメリハリがついて
いいのではないか、、ということで、
思いきって、学校の事務所に行って、
どういったものがあるのか、どうしたらいいのかを
相談してみた。

学校の事務員の人は
子供のことをちゃんと覚えていてくれて、
「彼ならこういうのがいいんじゃないか、、」
といくつかの候補と連絡先を紙に書いてくれた。

その中で、子供が興味を持ったのが
「シー・スカウト」だった。

日本のボーイスカウトと同じスカウトだけど、
海関係のもの中心だから、シー・スカウト。

オークランドなどにはエア・スカウトなんていうのもある。

毎週木曜日、夜6時半から8時半まで2時間。
その日ごとにいろんなことをやる。

夏は明るい時間帯だけど、冬は真っ暗。
入会したのは秋だったので、いつも暗い中での活動だった。

やることは、日本じゃ考えられないくらいワイルドだった。

ある日は、懐中電灯も持たず真っ暗な中、
小さな森に登り、そこで鬼ごっこをしたらしい。

考えられない!岩山なのに!

昼間でも足元を気をつけるような場所で、
しかも夜、鬼ごっこをやるとは。。

ある日は、夜暗い中、
ヨットハーバー内でカヤックをやったらしい。

夜の海って怖いと思うけど、
いつもやれないことをやるのは楽しかったようだ。

雨の日などは、スカウト専用の小屋の中で、
椅子を並べ、その上で鬼ごっこ。
落ちたら危ない!と思うけど、
落ちて危なさを知る訓練ってことなのか?!

とにかく、普通の日本の親だったら、
「危ないから」という理由でやらせないようなことばかりを
やらせてもらった。

でも、こういうことって大切だと思った。
危ないからこそ、やらせるべき。
どうしたら本当に危ないのかを知るには、
危ない経験をしなければ理解できないから。

親として、いろいろ考えさせられた。

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2008-10-13

ワイルドなキャンプ

シー・スカウトで2泊のキャンプがあった。
行く前は不安そうだったけど、
「話したいことがいっぱい!」と、うれしい顔で帰ってきた。

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子供達をボランティアで面倒みてくれている
メンバーのお父さんが、七面鳥を撃ってきてくれて、

みんなで羽をむしって、皮をはいで、さばいて、
それで焚き火で焼いて食べたら、

「信じられないくらいおいしいかったんだよ!!」

と興奮気味に報告してくれた。

そのあと、焚き火をどんどん大きくしていって、
キャンプファイヤーくらい大きくしたその火に向かって、
丘の上から、みんなで大きな石を転がして
火に直撃させたり、なんだかめちゃくちゃやったようだ。

翌日は、まるで天国か?!
と思うようなきれいな場所をみんなで歩いたらしい。

羊のいる緑色の牧場の中を歩いていたら、
目を疑うほどきれいだったと話してくれた。

よっぽどきれいだったんだと思う。
今までそんな表現で報告するなんてことがなかったから。。

そのあと、中学生くらいの男の子が木にぶらさがっていて、
危ないなぁ~と思っていたら、
本当に落ちて、意識を失ったらしい。

しばらくして起き上がった彼に、
無言でタオルをポーンと投げる大人。

それを同じく無言で拾い、自分で鼻血を拭く子。

そして、まったく慌てずに、
冷静に車でその子を運んで行ったことに、
息子はひどく驚いていた。

結局、大したこともなかったようだが、
もし日本だったら大人も子供も大騒ぎだろう。

なんとワイルド。
どうりで、みんなささいなことに動じないわけだ。

鳥をさばいたり、火を起こしたり、
ワイルド・ピッグを追い掛け回したり、
どれも危ないけど、
気をつけてやれば楽しいことばかり。

もし自分が人の家の子を預かるとしたら、
心配で停めてしまうかもしれない。
こうしてやらせてくれるってありがたい。

木から落ちて怪我をした子がいた、というのも、
そこにいた全員にとっていい教訓となっただろうと思う。

みんな、そうやって、やっていいこと、
悪いことを覚えていくのだろう。

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2008-10-13

教会主催のキャンプ

1学期が終わった最初のホリデーに、
教会主催の日帰りキャンプがあった。

山を一つ借りて、
そこを全部子供の遊び場にしてしまうのだ。

他の予定があったので、
1日しか行かれなかったのだけど、びっくり、びっくり。

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こんな山ごと遊び場に。

本当に山ひとつ全部使って、楽しい遊び場になっていた。

まず、入り口付近にクラフト作りコーナー、
その先に、大きな木で組み立てた昔の兵器
(石を投げる機械のようなもの)、
ウォールクライミング、
フライングフォックス(しかも長い)、
ウォータースライダー、
沼でカヌー体験、
沼の中を歩く軍人訓練のようなコース、
森の中の基地作り、などなど。

中でも一番驚いたのは、沼の中を歩くもの。
12歳くらいの子たちが首まで浸かって移動する。

途中トンネルもあり、頭まで浸からねばならない。

最後コースを全部終えると、
あまりの大変さにやり遂げた達成感があるらしく、
全員で、牛のための飲み水を貯めてある穴に入って
水のかけ合いをしていた!

森の中の基地作りも楽しそうだった。
もう出来上がった状態の森に入ったのだけど、
つり橋や小屋が作ってあって、
大人でもわくわくしてしまう作りになっていた。

このキャンプ、日帰りで3日間。
参加者は小学生で、お手伝いの中学生、高校生、
そして、ボランティアの大人たち。

働く人はみんな、ボランティアなのだ。
なので、参加費はほんのわずかな金額だったはず。
教会が主催して毎年やっている。
素晴らしいことだと思った。

ここまでのことを利益なしに、
ボランティアでやるなんて、
本当に子供達にいい経験をさせてあげたい、という
純粋な心がなければできないことだ。

きっと、その大人たちも子供の頃、
いっぱい楽しい思い出をもらったから、
自然にそういうことができるのかもしれない。。

生き生きとした子供を育てるには、
生き生きとした大人がいなければ、、と思った。

最後に、もう一つ。
沼からあがって水浴びをしていた子達のカラダは
まだ泥だらけ。

その子たちが、わざと抱きつこうとするんだけど、
いやがらずに抱きつかせてあげる。

そういう大人がいることにもびっくりした。

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2008-10-13

子どもの遊び【ビックリ】

フェリー乗り場周辺は、飛び込みにちょうどいい場所。
でも飛び込み禁止の看板が。
でもそんなのお構いなしで地元の子は飛び込みを楽しむ。

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夏といえども、水は冷たいのに、
元気な子達は次々に飛び込んで
、回転したりしながら飛び込んだりし始めた。

だんだんつまらなくなったきたようで、今度は、
みんなで海を少し泳いで、
係留してあった小さな船に乗って騒いでる。
まったく、無邪気というか、悪ノリしすぎというか、、

波のいいビーチでは、ボディボードに興じている子もいる。
おけいこ事などやらなくても十分遊べるものがまわりにある。

近くの街で自転車耐久レースみたいなものが
開催されることもあって、そういうときは、
自転車の練習のため走りこんでいる子供も見る。

なんていうか、アウトドアスポーツのメッカならではの環境。
みんな、好きでやっている感じ。

怒られながら、怒鳴られながら、というのではなく、
のびのびと、やりたくて一生懸命やっている子ばかり。
見てきて気持ちがいい。

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