2008-10-17

初めてのホームステイ

到着して最初の3週間。
昔から憧れていたホームステイだった。

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でも現実は、、、

もし、自分1人だったら、また違ったのかもしれないけど、
子供連れでホームステイは難しい。

親子で人の家にお世話になるってことは、
日本でだって気を使う。

ましてや、、生活習慣の違う家庭なら、なおさら。。

まず、食関係。

朝はトーストのみ。
トーストとジャムだけが用意されていて、
紅茶やココアは自分達で飲みたければ作る。

ホストマザーが朝食を食べない人だったので、
何枚も食べるのも気が引けて、
1枚だけ食べて出かけたら、昼前に倒れそうになった。

しかも、息子の飲みたがったココアは、
ホストシスターのお気に入りで、
使うとジロっと見られて使いずらく、
元々少なかったココアがなくなってしまったときは、
悪いことをしたような目で見られて片身が狭かった。

後から思えば、そんなに気を使わずに
堂々としていてよかったのだ。
でも、そのときは、遠慮してしまっていた。

昼食は、ホームステイ費に入っていると
言われていたのだけど、
用意してくれる様子がないので、聞いてみると、
パンだけ出してくれた。
しかたなく、ジャムを塗って持っていった。

でも、朝も、昼も、ジャムだけのパンでは、
育ち盛りの息子のお腹がもつわけがない。

翌週は、何かサンドウィッチを作りたい、と言ったら、
きゅうりとトマトをくれた。

でも、マヨネーズも何もなし。
冷蔵庫にマヨネーズがあったので、
使いたいことを伝えたら、

それはおじいさん達用のスペシャルマヨだから、
使えない、とのこと。
しかたなく、塩コショウ味にした。

朝と昼は、そんな感じでお腹が空き空きだったのだけど、
夕食は、お肉タップリの料理だった。
ロースト肉と野菜とポテト。

食生活が違うので、戸惑ってしまったけれど、
次第に、そのスタイルにカラダが慣れていった。

食後の食器洗いは私が担当した。
やり方を教わると、シンクに熱いお湯をためて、
洗剤を入れ、たわしで汚れを落とすと、もう終わり。

泡がついたままをフキンで拭く。すすぎなし!

これには最初びっくりしたけど慣れてきた。
意外と効率がいい。

汚れがひどいときは、
もう一度お湯を溜めてすすぎをするけど、
そうでもないときは、
ニュージーランド流をその後も採用した。

続いて次に、お風呂関係の戸惑いを書きます。

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2008-10-17

シャワーの戸惑い

日本人にとって、
お風呂に入れない日々が続くのはツライ。
しかもシャワーも短時間で済ませねばならない、となると。。

ニュージーランドは、
ほとんどの家が夜間電力でお湯を沸かしている。

なので、お湯の量が決まっているので、
誰かが大量に使うとなくなってしまう。

それにみんなが朝シャワーを浴びると、
夜使う分はなくなってしまう。

部屋には、シャワー10分以内と書いてあった。

最初、私達は、バスルームに存在する時間が
10分以内なのか?!と思って、
猛スピードで着替えてシャンプーして、、
なんてやっていた。

でも、要はお湯なのだ。
お湯さえ、そんなに多く使わなければいいのだ。

でもバスルームは洗面所も兼ねているから、
やっぱりそんなに長くは使えない。

最後の一週間、ロシア人の青年もホームステイしていた。
彼がバスルームにいる時間が長くて、
なかなか歯が磨けない、
手を洗えないことがあった。

ホームステイを数名受け入れる家族もあるので、
そういうときは大変だ。

いつか、こういうことがあった。
夜に家族がシャワーを使っていたので、
自分達は朝シャワーに入った。

夏だったので、夕方海に行って、
子供はちょっと泳いでしまったので、
シャワーを浴びたかった。

でも、朝入ったから、もうシャワーは使えない、、
と言われてしまったのだ。。

ニュージーランドの海は、入って出てきても、
さほど塩っぽい感じがしないので、
まぁ、日本の海に入った後よりはマシなのだけど、
それにしても、シャワーが使えないのは、つらかった。

このときは、少しくらい例外で許してくれても、、
と思ったのだけど、

それは、蛇口をひねれば、とめどなくお湯が出てくる
生活をしてきた者の甘えだったな、、と
後から思った。

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2008-10-17

車を買う

もともと、遠くに行くことが好きなので、
小さな街を徒歩でしか移動できないことが、
1週間で耐えられなくなってきた。

しかも、街の中も、街の外も、
早くいろいろ見て回りたい!
という気持ちが大きくなっていた。

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予算は3000ドルだったのだけど、
街に2軒ある中古車屋には、4000ドル以上のものしかない。

スーパーや語学学校の掲示板には、
1000ドル前後のものもあったけれど、
長距離ドライブもしたいので、
あまり安いものも心配だった。

オークランドまで行けば比較的安くて種類もあるけれど、
何かあったときに困るし、
オークランドには逆にお店がありすぎて
何処に行っていいのかが、わからなかった。

今、思えば、ニュージーランド情報日本語サイトなどで
チェックすればよかったのかもしれないけれど、
ステイ先では、ほとんどメールチェックもできない状態
だったので、それは無理だった。

結局、街の中の中古車店で、
4500ドルのブルーバードを購入。
(2004年時点でのことです)

3ヶ月以内なら無料で修理してくれる保障つきで安心だった。

それに、帰国時、売るときに、
買い手がみつからなかったときも、
最悪引き取ってもらえる安心感もあった。

保険は、街の中の保険会社に出向き、
一番安い保険に加入。

日本で10年間自分で保険に加入していたこと、
無事故であったこと、を話すと、
保険会社からの英文の無事故証明があれば、
割引ができ、
しかもその証明書は後日でも構わないとのこと。
1年間で120ドルだった。

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2008-10-17

家を借りる

私が家を借りたのは、1月下旬。
まだ夏のホリデーシーズン中だったので、
空いているフラットが少なかった。

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最初に借りた家

語学学校でアレンジをしてくれるリーズルに3軒、
見せてもらった。
週150~230ドル(家具・リネン類付き、電気・水道込み)
まで開きがあったけど、
値段の差があるだけあって、
家の中も大きな差があった。

予算は170ドルくらいだったのだけど、
子供が通う学校に歩いていける、
明るくて雰囲気がいい、
そして、大家さんがすぐ横に住んでいるので
何かあっても安心、などの理由で230ドルの家にした。

高いけど、庭はきれいに整えられ、
果物の木がいっぱいあって食べ放題だし、
内装もきれい。

これからの生活がいい方向に向かっていくような
気持ちになれる家だった。

契約は、まだ1人では心配だったので、
学校の先生についてきてもらった。

契約書を記入し、日本の敷金のようなもの
(家賃2週間分)を用意した。
家賃は銀行引き落としで、2週間分を払うことにした。

この銀行の手続きは、自分で行ってみた。
大家さんの口座番号を見せて、
「I'd like to organaize payment for my landlord.」
とかなんとか言ったら、わかってくれた。。ホッ、、、

そして、いよいよ引越しの日!!
2人とも、この日を楽しみしていた。

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2008-10-17

いよいよ引っ越し

待ちに待った引越しの日。
車に荷物を詰め込み、ステイ先に挨拶をして、
いよいよ入居だ!

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もともと、トランク1個ずつの荷物しか持っていなかったので、
引越しは楽だった。
大家さんも笑顔で迎えてくれて、
部屋はさらに、きれいに整えられていた。

さっそくスーパーで、
トイレットペーパーや洗剤などの生活用品。

そして、ここ3週間、食べたくても食べられなかったものを
思いつく限り買った!

最初のメニューは大きなステーキ、アボカドの刺身、
そして、ずっと食べたかったご飯!!

お茶も入れて、「やっぱりご飯だねぇ~~」
なんて言いながら食べた。

人間、食べたい物を食べられるってことに、
幸せを感じるんだなぁ~と実感した。

日本から到着したばかりの頃の息子の手は
アトピー性皮膚炎が悪化していたので、
特に食事面で、自分が良いと思えるものを
作れることは有難いことだった。

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2008-10-17

生活品購入するには・・・

大きな街にはディスカウントスーパーがあるけれど、
滞在したのは小さな街だったで、
生活用品、例えば鍋を一つ買うにも高い。

家には、家具、家電類は用意されているけれど、
それでも足りないと思えるものはある。

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でも、買っても日本に持って帰るわけじゃなければ
もったいない。
どうしようかと思っていたところ、中古店を薦められた。

小さな街なのに、ちょっとした中古店がいっぱいある。
こちらではOPショップと言う。

洋服だけ売っている店から、
家電・家具まで売っている店もある。

あと、社会福祉センターのようなものがあって、
そこに、人々が不要になった物を寄付し、
それを来た人に安く買ってもらい、
その収益をセンターの運営に当てている。

どうせなら、そういうところで買ったほうが、
自分も役に立つことができるし、
なにしろ、そっちのほうが安いので、よく行った。

家具、洋服、リネン類、食器、本、など、
あらゆる物がある。

ときどき、すごい掘り出し物などもある。
アンティークな食器とかも。

私はここでミルク鍋を2ドルで購入。
新品なら20ドルはする。

本当にありがたい!

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2008-10-17

口座開設

銀行で口座開設した。

日本みたいに普通預金、当座預金、
くらいの区別しかないのかと思ったら、
なんと10種類近くもある。

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姿も歌声も美しい鳥「TUI」

表になっているパンフレットを見たけど、
本当にややこしい。

ATMでお金をおろすときの手数料、
EFTPOSという日本のデビットカードのような
システムの手数料、
インターネットバンクを使用するときの手数料、
などなど、口座の種類によって全然違う。

自分がどういった使い方をするのか、
どのくらいの残高が常にあるのか、が、
ハッキリしていないと選べない。

私は、口座開設のあとに小切手を発行してもらって
車を買う予定だったので、
小切手の発行をしてもらえる口座にした。

日本にいながらにして口座を維持し続けることもできる。
金利が高いのでお勧めだが、為替の変更も激しいので
見極めも必要。

でも、将来的に日本円に換金するわけでなく、
ニュージーランドで使うためのお金なら、
為替の変動は関係ないし、帰国時に、
残った生活費や車を売ったものを、
定期にして残しておくのも、ひとつの方法だと思う。

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2008-10-17

パソコン関係

ニュージーランドの大手のプロバイダーは、
テレコムXtraですが、
その他にもIhugやPlanetなどがあります。
(以下、あくまで滞在していた2004年度の情報です)

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学校まで歩いた道

ADSLに加入するつもりだったのですが、
最初の設定にかかる費用、
月々の料金を考えると、
日本に比べてかなり割高だったので、あきらめました。

結局、Ihugで、月60時間で19.95ドルというものにしました。

申し込みは簡単で、
フリーダイヤル0800-438-448に電話するか、
ネットで登録する。http://www.ihug.co.nz/

電話での質問事項は簡単。
住所、名前、電話、どの契約にするのか、などを答え、
最後にパスワードを聞きます。

そのときに、パスワードを忘れたとき用に
秘密の言葉ということで、
「自分の母親の旧姓」を聞かれます。

これをいきなり聞かれると
「なぜ?」と思うので、
戸惑いがないように書いておきます。

最後に、ダイヤルアップする際のフリーダイヤル
の番号を教えてくれるので、
ダイヤルアップの画面で、
電話番号とパスワードを入れれば、
ネットにつながります。
思ったよりも簡単でした。
(日本ではやったことがなかった私でもできました。)


私は電話で申し込みをしたのですが、
その人がちょうど日本語が話せるという人だったので、
日本語で話したのですが、
よっぽど英語で話したほうがお互い意思の疎通ができそう、、
と思えるくらい実は日本語が話せない人で、大変でした。

こういうレベルでも「私は日本語が話せます!」
って断言してしまうところがすごいと思ったし、

逆に日本人も、もっと自信を持って「英語が話せます!」って
言っていいのかもしれない、、と思いました。

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2008-10-17

パソコンのこと

夫と離れて暮らしながら連絡を取り合うためには、
パソコンは必要でした。

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ネットカフェでメール、、ということも考えたけど、
子供といっしょに毎日行くのも大変だし、
デジカメで撮った映像を記録していくにも、
やっぱり必要だったので、
新しいノートブックを買って持ってきた。

テレビ電話をしようと思い、カメラとマイクも購入。
家で何度も練習してから来たけれど、
2004年当時、
ニュージーランドにまだADSLは普及していなかった。

あるけれど、すごく高い。
なので、用意してきたカメラもマイクも使えず、
テレビ電話で連絡をとりあう計画はつぶれてしまった。。

今ならスカイプできただろうに・・・。

それにしても、パソコンは持ってきてよかったと思う。
お気に入りのDVDを見ることで語学の勉強になったし、
ときどき日本語の放送を見て、
日本のテレビを懐かしむこともできた。

DVDはいい勉強になると思う。
最初、何回か英語音声・日本語字幕で見た後、
英語音声・英語字幕で見て、
最後は、英語音声のみで見る。

そうすると、けっこう聞けるようになってくる。
そして、そのフレーズを普段も使ってみたりした。

レンタルビデオ屋の会員になって、
何度かDVDも借りたけど、
アメリカ製のものを借りるとリージョンが違うため、
4回目には、どちらか一方のリージョンしか
使えなくなるので注意が必要です。

でもほとんどのものはイギリス製だったので、
大丈夫でしたが、、。

参考までに、こうなっています。。

リージョン1 - 米国 カナダ
リージョン2 - 日本 欧州 中東 南アフリカ エジプト
リージョン3 - 東アジア 東南アジア 香港
リージョン4 - オーストラリア 中米 カリブ諸国 南米
リージョン5 - 旧ソビエト連邦緒国 北朝鮮 モンゴル
         南アジア アフリカ緒国
リージョン6 - 中国


でも、最近知ったのですが、
DVDのリージョンフリー化をする方法があるようです。
これに関わるサイトはいくつもあるようなので、
参考させてもらうといいと思います。

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2008-10-17

無言で教えてくれる

自然は偉大だと思います。
無言で、大切な何かを教えてくれる存在。

私たちは、目に見えるもの、
耳に聞こえるものをメッセージとして受け取るけれど、
カラダで感じることのできるメッセージを
もっと意識してもいいのかもしれない。

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言葉で表現できないくらい素晴らしい景色に出会ったとき、
自然は、確実に私の中に何かを残してくれる、と感じるから。

ニュージーランドに来て、
自然の中に身を置く素晴らしさを感じているとき、
星野道夫さんの言葉を知りました。

*****

子どもの頃に見た風景がずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見た風景に励まされたり勇気をあたえられたりすることがきっとあるような気がする。

*****

「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?」

「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いてみせるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」

「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって・・・。その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」

             『旅をする木』星野道夫より

*****

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苦しいこともあるけれど、
思いきってニュージーランドに来たからこそ、

思わず涙がこぼれそうな景色に出会うことができるのだから、
本当に来てよかった。

そういう景色を子供に見せてあげることができて、
本当によかった。

いつか、彼が大人になって、
誰にも言えないような苦しさに直面したときに、
ここで見た景色を思い出してくれるといいなぁ。

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