2008-09-24

フェリーで釜山へ

船で韓国に行ってみた。(初・韓国です!!)
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釜山港へは、下関、大阪、博多、金沢から行くことができる。
(私の知らない航路もあるかも・・)

今回は、節約旅行なので、いかに安く、短い期間で楽しめるか、、を考え、
東京~福岡は、マイレージで飛び、博多~釜山を船にした。
往復フェリーに、韓国内鉄道5日乗り放題つきのパスがついているものを購入。
この鉄道パスは、特急も、KTX(韓国の新幹線)も乗れる!

出発日は、あいにくの強風。波がすごかった。
台風でないだけマシなんだ・・と自分に言い聞かせ船へ。
手首に、旅のお供の「酔い止めバンド」をして、無言で3時間過ごす。

波による上下の揺れがすごかったけど、日を選べば往復1万円ちょっとで
韓国に行けるのは魅力だ。
(通常は、往復24000円ですが、お得な切符がいろいろあるのです。)
詳しくはこちら 

釜山は漁港というイメージを持っていたので、
巨大なビル群に、巨大な船が並んでいて、驚いた。 



出国・入国審査は、空港と同じような感じ。
空港より荷物チェックが甘い気がした。(大丈夫なのか?!)

港から歩いて5分くらいで地下鉄駅がある。
釜山では「SUBWAY」と大きな標識が出ているので、地下鉄乗り場はわかりやすい。
切符は1区間**ウォンと決まっているし、券売機は英語表示もあって、買うのに、困ることはなかった。

駅名も英語、漢字表記なので、わかりやすい。



この日のお宿は、ジャカルチ市場の節約お宿。(2人で2700円相当)
ホルモン焼店の並ぶ路地裏で、怪しい店もあり、初めての韓国にしては、
かなり勇気のいる場所だったけど、繁華街に近くて便利だった。
ただし、夜もホテル入口に鍵はかからず、フロントを通過せず2階に上がれるので、
セキュリティ面ではバツ。これはお客様には勧められないなぁ、、と思う。

ジャカルチ市場周辺には魅力的な屋台がいっぱい!
トッポッキなどの軽食から、海鮮ものを食べながらのお酒も飲める屋台まで!
魅力的でたまらない!!



トッポキや餃子が2000ウォン(約200円)
美味しいのに、安すぎです!!
店で食べるトッポッキ鍋は2人前で6000ウォン(約600円)
この日、2人で1000円くらいでお腹いっぱいになり、
「韓国、サイコー!!」という気分で就寝。



朝は、漁港で働く人たち向けの食堂に、おそるおそる入って行き、
言葉わからず、とりあえず席に座ると、大きな丸いお盆に乗せられた
キムチやらが、ズラーーっとテーブルに並べられ、

こうやって食べるのよ・・という感じで、おばさんがどんどん
ご飯をセッティングしてくれました。(メニューは1種類みたいだった)
下記、キムチや味噌汁を入れて、混ぜてもらったご飯です。



これで1人3000ウォン(300円)朝から満腹になりました。


この日、覚えた言葉。

イルボン・・・日本人
ハナ チュセヨ・・・一個ください
ムル チュセヨ・・・水ください
(辛い韓国料理、水を頼めなくては困る!)
マシッソヨ・・・おいしい!
チャル モゴッスンミダ・・・御馳走様でした
ケサネ チュセヨ・・・お勘定お願いします

食事に関する言葉は、必要に迫られて、覚えるのが早い。。

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2008-09-24

KTXで釜山からソウルへ

釜山からソウルへは、KTXで移動。
釜山駅は、まるで空港みたいに広くて綺麗だ。

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鉄道パスを窓口に提示し、席を予約する。
紙に行先と、希望の時間を書いて渡すと間違いがない。

KTXの改札は、出発の15分前にならないと開かない。
こうして改札前に、大勢が待機。

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アメリカのAmtrakを思い出す。
(今はどうなのかわからないけど、私が行った頃は、
出発直前までホームの番号が発表されず、みんなが掲示板をみつめて待って、番号が出ると、全員が一斉に走るシステムだった)

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駅の売店で、こんな駅弁の写真を見て、
「やっぱり駅弁も韓国料理なんだー!」
なーんて、当たり前のことに感動した。

ソウル到着後、移動はやはり地下鉄が便利。
釜山は「SUBWAY」だけど、ソウルは「METRO」だ。

関東のsuicaのようなカード、T-moneyがあり、
便利そうなので買ってみた。

各地下鉄ごとに色分けされているし、乗り換えの際にも、
わかりやすく案内表示があるので、迷うこともなく、
目的地にたどり着くことができた。

ほとんどの駅がホームドア(ホームと線路の間に壁や柵があるタイプ)
車内では、目上の人に席を譲る若者が多いことに感心した。

ソウルに昼すぎに到着し、歩いた街は、鐘路、仁寺洞、明洞、東大門市場。
地下鉄が便利なので、いろいろな街を訪ねることができる。

この日は「韓定食」を食べてみた。
こんなお皿が10種類くらい来た後に、
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さらにこんなセットが来て、
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いったい何種類の食品を食べたのか?と、わからないくらい何品目もの
料理が出てきた。

韓国で感心するのは、野菜をしっかり食べ、一食に何品目もの食材が含まれていること。

焼肉屋に行くと、オーダーする前に、これだけのものがテーブルに並べられる。
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「お通し」にしては多すぎだけど、これが嬉しい。
お肉も食べるけど、野菜も同時にいっぱい食べることができて、健康的だ。

店選びは、よく本にも書いてある通り、人がいっぱいいて、賑っているところ・・という視点で選んだ。これは何より大事だ。やっぱり活気あるお店は美味しいし、対応も良い。
焼肉屋はサラリーマンで賑わう、こんな店でした。
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この日の宿は韓国の伝統的家屋である韓屋。
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北村ゲストハウス

中庭があり、風通しもよく、床はオンドル(夏なので体験できず残念・・)
台所、洗濯機が自由に使えて、PCは共同スペースにも、部屋にもあった。

夜、縁側に腰かけて虫の声を聴いたりして、ゆっくりくつろぐことができた。

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2008-09-24

水原華城へ

三清洞や北村は、散策するのに楽しいところ。
伝統家屋の並ぶ街並みが綺麗だ。
宿はこのエリアにあったので、落ち着いた雰囲気の中、快適に過ごすことができた。

歩いて5分ほどのところに冬のソナタのロケ地があったので、
せっかくだし、、、と行ってみた。


ドラマの中では、遠距離通学な設定だったけど、
高校と、主人公のユジンの家は、徒歩1分もかからない位置にある!


高校の横にあるお店では、日本人向けなのか、韓流スターの写真がいっぱい売っていて、
お店の人が出てきて、ユジンの家を案内してくれたり、
ここはチュンサンがタバコを吸う場面で使った壁、などと教えてくれた。
(お店では何も買わなかったので、申し訳ないような思いでお別れしました)

せっかく鉄道パスがあるので、どこかに行ってみよう!ということになり、
城壁の街、水原に行ってみた。ソウルからは鉄道で1時間ほど。

城壁に囲まれた水原華城へは、駅から歩ける距離ではないので、
バスを利用。大きな門が見えたら降りて、そこからは歩き。
(駅横には、インフォメーションセンターがあり、何番のバスに
乗ればいいか、とか、バスツアーの案内など、丁寧に教えてくれる。)

城の中に入ると、日本人観光客が多いことに気づく。


知らずに来てしまったのだけど、ここは「チャングムの誓い」のロケ地だったらしい。
思わず、ドラマのロケ地巡りの日になってしまった。
こんなことなら、いっそ春川(冬ソナのロケ地)に行けばよかったと少し思う。

建物の形は日本と似ているけれど、色彩が韓国らしくて鮮やか。
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城の横から上ると、山の頂上の見晴らし台に行ける。
ここからは360度すべて見渡せて、
攻めてくる敵をすぐに見つけることができる。
「綺麗だなぁ」と感じることのできる今はなんと平和でありがたいことか。。
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この日の食。

朝晩共に、東大門市場の近くにある広廣市場で食べる。
市場では布地を売っているけど、ここは屋台が充実している。
朝はチジミ(約400円)。かなりのボリューム。


何件か屋台がある中、美味しそうなとこに決め、座ろうとしたら、
横にいたのは静岡の友人だった。

観光地でもない、市場の屋台で、隣り合わせになるなんて?!
自分の目を疑った。
私たちの歓声に、まわりの人もビックリしただろうと思う。

興奮さめやらず、水餃子みたいなものも食べる。
前に置いてあるキムチ類も食べていい。
特別にご飯もサービスしてくれた。
なんてやさしいオモニ・・・


日本には、こうした屋台が少なくなっていて残念。
市場好き、屋台好きには、韓国はたまらなく魅力的なところだ。

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2008-09-24

河回村(ハフェマウル)へ

河回村(ハフェマウル)は、今でも人々の暮らしが営まれている、生きた民族村。

重要民俗資料に指定された村に、現在121世帯、229名の人が
暮らしている。日本で言えば、白川郷のようなところだ。
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ここでは、伝統家屋に宿泊させてもらえる「民泊」をしている家が20軒ほどある。
早めに行って、宿がなければ、安東駅に戻ってきて何処かに泊まろう、くらいの気持ちで行ってみた。

安東駅までは、ソウルから4時間。ディーゼル車で、ものすごくゆっくり進む。
一面、桃の木だったり、田んぼが広がったり、とうもろこし畑だったり。
どの土地も、しっかり農作物が育っていて、国内自給率が高そうな気がした。

安東駅からは、46番のバスで約40分。前払いで1人1650ウォン(約165円)

【参考】2008年8月現在の時刻表
安東駅発 河回村発   
 06:20  07:15     
 08:40  09:50
 10:30  11:50 
 11:25  12:50
 14:05  15:00
 15:00  16:20
 16:00  17:00
 18:10  19:00

バスの運転手が飛ばすので驚いた!豪快な運転だった。
村の手前にある仮面博物館のところで一度降りて、村への入場料を払う。
そこから別のバスに乗るように言われ、ほんの数100m乗って村の入口で降ろされた。

ガイドブックなどでは、このバス停を降りたところに、
ボランティアのガイドさんがいて、その人があれこれ案内してくれたり、
民泊の紹介をしてくれたりする、、と書いてあったけど、誰もいない。

とりあえず、案内所があったので、行ってみると日本語が通じた。
宿のことを相談すると、家を自分で実際に見て、ここに泊まりたいな~と思ったら、
家の人に声をかけるといいよ、、と言われた。

そうか、、、でも?
と多少を不安をかかえて、村に入る。


ここがいいなぁ、と思ったのだけど留守。
背中の荷物も重いし、縁側に座って待たせてもらったけど、帰ってくる様子なし。

やむなく移動。次を探す。


「民泊」の看板を出している家はいくつかみつけることはできたけれど、
自分が泊まりたい、と思えるところがなく、汗だくで探す。

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こんな可愛らしい民家もある。

だんだん背中のリュックが肉に食い込むようになってきて、
そろそろ限界!という時に、曲り角を曲がったところに民泊があった。
素朴な家だし、なんだか懐かしい気がしたので、
思いきって中に入る。
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「アニョハセヨーー」・・応えなし
「アニョハセヨーーーー!!!」と大声で言うと、
中から、おばあさん登場。
「ニホンジン?」と聞かれ、
「ワタシ、ニホンゴ、ワカル」と言ってくれた。

おおーー、最後の最後で、日本語のわかるおばあさんの家に
たどり着くとは!!感謝、感謝です。

つづく

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2008-09-24

河回村(ハフェマウル) その2

民泊滞在のつづきです。

さっそく部屋を見せてもらう。
「40000」「60000」
という感じで、部屋ごとの料金や設備の説明を受け、
(日本語で話は始まるのだけど、いつのまにか韓国語になっていて、途中からわからなかったけど、雰囲気でなんとなく話の内容はわかった。)

結局、この日は蚊帳のある小さい部屋にした。(約4000円)
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「ゴハン?」と聞かれたので、
「食べます!」と言うと、
「トリニク、ゴハン、オイシイ、25000(約2500円)」と言われたので、
「お願いします!」

安東は、鶏肉を使った「チムタク」が名物料理。楽しみ。

ご飯の時間を決めたら、
「ゴハンマデ、**イキナサイ」「**モ、イキナサイ」
と、いくつか、歩くのにいい場所を教えてくれた。

この「・・・しなさい」の口調が、亡くなった祖母にそっくりで、
小さい頃に戻ったような、とても懐かしい気持ちになった。

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これは樹齢約600年の村の御神木。

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村の名物でもあるお面が売っている。木彫りの人形もよく見かけた。

他には、何があるわけではない。
実際に人々の暮らす家があるだけだけど、
村の中を歩くだけでも、楽しい。

その土地の土と草で出来た家は、無理のない自然な形で成り立っていて、そこに存在している自分も、とてもリラックスできた。


車の音も、飛行機の音も聞こえない。
ただ、自分の歩く音が聞こえるだけ。
あぁ、こんな静かなところに来たかった・・
やっぱり来てよかったなぁ、、と思う。
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約束の夕飯の時間に戻ると、縁側のところに
チャブ台が用意されていた。
あつあつのチムタクをいただく。美味しーーい!!


2人で食べきれないほどの量だった。

私たちがご飯を食べていると、若い女の子が2人
部屋を見に来て、泊まることになった。
暗くなる時間に来て、宿を探す人も意外といた。

蚊取り線香を受け取り、部屋に蚊帳をつるす。
寝床の準備をして、もう一度、夜の散歩に出かけた。
本当にのどかなところ。


翌朝は、釜山に移動のために、早く宿を出発した。
朝早いから、、と夜のうちに挨拶しておいたけど、
おばあさんは、私たちよりも早く起きて、起こしてくれた。

「カムサハムニダ」と、お礼を言いながら宿を出ると、
おばあさんは、私たちがバス停まで行けるか心配して、
手を振りながら、結局、ずっとついてきてくれて、
バス停のすぐそばまで、見送ってくれた。
やさしい、、なんてやさしいんだろう。

普通の宿に泊まったら、こんな気持ちをもらうことなかったな、、
民泊してみて良かった、、、と思った。


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2008-09-24

海雲台ビーチへ

安東郊外の河回村から釜山への移動。

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ディーゼル車。迫力あります。

安東駅から釜山へは、特急だと通常6時間以上かかる。
大邸駅まで行き、そこからKTXで釜山へ向かうと3時間ほどで行くことができる。

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これが韓国版新幹線KTX。


念願の駅弁を食べた。プルコギ弁当!水キムチつき。

本数が限られているので、河回村に泊まる際には、
前日到着時に、翌日の座席を予約しておいたほうがいいと思う。

釜山では、初日に泊まったジャガルチ市場周辺も良かったけれど、
別の顔も見てみたいと思い、海雲台ビーチに滞在することにした。

駅を降りて海沿いのホテルまでは、日本の海沿いの駅と似た雰囲気。
海産物の店やビーチサンダルを売ってる店が並ぶ。

でも、ビーチ沿いは、欧米系のホテルが立ち並び、ビーチとホテルの間が
遊歩道になっていて、散歩するのに気持ちいい空間になっている。
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夜になると、ホテルの庭でマジックショーや生演奏を聴きながら食事を
する風景があちこちに広がっており、その横を人々は散歩し、
足を止めてしばらく見入ったりして、、
いったい、ここは何処の国?南の島?といった雰囲気だった。
季節がちょうどよかったのか、本当に快適な時間だった。

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最後の夜は、奮発して5つ星ホテルに泊まった。
今回の旅では1泊2700円相当から15000円相当まで、
さまざまなタイプの宿を利用したが、
金額は快適さに比例することを痛感した。

でも、いつも贅沢ばかりではなく、時には快適さは欠けても、
そこにしかない情緒や風情があるので、場所に応じて、
自分の求めるものを見極めて、宿選びをする大切さも感じた。



今回、毎日3食とも韓国料理を食べ続けましたが、
まったく飽きることがありませんでした。
韓国は食べることが好きな人には魅力溢れる旅先であり、
日本と、とても似ているのに、まったく違う部分も持ち合わせた
興味深い国。また是非訪れたいと思いました。


屋台、大好き!!

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