2007-09-10

カナダ・バンクーバー島周辺 ソノラ・リゾート

カナダ・バンクーバーからヘリコプターで50分のところにある
ソノラ島・ソノラリゾートに行ってきました。



旅行前、国内のリゾートホテルに宿泊した友人から、

「自分の行ったリゾートホテルは、とにかく人が多くて、
全然くつろぐことが出来なかった。本物のリゾートホテルを見てきて!」

と言われました。

「リゾートホテルって何?」

到着する前から、ずっと考えて答えをみつけられなかったけれど、
ソノラ・リゾートで過ごし、
リゾートの素晴らしさを全身で感じることができました。



ソノラリゾートへは、バンクーバーからヘリコプターで向かいます。
途中、ハンクーバー島周辺の小さな島々、
素晴らしい景色を見ることができ、まるで遊覧飛行のよう。
セスナに酔う私も、ヘリコプターは大丈夫でした。


リゾートを上から見たところです。

ヘリを降り、エンジンの音が消えると、
そこには、経験したことのない静寂が・・・。



小高い丘から海を見渡していると、
気持ちの良い笑顔でスタッフが出迎えてくれました。



このホテルには、ロビーやフロントというものがありません。
ただ、暖炉の前にくつろげるソファとテーブル、
そしてバーカウンターがあるだけ。

敷地内に、6~7部屋ずつの建物があり、その一つ一つに、
リビングルームがあり、通常はそこでチェックイン手続きをします。
また、フィッシングをする人は、ライセンス取得手続きもします。



部屋に通されると、どれが自分の荷物かを伝えたわけでもないのに、
すでにスーツケースが届いており、ベットにはやわらかいバスローブと
チョコレートが・・。うれしい演出です。



このリゾートは、全食事・全飲み物(アルコール含む)、
冷蔵庫の中のものすべて、バーカウンターで飲むお酒、おつまみ、
すべてが料金に含まれているので、料金を計算したり、
支払いするわずらわしさがありません。

こういった「小さい」と思われることほど、
意外と快適さにつながるものだということを感じました。



夕食を待つ間、暖炉の前で、タパスを薦められました。
タパスとは、スペインのBARでお酒と一緒に出てくるおつまみのこと。
日本で言う「お通し」です。

でも、ここのは素晴らしすぎる「お通し」です。



こんな品々が並んでしまっては・・・食べずにいられません!
結局、夕食前に2皿も・・・



夕食は、海の見渡せるテーブルで、コース料理。
かなりレベルの高い、繊細なウェストコースト料理です。



夕食時のワインなども、よほどの高級ワイン以外は、
自分が飲みたい量だけ、好きに飲むことができるのです。
グラスが空くと、すぐに次の飲み物を聞きに来てくれます。


海の見渡せるレストラン。。

部屋に戻ると、ブラインドが閉められ、暖炉に火が入れられており、
心地よい音楽が私を迎えてくれました。

考えられる限りの準備をして、部屋が私を待っていてくれたような感覚。
入った途端、リラックスできる空間がありました。

ベットの上には、明日の天気予報のお知らせが。。

夜は、星空の下、ジャグジー。(昼間の写真ですが・・)



1日目にして、ソノラリゾートの虜になってしまいました。

つづく

-----

ご感想・カナダ旅行のお問合せはこちらまで

2007-09-09

グリズリーベア・ツアー

グリズリーベアって、そんなに簡単に出会えるもの??
と思っていたのですが、
ソノラリゾートから行ける森の中では、
かなり高い確率で遭遇できるようです。

前日に行った人は、10頭も遭遇できたらしい!
と聞いて、ドキドキしながら参加しました。



ゾディアックという頑丈なゴムボートに乗り込み、
グリズリーの住む森へ向かいます。

限りなく透明な海の上を、スムースに進みます。



途中、鳴門海峡のような渦・・・

ものすごく潮の流れが激しく、、、
でも、それがなんとも美しい光景なのです。

ふと、森に目をやると、アメリカンイーグル(白頭鷲)が!



アメリカの国鳥なのですが、数が少なくなり、
今や保護動物に指定されたアメリカンイーグルが、
すぐ近くの木の上にいました。

森の入り口に到着すると、水上飛行機で到着した先客のかたがた。



カナダでは、水上飛行機がよく利用されています。
(バンクーバーには、水上ガソリンスタンドもあります。)

森の中には、いくつか、グリズリーベアを観察する
展望台のようなものがあり、



その展望台の階段の下には、熊達が登ってこないように、
柵が取り付けられています。



まず、ガイドさんが危険がないかどうかチェックして、
お客さんが登る間、見張っていてくれます。
映画ジュラシックパークな世界です。

いくつか展望台を巡り、最後に少し歩くスポットに向かう際には、
ガイドさんが万が一に備えて、銃を携帯してくれます。



ちなみに、今まで一度も使ったことはないそうです。

こんな風に、「来ないかな~」、「どうかな~~」と待ちます。



この日は残念ながら、遠くに1頭見ることができただけ。
望遠で撮ったので、見えにくいかもしれません。。



前の日に10頭も出現したということは、
きっと、いっぱいサーモン食べて、今日は寝てるのかも・・・
と、残念にも思いましたが、

グリズリーベアに何頭も遭遇しなかったけど、
この素晴らしい景色を見に来れただけでも充分!!



彼らは普段、こんな美しい自然の中で、
お腹いっぱいになるまで美味しいサーモンを食べているわけで、
なんだか、うらやましい気がしました。

途中、鹿が通りかかったりして、、



スリリングな、楽しいツアーでした。

つづく

-----

ご感想・カナダ旅行のお問合せはこちらまで

2007-09-08

サーモンフィッシング in Canada

カナダでサーモンフィッシングと言えば、キャンベルリバーが有名ですが、
さらに北上したソノラ島周辺でも楽しむことができます。



サーモンフィッシングする際には、ライセンスが必要。
特別な技量は必要なく、守るべき規則にサインし、購入します。

このあたりには、キングサーモン、ピンクサーモン、
ソックアイサーモン、コーホサーモンが回遊しており、
釣ってもいいのは、キングサーモンとピンクサーモンだけ。

ソックアイサーモンとコーホサーモンは釣りあげたとしても、
海に戻さねばなりません。
返しのない鈎を使うこと、捕獲して良い数、体長制限などの
規則があります。

ボートには、ガイド1名に対し、お客さん2名で乗り込みます。
初心者でも、ガイドさんが全部教えてくれるので、
全く問題ありません。



小さなカタクチイワシを半分に切り、
イカみたいなルアーの下に取り付けます。

キラキラ光る集魚板と一緒に海の中へ入れ、
船で引っ張るトローリング形式。

こんな小さな餌で、大きなサーモンが釣れるんだろうか??と
釣れることに期待せず、景色を楽しんでいると・・・

さすがこの道30年のガイドのマイク。
いい場所に連れていってくれたようで、、

20分もしないうちに、糸が動き、
あっという間にピンクサーモンが釣れてしまいました!!



その後、
大きなコーホサーモン→逃がしました。
ソックアイサーモン→逃がしました。

そして、もう一度、ピンクサーモンが釣れ!!

2名で2匹ゲットです!!

リゾートに戻ると、魚をさばくための広いまな板ゾーンがあり、
手際よくさばいてくれます。



カナダ人はいくらを食べないので、
海に捨ててしまうようなのですが、

日本人が食べることを知っており、
「食べる?」と聞かれたので、もちろん「YES!!」



レストランのシェフに頼んで、調理してもらいました!
ディナーの前菜として、フランスパンと一緒に・・・



偽物のイクラの多い中、これは、正真正銘本物のイクラです!
お味はもちろん、美味!です!

一方、3枚におろしてもらったサーモンは、
すぐに真空パックにして冷凍。
そして、こんなふうに日本まで持って帰ることができるのです!



今、我が家の冷凍庫には、
ピンクサーモンがスモークしてもらえる日を待っています。



冷凍庫のサーモンを見るたび、まだまだ旅が続いているような感覚。
楽しみ!!わくわくです!!


つづく
-----

ご感想・カナダ旅行のお問合せはこちらまで

2007-09-07

野生動物との遭遇 in Canada

サーモンフィッシングツアーに参加した際に、
野生動物とのうれしい出会いがありました。

SeaLion(トド)は、さすがに海のライオンという名にふさわしい
貫禄と大きさ。圧倒されます。



ガイドのマイクが私たちのために近寄ってくれたのですが、
近すぎて、怒ってしまいました。ものすごい迫力で怖かった。。

そして、「美しい」という表現の似合う、Orca(シャチ)。



黒い肌に、太陽のひかりが反射して、輝いていました。
家族と思われる、大・小、6~7匹の群れ。
とっても気持ち良さそう。



この美しく透明な海で泳ぐことを楽しんでいるようで、
そんな幸せな気持ちが伝わってくるせいなのか、、
今まで経験したことのない感動が心にわきあがってきました。

同じ動物であっても、動物園や水族館で遭遇するのと
彼らの自然な姿に遭遇するのとでは、
全然違うんだということを実感。

動物達の生活を、少し覗かせてもらっている感覚。
自分が自然の一部になった状態です。



自然と一体化していることを感じたとき、
この上ない喜びを感じるのは、
私達が忘れかけている、「自分達は本来は自然の一部である」
ということを思い出させてくれるからなのかもしれない、、

などと、この美しすぎる海の上で、感傷的な想いにふけっていました。

このまま、この海の水になりたい・・・と思えてしまったくらい、
素敵なところでした。

-----

ご感想・カナダ旅行のお問合せはこちらまで
続きがあります