2006-11-22

旧家「友田家」

国の重要文化財に指定されている旧家・友田家に行ってみました。


友田家:静岡県周智郡森町西亀久保

静岡県森町の山間地にあるこの住宅は、
元禄13年(1700)に、前の畑地から移築されたと伝えられています。



代々この家を守ってきたご家族は、今は、すぐ横に建てた家に住まれており、
この重要文化財に指定された家は、中を観させてもらえるだけでなく、
なんと、泊まることができます。



文化財なのに?と思って、聞いてみると、、
家というのは、風を通すだけではダメになってしまうそうで、
やはり人が日々使ってこそ、長持ちするそうです。
国からも、そういった指導があり、
テレビの放映をきっかけに、泊まりたいという要望が多かったため、
商売としてではなく、この住宅の素晴らしさ、昔ながらの生活の魅力に触れて欲しいという気持ちで、宿泊を始めた、とのお話しでした。



宿泊は、謝礼という形で
1人3,000円、食事代は1,500円。(1日1組要予約)
餅つき体験1人500円(5名~要予約)も、あります。


カマドで炊いたご飯、おいしいだろうなぁ~。

海外からのお客様、ボーイスカウトの子供達、数家族で滞在を楽しまれるかた、、、
多くのお客様が、この住宅の魅力を楽しまれているようです。
囲炉裏はあるけれど、やはり冬は寒いようなので、
さっそく来春の週末に予約を入れようか、、と考えています。


屋根を支える木が、自然の枝!!おもしろい。
続きがあります

2006-11-07

「離れ」でのひととき

10数年前に1度だけ行ったことがあるのだけど、
そのときの心地よさが忘れられなかったお店に行ってきた。

横浜・栄区にある「九つ井」



九つ井各店で使われるお皿はすべて手作り。
自家窯「陶郷」で焼いたものだ。

庭に置いてあるランプも、置物も、すべて窯で焼いたもの。
人の手のぬくもりや土の温かみが感じられて、心がポっとあたたまる。

ここ本店には、駐車場前の建物だけでなく、裏山に「離れ」がある。
ここがとっても素敵なのだ!!!

こんな階段を登って、


森の中を歩いていくと、


こんな小さな家が点在している。


囲炉裏を囲んで座れるようになっており、うれしいことに掘りごたつになっている。


畳も、掘りごたつ底の床も、床暖房になっていて、足元ぽかぽか。

囲炉裏に火を入れてもらって「うどんすき」や「すきやき」も楽しめる。
是非、頼んでもらいたいのが熱燗。
角笛のような形の陶器を囲炉裏にさし、お酒を温める。

手打ちそばも、とってもおいしい。

今年で創業37年になると聞いた。
創業当時から、山の中の茶室のような離れを持っていたことに驚いた。

いつの時代にも、本当にいいものは残っていく、ということを感じた。
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