2005-09-30

母子ヨーロッパ鉄道旅行~in Germany(7日目・8日目)

7日目はグリム兄弟が少年時代を過ごした街、Steinauへ。
荷物があったので、駅で預けて歩こうと思っていたら無人駅・・やむなく、駅から離れた街までの石畳の道をゴロゴロ、ゴロゴロ、スーツケースを転がしていった。


とても小さな案内所があったので、事情を懸命に説明して、しばらく荷物を見てもらうこととなった。大感謝!
シュタイナウにはグリム兄弟が過ごした家が保存されている。すぐ横に小さな川が流れていて、その奥には草原が広がっている。焼きたてのパンをパン屋さんで、果物は果物屋さんで買えるような、ゆっくりと時間の流れている街だった。街の中心にある建物の中では、人形劇が見れる。その横の博物館では、今まで使われてきた人形が展示してあった。


街全体がお話の世界にひたることのできるような雰囲気を持つところ。彼らが、今や世界中で読まれているグリム童話を生み出すこととなった理由がわかるような、そんな街だった。

その後、Frankfurtへ。ドイツ語を3ヶ月だけ習いに行ったことがあるのですが、そのときに同じビギナーズクラスだった友人と、久しぶりの再会。彼女はご主人の転勤でドイツに暮らし始めて2ヵ月。魅力的な市場や市街地を案内してもらった。


おいしそ~~。


カフェでドイツ語でオーダーする。つい数ヶ月前に、教室で練習したフレーズ。ちゃんと通じて2人で感激する。うれしい瞬間。

歩いていると私の大好きな絵本の博物館があった!「ぼうぼうあたま」という、とっても独特な絵本。日本では1992年を最後に絶版になっており、手に入れることができなかったため、図書館の絵本をコピーして色を塗って、子供に見せていた。ドイツ人の医師が書いた絵本で、残酷な描写もあるのだけど、なぜか惹かれる。


ここの博物館には各国の言葉に翻訳された本が置いてあり、なんと日本語版が1冊だけ残っていた!こんなところで、手に入れることができるなんて!!

翌日は飛行機が大好きな息子のためにAuto&Technik Museum Sinsheimへ。
コンコルドを真似たとされるロシアのツボレフ144を始め、さまざまな旅客機や映画「Back to the future」で登場したデロリアンなどのレアな車も展示されている巨大な乗り物博物館。


コンコルドにそっくりのツボレフは、中がこんなに狭い!


高い所に展示されている飛行機は中が見学でき、出口からは滑り台で降りられるようになっていて、子供達は大喜び。乗り物好きにはたまらないところだった。



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2005-09-29

母子ヨーロッパ鉄道旅行~in Austria(9日目~11日目)

8日目の夜、オーストリアへ移動。
寝台列車「シティーナイトライン」は清潔で朝食サービスもあり、とても快適だった。
9日目、早朝ザルツブルグに到着。駅前からバスで憧れのSt.Gilgenへ。この街の山の上で映画「Sound of Music」の撮影をしたのだ。この山でのハイキングが今回の旅行のメインイベントでもある。なのに、あいにくの雨でハイキングはできず・・。
気を取り直して船でSt.Wolfgangに観光に出かけた。
ここでは、親子共に、初ホワイトアスパラに挑戦!想像以上に大きなアスパラで、野菜だけなのにお腹いっぱい!


天気は悪くてもテラスから眺めるWolfgang湖は素晴らしかった。

10日目も雨。なので、ザルツブルグまで行き、ロケ地を巡る「Sound of Music」ツアーに参加。家として使われたお城、木登りした並木道、ドレミの歌を歌った散歩道など、当時の姿そのままの素晴らしい景観を今もなお保っているオーストリアに感動した。

雨の中のダンスシーンで使われました。


一家の家として使われたお城。(今はアメリカ人の教授が住んでいるらしいです。)

11日目もまたまた雨。雨でも楽しめる岩塩鉱山ツアーに参加した。鉱夫のユニフォームを着てトロッコ列車に乗り、ひんやりとしたトンネルを奥へと進み、当時の岩塩採掘の様子を体験。さらに下に降りるために木製の滑り台があったり、山の中にある塩の湖を船で渡ったりと、単なる鉱山見学コースでなく、遊び心たっぷりなツアーだった。
この鉱山は、オーストリア国境に近いドイツ・ベルヒテスガーデンにある。日本のスーパーでもよく目にする、青い円柱形の塩のボトルは、ここベルヒテスガーデンで精製された塩なのです。

帰りのバスで「美しく青きドナウ」が流れる。ドナウ川を眺めながら、この曲を聴くことができるなんて、、、


曲にふさわしい優雅な景色。感動的でした。3日間ずっと雨で、この街に来た目的であるハイキングは出来ず、当初行く予定になかった場所ばかりを訪ねたけれど、どこも楽しかった。いつかまた絶対にここに来て、ハイキングをしよう、と心に誓いながら寝る。

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2005-09-28

母子ヨーロッパ鉄道旅行~in Austria(12日目)

12日目
予定では早朝ハンガリーへの移動日だったけれど、朝から雲ひとつない晴天。これはもうハイキングするしかない!と、予約していたブダペストのホテルをキャンセルし、山に行く。きっと今夜の宿はなんとかなるだろう・・。
ロープウェーで山頂に登り、4時間コースのパノラマヴェークを歩いた。いきなり後ろから歩いてきた人がパラセイルを広げ、あっという間に飛んでいった。ビックリ!


青いパラセイルが見えますか?(ちょうどまん中あたりです)

青い空と緑と花のコントラスト、どの道も、どの景色も、夢のようだった。休憩のベンチでいっしょになったイギリス人ご夫妻も映画「Sound of Music」が好きで、ここに来たとのこと。いきなり主題曲を歌いだした!同じ気持ちで来ている人は、実は多いのかもしれない。


こんなふうに、緑色の山の尾根に白い道。そこをずっと歩いていけるようになっており、広がる景色の素晴らしさに感動しながら歩くことができるのです。


4時間のコースは、子供にきついかな、、と思っていたけれど、きつかったのは私のほうで、子供を追いかけるのが大変だった。途中、牛に追いかけられたり、牛用の柵を乗り越えたり、急な崖のような所をよじ登ったり、退屈しないハイキングだった。山を降りてモーターボートをレンタルし、湖を滑走。子供も運転OKだったので、船の運転にも挑戦した。
夕方、ザルツブツグへ移動し、駅前のホテルに飛び込みで宿泊できるか聞くと、軒並み満室の返事。しかたなく、駅のインフォメーションセンターで宿を探してもらう。英語が通じず、ドイツ語の本片手になんとか意思を伝える。

やっと空いていたホテルは少し駅から遠く、気がつくと、おじさん達の集まる飲み屋の並ぶ道になっていた。不安になっていると、前から歩いてきたおばあさんが突然私の手をつかみ、地図を覗き込み、ここにいちゃ行けない、、とばかりに案内してくれた。なんてやさしいの?!感謝を伝え、フっと振り向くと、もういなかった。えっ?なんで?まるで、私達を助けてくれるためだけに現れてくれたかのようで、とっても不思議な気持ちになりました。本当に大感謝でした。このとき泊まったホテルは、隣の人がまるで同じ部屋にいるかと思うくらい音が聞こえるところでした。飲んで帰ってきた隣人の声で子供も怯え、私も怖かったけど、今日あんな素敵なハイキングに行けたんだから、、と2人で我慢しながら寝たのでした。

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2005-09-27

母子ヨーロッパ鉄道旅行~in Hungary(13日目~最終日)

13日目
早朝、ハンガリーへの移動。
今までデンマークからドイツ、オーストリアにきたときは、入国の際にパスポートのチェックを受けることがなかったのに、ハンガリーへの車内では、腰に大きな銃を持った兵士のような人たちが数人現れ、パスポートチェックが始まった。ちょっと怖い雰囲気。
その兵士のすぐ後ろにいた移動両替屋のお兄さんに両替をしてもらったのだけど、これがとんでもないレートだった!気がついたのはホテルに到着して、フロントに置いてあったレート表を見たとき。ガーン。かなり損してしまった。(教訓:列車内の両替屋を利用するべからず!)


ブダペストに到着し、ホテルの最寄駅までは地下鉄。ゴミゴミしてちょっと怖い雰囲気。エスカレーターの速度がはやい!駅を歩く人の速さがはやい!英語も通じず緊張した。ホテルのフロントにいた日本人スタッフが女神のように思えた。

この日はダンスを見ながら食事のできるお店へ。残念ながら、ダンスの見れない奥のテーブルしか空いていない。子供がちょっと見てくる・・と席をはずし、私も席を立つわけにもいかないので待っていたら、なかなか帰ってこない。やむなく見に行ってみると、舞台に呼ばれていっしょに踊っていたらしい!?店にいたお客さん達にハグしてもらって、ご満悦。


14日目
インターシティでHevizへ。Keszthely駅からはバス。初めて目にする温泉湖は蓮の花がきれいな、見た目は普通の湖。なのにみんな浮き輪をして入っていて、なんだかとっても不思議な光景。
深さは約30メートル。湧出量は日量約8600万リットルあるそうで、1日余りですべての水が入れ替わるそうです。なので、お湯はきれいで、ぬるめだけど気持ちが良かったです。


帰りの電車では遠足帰りの小学生達といっしょになり、旅行本の巻末のハンガリー語ミニ会話を手にしながら息子が話しかけると、いつのまにか輪の中に入り、なにやら楽しそう。
言葉の壁なんて関係ないんだと思った。


この旅は子供が一緒にいることで現地の人とのコミュニケーションが多く、大人同士の旅とは違った視点からヨーロッパを楽しむことができたように思う。また、その国の子供達が行くような場所を訪ねたり、実際にそこで子供達と触れ合うことで、どんなふうにその国の子供達が育っていくのかを、少し触れる機会を持てたと思うし、大人社会の文化の背景の違いを少しは理解できたような気がする。

街並みの素晴らしさだけでなく、人々から受けた親切は、息子の心に深く残ったようです。特にハンガリーの子供達と過ごしたことは、言葉が通じなくても心は通じるということを感じ、日本人以外の人への抵抗がなくなったようでした。
思い出に残るいい旅となりました。

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2005-09-26

母子ヨーロッパ鉄道旅行~(あとがき)

子供連れの旅は、大人の旅と違って、気を使わねばならないことが、もちろんあります。
これから小さいお子さんを連れての旅行を考えている皆さんに少しでも参考になれば、、と思い、私の工夫したこと、感じたことを書いてみます。

●子連れ旅行のポイント

・大きめのスカーフが大活躍
電車の中は冷えるもの。子供が寝てしまったときに、かけてあげられるし、雰囲気のいいお店では普段着をおしゃれに見せることもできる!とっても便利だった。

・ お絵かきセットや大好きな本
長い移動中、どんなに車窓からの景色がきれいでも、子供は飽きてしまうので、こういったものは必須。子供とは、よく絵のしりとりをした。

・コンパクトになるウィンドブレーカー
日本よりも、昼夜の気温差が大きく、また天候が変わりやすいので、カッパにもなり、防寒にもなるウィンドブレーカーが重宝だった。

・水と食べ物
子供は大人のように我慢ができない。車内で騒いだり、泣いたりを避けるためにも食べ物と飲み物は、常に確保するようにした。
飲み物は、飲み慣れない味の甘いジュースは嫌がるので、水に粉末のお茶(持参すべし)を入れて飲ませていた。でも日本のように自動販売機もないし、ノンガスで飲みやすい水にいつも出会えるとは限らない。飲みやすいものをみつけたら、何本か買っておくようにした。なぜいつもの味のお茶が飲めないのか、理解してもらえず困りました。(ウーロン茶を飲みたがった。)

・外食について
 食べ慣れないもの、初めての味に抵抗がある子供といっしょだと、なかなか現地の料理を試すのが難しい。一口食べて「おいしくない、いらない。」なんて言われると、2人前食べねばならない状況になってしまいます。
「おいしいですか?」と笑顔で聞いてくれる店で申し訳なくて残せなくなった私は、無理して食べて立ち上がれなくなりました。

なので、まずは1品、おいしかったら2品にしてもいいかもしれません。デンマークには、バイキング形式のお店が多かったので、利用しましたが、こういったタイプのお店は助かります。

確実に食べてくれるファーストフードという手もありますが、せっかくの旅行中にそれは避けたいですよね。子供は「味を比べたい」などと言って、どうにか買ってもらおうとしますが。(どの国に行ってもそう言う。)

夕食時、雰囲気のいいお店に子供と2人では入りにくい。そういうお店も、昼間なら入りやすいので、昼にたっぷり食べて、夜は、スーパーでカップスープとパンを買って部屋で食べたりしました。夜歩きも怖いですからね。

余談ですが、
オーストリアで、どうしようもなく、日本食が恋しくなったのですが、日本料理店がなく、中華料理店に入りました。最初に出てきたジャスミン茶がこのときほど、おいしく思えたことはありません。
頼んだ料理は、厨房に入って味付けし直したいくらいでしたが、お茶を飲ませてもらっただけでも価値があった、と思うくらい、2人とも日本の味に飢えていました。

●鉄道旅行のポイント
・ヨーロッパの列車は、日本のように停車駅をアナウンスしてくれるものばかりではない。しかも定刻通りに走ることは少ない。なので、日本出発前に、移動に使う列車を決めておき、その列車の停車駅をネットで調べ、プリントアウトしておいた。(ドイツ鉄道のサイトが便利。)子供がいっしょだと、とっさに降りることなど出来ないし、行動がゆっくりになりがちなので、事前に把握できてとても役立ちました。


・列車だけだと都市だけの訪問になりがち。小さな街は駅から離れていることが多いので、トラムやバスとの組み合わせが楽しい。

・1日おきに移動するような旅の場合、すべてを頭の中で把握しておくのは難しい。特に子連れの場合には、それどころではなくなるので、事前に日程表を作っておくと動きやすい。


・移動の多い旅は、荷物を最小限に抑えることが大切。手洗い用の洗剤とハンガーを持参し連泊のとき洗濯をした。空気が乾燥しているので、すぐ乾く。

●好評だったおみやげ

・買い物袋持参が当たり前のヨーロッパでは、レジ横で布袋も売っている。パン屋さんやお肉屋さんの布袋はかわいくて、喜ばれた。しかも安い。(200円くらい)


・ドイツのスーパーで売っている粉末ドレッシング。(水と油だけを加えるだけでおいしい。)

・食べておいしかったSpargel(ホワイトアスパラガス)。持って帰えれないのでSpargelスープの素を買ってきた。ハンガリーではグヤーシュの素もあった。

置物などのおみやげよりも、上記のような現地の生活雑貨や食材が喜ばれました。

子供が小さいから旅は無理・・、子供が出来たら旅を楽しめなくなるかも・・なんて諦めている皆さん!大丈夫です。
私が出来たのだから、誰にでも出来るし、子供がいるからこそ楽しめることもいっぱいあるのです。

親が必死な姿を見せることも大切。そんなときは、逆に子供に助けてもらえるかもしれません。普段の生活の中ではありえない関係が、旅の中では生まれます。

是非、チャレンジしてみてください!

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2005-09-25

地底に暮らす人々in Australia

オーストラリアには、地底に暮らす人々がいることをご存知ですか?


エアーズロックとアデレードの中間あたりに、Coober pedyという街があります。
1915年に水源を探していた親子が偶然オパールを発見して以来、一攫千金を狙う人々の集まる街となったその街。夏には45度にもなり、しかもハエの多い地域。そこで人々はオパールを掘リ進めていく中で出来ていった地底に住むようになっていったのです。


世界の70%のオパールの生産を誇るこの街。今ではエアコンの普及により、地上に暮らす人々も増えてきましたが、それでも年間を通して約24度に保たれる地底の家は快適だということで、今でも人口の半分くらいの人が地底に住んでいるといわれています。


せっかくなので、地底のバックパッカーに泊まりました。
入り口はこんな風になっていて・・


中はこんなです。


息苦しいかと思いきや、けっこう快適。
寒くもなく、暑くもなく、土の中は思った以上に快適でした。

オパールの採石場近くに行くと、こんな看板があります。


街に近づくと、オパールを掘るために掘り出された土の山が、数えきれないほど見えてきます。あれだけ掘ったら、中はいったいどんなことになっているんだろう?と不思議なような、心配なような。

オパールを掘る人達は、私たちの見たことのない景色の中で、一攫千金を夢見ながら、日々を過ごしているのでしょうね。。


続きがあります

2005-09-10

Vanuatuで見たこと、感じたこと(パート2)

バヌアツには、Cascades Waterfallというジャングルの中にある滝がある。そこでは、水の中をトレッキングできる!と聞き、わくわくしながら行ってみた。
もしかして、映画「カクテル」に出てきた、ジャマイカの滝みたいな感じかなぁ~、滑り台みたいに滑ったりできるのかなぁ~と大期待!

行ってみると、期待を裏切らないその滝の水のきれいさ。。
緑色に少し白が混じったような、とてもきれいな色。

ジャングルのような森を歩き、途中にある川をジャブジャブ渡る。


そして、だんだん、岩が多くなってきた!チェーンの手すりを頼りに登る。


こ~んなにきれいなんです!

そして、人がほとんどいない。
滑り台みたいなことを試したり、持っていったシュノーケリングで川の中に潜ったりしてみました。川の中では、ハゼ発見。

この滝のある場所から帰るとき、見かけたのは、どう見ても雨風をしのげそうになさそうな家。棒に葉っぱや木の板を乗せたような家で暮らす人たちでした。電気も水も、来ていないようでした。でも、そこで身を寄せ合って座っている人達は、とっても明るい笑顔で、手を振ってくれました。

片や、リゾートホテルの横には、衛生テレビの巨大なアンテナを持つ豪邸が並んでいます。同じ島に、とても大きな貧富の差がありました。

イギリス・フランスに統治されたこの国では、街にある主な飲食店、会社は欧米人経営。雑貨店などは、ほとんどが中国人経営。そこでは先住民族である人達が在庫整理や掃除をやっていました。

力のある国は、更なる土地を求めて、その土地に昔からいた人たちの生活を壊してしまう。便利な文化を持ち込むことで、彼らも表面上はいい暮らしになっているのかもしれないけれど、本質的な豊かさは失われているような気がしました。

欧米人や中国人に使われればお金は手に入るのかもしれないけど、、、
こうなってしまった以上、世界の流れは止められないのかもしれなけど、、

葉っぱでできた家に住んでいた人たちは、一見、貧しいように見えて、実は、とても豊かな人生を送っているのかもしれない。と、彼らの底抜けに明るい笑顔を見て思いました。

authorshibuya  linkLink  comment0 
categoryバヌアツ  time22:22

2005-09-09

Vanuatuで見たこと、感じたこと

ニュージーランド在住中、この国から気軽に行ける南太平洋の島に行ってみたかった。
フィジーやタヒチは日本からもツアーがあるし、どうせなら、日本からはなかなか行かれない島に行ってみたい・・・
トンガ、サモア、キリバス・・う~~ん、どうせなら、全くといっていいほど、先入観のないところに行ってみたい。ということで、バヌアツに決まり!

バンジージャンプで有名なニュージーランドですが、実はバヌアツのペンテコスト島のランドダイビングが元となったとのこと。
バンジージャンプ発祥の地へいざ出発!

先入観もガイドブックも知識も何もなく、到着したバヌアツの空港。
屋上には、1日に1便、または2便しか来ない飛行機を見に来ている大人、子供がいっぱい。入国待ちの列の横では、なんと地元の人による生演奏と踊り!!空港の外に出たら、そこでもまた演奏してくれたのです。


空港での両替は、とっても簡単なカウンターで、手計算による両替。手作り風の巾着袋から取り出してくれたお金を受け取った。
いや~おもしろい。機械化された世界から来ると、こういうことがとても新鮮!

空港からホテルへ向かう途中、ピックアップトラックの荷台に10人は乗っていると思われる車を何台も発見。ビックリした。

翌日、ホテルの人に薦められたHideaway Islandにシュノーケリングに行った。陸からちょっと離れたこんな島。


島には、簡単な宿泊施設と、ダイビング、シュノーケリングセット貸し出しコーナー、カフェがある。さっそく海へ潜ると・・・

ハ~イ!と、こんな魚が笑顔でお出迎え。
コレ、本当に笑っているように、見えませんか??


この魚は、子供が「部長~っ」と名づけた魚。

本当は、なんて名前なんだろう?

これは、おいしそ~~にエサを食べる魚。と、
それをうらやましそ~に見る魚です。


そして、この島には、世界で一つ!と言われる水中ポストがあります。

売店にウォータープルーフのハガキが売っていて、本当にポストとして機能しており、エアメールも、ちゃんと届けられるそうです。

この島は、初心者でも簡単にシュノーケリングできるスポットなので、多くの人が訪れます。そのせいなのか、珊瑚は、ちょっと元気がなくて悲しい気持ちになりましたが、魚達は元気でした。

私達はレンタカーを借りたのですが、この島に来るまでの道では、草を刈っている人達が何人かいて、その人達は、仕事の手を止めて、満面の笑みをうかべて、手を振ってくれるんです。
本当に心からの笑顔で、感激しました。

この島の人達は、すごく純粋な心を持っているんだと感じました。イギリスとフランスの両方に統治された国。実情は複雑です。治安が悪くならないまま、今日まで来れたのは、この島の人達のこの人柄ゆえなのではないか、と思えました。

次回につづく・・
authorshibuya  linkLink   
categoryバヌアツ  time09:51

2005-09-05

時速100キロ in New Zealand

ニュージーランドの一般道の、制限速度は100キロ。
高速っぽい道なら理解できるけど、いたって普通の道なのに100キロ。
しかもみんな本当に100キロ、ときどき、それ以上で走ってる。

こんな道なら別にかまわない。走っていて気持ちいいし。。


これが証拠。狭い普通の道に100キロの標識。


だけど、下記のような標識をみつけたら要注意!!


100キロの道に、いきなり、こんな1車線の橋がある!
譲り合わなければ、通れないこの橋。
思いっきり飛ばしていると止まれないのです!


NZドライブ旅行に行かれる方、お気をつけください。

2005-09-04

ブランチはEggs Benedictに限る!

今日から始めるこのブログでは、旅にまつわるエピソードを綴って行きます。
たぶん、私の大好きな「食」と「自然」がメインになっていくと思います・・。

今日のテーマは、「Eggs Benedict」

数年前にシアトルを訪ねたとき、映画「めぐり逢えたら」でトム・ハンクスが
仕事帰りに男友達と入った店、パイク・プレイス・マーケットの中のアセニアン・イン
に行った。だけど、すごい行列。やはり映画に使われたということで、人気がある。

あまりに混んでいたので、すぐ横の朝食&ランチがおいしそうな店に入った。
そこで耳に飛び込んできたのが「Eggs Benedict」。私の前に並んでいた人、
数人がこれをオーダーしていた。

そんなに人気なら、是非食べてみよう!ということで、オーダーしてみた。
テーブルに運ばれてきたのは、カリカリのイングリッシュマフィンと、
同じくカリカリのベーコンの上に、ポーチドエッグが2つ、そして、クリ~ミ~な
オランデーズソースがトロ~ッとふんだんにかかっている!!
もうこの瞬間から、私は、「Eggs Benedict」の虜になってしまったのです。

旅先で朝食を外で食べるチャンスがあれば、必ずと言っていいほど、これを
オーダーします。あぁ、思えばいろんな、Eggs Benedictを食べました。(遠い目・・)

NYのDelmonico'sという店で1920代に生まれたブランチメニューとのこと。
常連だったルグラン・ベネディクトというウォール街のブローカーの奥さんが、
新しいメニューを作ってほしい、と言ったことから生まれた、、とされている
ようですが、説はいろいろあるようです。

シアトルで食べた物は限りなくオリジナルに近いものだったと思う。
カナダ・ウィスラーでは、スモークサーモン版があったし、ニュージーランドでは、
ベジタリアン向けのほうれん草版もあった。

家でも食べたくて、オランデーズソースを一から作ってみたけどうまくいかず、
最近では、欧米に行くと粉末の「オランデーズソース」(1袋150円くらい)
を買い込み、家でこの味を楽しめるようにしております。

旅先で朝食のオーダーに迷ったら、是非、お試しを!!

写真はニュージーランドで食べたほうれん草のEggs Benedict。
さっぱりタイプです。