2012-01-25

サマルカンド

イスラムの宝石、東洋の真珠、東洋のローマ、
青の都など、さまざまに例えられるサマルカンド。

シルクロードの中心地としても有名だ。

美しく、居心地が良い街だ。
シルクロードの時代、荒涼とした砂漠を歩き、やっとたどり着けるこのオアシス都市が、どれほど人々に愛されていたか、容易に想像ができるほど、本当に綺麗だ。



中心部にあるレギスタン広場。

左側にあるのが、ウルグベク・マドラサ。
中央がティラカリ・マドラサ。右側にシェルドル・マドラサ。

マドラサ(メドレセ)というのは、イスラム教の神学校のこと。
学校がこんなにも立派だなんて、驚きだ。

これらの建物がどれだけ大きいか、下記の写真でおわかりいただけますか?



近くにあったウズベキスタンの現代の学校も、とても立派だった。
ガイドさんによれば、識字率は97%だそうだ。
高校まで学費は無料。大学も無料で学べる学部があるそうだ。貧富関係なく学べる環境があることは素晴らしい。
昔から教育にはとても力を注いでいる国なのだと感じた。

イスラム文化に触れるのは初めてだったが、その建築と幾何学模様の美しさには心を奪われた。
建物の外側も十分に美しいのですが、、



料金を支払って中に入ると、そこは「青と金」の世界。
これは建物ではなく、建物の形をした宝石です。







その場に立って、ずっと観ていたい気持ちに駆られる。
この美しさは写真で表現できない。

渡航前に見た、どんな写真よりも、実物のほうがずっと素晴らしい。

2012-01-25

タシケントから列車でサマルカンドへ

ウズベキスタンの首都、タシケント。
1966年の地震以降、ソ連による計画的な都市作りがされたという。片側3~4車線の広い道路、両脇に街路樹と歩道があり、ヨーロッパ的な雰囲気。
公共の建物はどれも驚くほど大きい。



1992年以降、公式文字はアルファベットとなったが、未だに広告などはキリル文字を使っているところも多く、旧ソ連国であることが感じられる。



この日は、タシケントから列車でサマルカンドに向かった。駅は巨大な建物だ。ロシアでテロがあって以降、警備が厳しくなったようで、駅の手前で検問があった。建物の中に入ると、切符のチェックがあり、さらに奥へ。
列車の停まっているホームまで、線路を歩いて渡った。



各車両ごとに駅員が待機していて、切符を確認し、中へ。



私たちの乗った車両は1等車だったので軽食つき。お茶は自分で買うようになっていた。

電車の通路に絨毯。部屋にも絨毯。
そういえば、ホテルの入り口(外側)にも絨毯が敷いてあった。
さすが絨毯の国である。



サマルカンドへの車窓からは、人々の暮らしが感じられる。高い塀で囲まれた土壁の家が続く。高い塀の中には畑があり、動物を飼っている家もあった。

畑で働く人を多く見た。ちょうど、綿花の収穫が終わった時期で、綿花の茎の部分を集めていた。綿花の茎や葉は燃料として一般家庭で利用されているとのこと。広い畑にトラクターなどの車両はなく、すべて人々の手作業によって進められていることに感心した。荷物を運ぶロバが、ときどきいた。