2009-10-27

Matakana Village Farmers’ Market

オークランド北にある「マタカナ」という小さな街では、
毎週土曜日、ファーマーズマーケットが開かれる。

Matakana Village Farmers’ Market
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単に農産物を売っているだけでなく、

本当に美味しいものを作りたい!と、
こだわり続けた人たちのあつまりのようなマーケットで、

まるで映画のセットの中に入り込んでしまったような、
素敵な雰囲気の中、美味しいものに出会える。



スイーツや、


さまざまな種類のマスタード


ウニや魚や牡蠣などの魚介も。


何種類あるかわからないくらいのジャムやピクルス。
しかも味見ができる!!!
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ワインやジュースなど


朝8時からオープンめがけて、オークランドの街から、
人々が押し寄せる。

都会の人の心をくすぐる、ハイセンスかつ、美味しい食材。

チェーン店や大型スーパーの総菜にはない、
作り手の心のこもった美味しさが、このマーケットにはある。

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2009-10-22

魅力的なチーズ店

数年前、ニュージーランド北島をドライブした際、
何気なく寄ったチーズ店で買ったチーズが、
とってもとっても美味しくて!!

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でも、まだ住み始めたばかりの、
たぶん初めての遠出のときだったので、

そのチーズ店がどこにあるのか、
まったく把握できていなかった。

行き先は、ケープレインガで、とにかく北上していたから、
たぶん、このあたり、、と思っていたのに、

数か月前に行ったときには、たどり着けなかった。

今回、ベイオブアイランドに行く際、
諦めかけていたチーズ店に、また出会うことができた!!

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とても小さな村のようなところにポツンとある。

レジ奥の棚にチーズが置いてあって、
いろいろ味見させてくれる。

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前に購入したのと同じものがなかったのが残念だったけど、
この雰囲気の中、チーズを買えることが嬉しい。

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自家製ベーコンや冷蔵庫内のチーズも魅力的。

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いつも思うけど、田舎道に、
こんなこだわりのお店があるところも

ニュージーランド旅行の魅力でもある。

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続きがあります

2009-10-20

ヤン・アルテュス=ベルトラン写真展

数年前にニュージーランド・ワナカを訪ねたとき、

美しい湖畔、一面に、強烈な印象を与える写真が飾られていた。



世界各地の、いろいろな瞬間を、空から映した写真。

その一つ一つに、コメントが添えられていた。



都会のビルの一室で開かれる写真展と、

この自然の真っただ中で催された写真展。受ける印象がまるで違う。



この環境の中で観るひととき、、とても贅沢な時間だった。

あまりにインパクトが大きくて、その写真が誰のものなのか、

どういう団体が主催したのか、調べずに帰ってきてしまったのだけど、、

今日、銀行の待ち時間に、ふと手にした雑誌から判明!!

映画「HOME」も手がけた ヤン・アルテュス=ベルトランの写真でした。

こちらのサイトを見れば、本屋で見覚えが、、なんていう人もいるかも。

「明日の地球」

美しい写真はこちからダウンロードもできます。

「壁紙のダウンロード」
「HOME」をご覧になっていないかたは、こちらをどうぞ。

「You Tube HOME」

私たちは、なんて美しい惑星に生まれたんだろう・・・と、そんな気持ちになる映像です。

2009-10-16

素晴らしいアイデアを実現してほしい

ニュージーランドでは、
素晴らしい人との出会いがいっぱいあった。
その人たちの生き方に、とにかく感動。

自分の家を自分で建てた人はもちろんのこと、
庭で飛行機を作っている人とか、
自分でヨットを作ってしまう人もいる。

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バーナードさんもその1人。

30数年前に、イギリスから
自分の造った小さなヨットでニュージーランドまで来た
私の尊敬するかたです。

当時、大西洋横断の記録としてギネスに認定され、
イギリスでは大きく取り上げられたそうです。

その後、息子さんたちが思春期を迎えたとき、
「自分に教えられるのはヨットだけ」と、
家族4人で生活できるスペースを持つ大きなヨットを
設計、そして自作。
そのヨットで奥さんの国である日本を目指します。

行きは一人で操縦し、
帰りは息子さん2人にすべてを任せ、
ニュージーランドまで帰ってきたとのこと。

帰国後は、その大きなヨットで、
観光客のかたに気軽にセーリングを楽しんでもらえる
お手伝いをしながらも、
自分で設計したヨットを造ったりもされていたようです。

ご自身でヨットを造るわけですが、
過去に得た知識だけに頼ることなく、
材料、塗料など時代と共に変化する新しいものが
出てくると、ワークショップ等で勉強し、
常により良いヨットを追及されてきたとのこと。

今はリタイアされていますが、
次に造りたい最新鋭のヨットの設計を考え、
まだまだ夢を持ち続けていらっしゃいます。

今回、お邪魔して見せていただいたのは、
巨大なヨットの設計図。

学び続けてきたからこそ生みだされた、
今までにない、世界のどこにもない大きなヨット。

揺れも少なく、大勢の人がくつろぎながらセーリングを
楽しめるようになっています。

多くの人を運ぶことのできるヨットを造り、
南太平洋の島々をつなぐバスのようなものができたら、、と、
これからの時代に必要になってくるであろう、
自然のエネルギーを生かしたプランを持っておられます。

ヨットでの移動は、もちろん時間は飛行機よりかかるけど、
人間の生活はもっとペースダウンしてもいいんじゃないか、、
というお話。

何よりヨットは風の力だけで動きますから、
もっともエコロジーな乗り物なのです。

設計図も、プランも、しっかりできていて、
あとは実現するだけ、、。

彼はこのアイディアで儲けようとか、
そんなことは考えていません。

ヨットを追及してきた自分だからこそ設計できるヨットと、
プランで、自然のエネルギーだけで移動できる仕組みを
作りたい、そして、世の中全体が
本来あるべき時間の感覚を取り戻してほしいという願いが
あると思います。

でも大きなプランなので資金が必要。

長期的な環境を考えたこうしたプランに、
寄付してくれたり、応援してくれるような団体を
ご存じのかたがいらしたら、是非教えてください。

欧米は、寄付の文化があるし、きっとあると思うのですが、
私にはうまく探せなかったのです。

純粋な思いを応援したいのです。

どうかどうか、よろしくお願いします。

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2009-10-10

ヨットをレンタルしてセーリング in NewZealand

ヨットをレンタルしてセーリング。
そんなことがニュージーランドで出来ます。

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ニュージーランドの人たちにとって、ボートやヨットはとても身近な存在。
贅沢でも何でもなくて、気軽に海に出る手段として車と同じように所有しています。

レンタルするのに、免許は必要ありません。
ただし、自分たちだけで海に出るわけですから、自己責任。
操縦が可能であり、経験があること。これが条件です。

お世話になったのは、Bay of IslandsのOpuaにあるボートレンタル会社。
船だけをレンタルするプランのほかに、
操縦できる人が乗って、セーリングに連れていってくれるプラン、
操縦方法を教えてくれるプランもあります。

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到着すると、まず、ひと通り使い方の説明。
(これは日本で乗っているかたなら、同じなのでわかると思います。)

船にはシャワー、トイレ、冷蔵庫、ガスレンジ、オーブン、ベットがあり、
台所用品、お皿や調味料やスパイスなど一通りのものが揃っていました。

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なんと、ワインボトルを入れる場所もありました。

お勧めの停泊スポット、上陸するのにお勧めの島などを聞いて、、、
まずは食料の買いだしです。

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予定は3泊4日。
普段、自分たちが1日に食べる量、飲む量を意識していなかったので、
3日間の量を判断するのは難しく、「ひもじい思いはしたくないなぁ、、」と
思っていたら、ついつい買い過ぎ、その後1週間持ち歩くことに・・。

船に持ち込んだのは、スーツケース1個と食糧ダンボール3個分。
水は10リットルあれば十分のようでした。

つづく

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2009-10-10

ヨットをレンタルしてセーリング- 2 in NewZealand

初日の停泊地は、薦められた小さな湾。
風と逆方向に開いている湾なので、
外では白波も立っているくらいなのに、静かな平水面。

船には水深が測れる装置があり、
それを見て船のキールから2m以上ある場所でアンカーを降ろしました。

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船酔いする私は、
酔ってしまって寝られないんじゃないかと心配していたのですが、
意外と大丈夫でした。

風が強い日でも停泊する場所を選べば、
こんなにも快適なのか?と驚いたくらいです。

夜の星空は、それはそれは素晴らしいものでした。

島に近い場所にとめているので、朝は鳥の声で目覚めます。
ミルクティー片手にデッキに出て、静かな、朝の澄んだ空気を楽しむ!
線路沿いに住んでいる私にとっては、普段と正反対とも言える朝です。

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Urupukapuka Islandという比較的大きな島に行ってみました。
船には、小さなボートもついているので、
それで島に上陸することができます。

ニュージーランドの島々には個人の別荘などプライベートビーチもありますが、
基本的にビーチは停泊や上陸が許されているとのこと。(寛大ですね。)

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ここには、美しいビーチ、ハイキングコース、キャンプ場があります。
この島は、景観の美しさはもちろんのことですが、マオリの住居跡もあり、考古学的にも知られている島です。
今回は途中で雨が降ってきてしまったので、
全部を歩くことはできませんでしたが、、、。

ニュージーランドには、熊やヘビなど、
人間に害を及ぼす動物がいません。

なので、突然上陸した島でも安心して歩くことができるのです。

こんなふうに、気ままに、気に入った島に上陸して探検するというのは
本当に楽しいことです!

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つづく

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2009-10-10

ヨットをレンタルしてセーリング - 3 in NewZealand

風の力だけで進むヨット。
船の上での生活も、まさに、エコです。

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・使える水が限られている。
・使える電気が限られている。
・自分の排泄物を意識する。
・ゴミの量を意識する。

船には温水シャワーを浴びることができるくらいの水が積んであり、
なくなったら、岸に行き給水することができますが、
今回はあえて、与えられた範囲でやってみよう、と
節水生活してみました。



食事の際に食器類を洗うとき、トイレを流すとき、
ちょっと手を洗うとき。

限られていると思うと、使うときに神経を使います。

シャワーも浴びれますが、今回は3日間だったので、
熱いタオルで拭くだけにとどめました。



電気は1日朝と晩、45分間エンジンを動かせば
普通に生活するだけの電気が充電されるとのこと。

夜つける電気。水深を測る計器。水をくみ上げるポンプ。
意外とすぐになくなるので、節電生活。

せっかく風の力だけで移動できるヨットなのに、
便利さのために、朝晩45分エンジンを動かさねば
ならないことは、ちょっとひっかかりました。

マリーナへの出入りや、強風の中での移動など、
エンジンを使わねばならない状況もありますが、
そうではないときに、
わざわざ使わなくても済むと良いなぁ、と思っていたら、

隣に停泊していたヨットは、風力発電をしていました。

将来自分でヨットを持てる日が来たら、
あれにしたい!


この中が冷蔵庫になっている!  
省エネだけでなく、省スペースでもある船内です


つづく

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2009-10-10

ヨットをレンタルしてセーリング - 4 in NewZealand

水も電気も、限りなく使えると思うと、
たやすく使ってしまうけれど、

限りがあること、
または
補充するのに労力が伴うことを思うと、
自然と、節電・節水する気持ちになれました。


思えば、手漕ぎボートもエコな乗り物

ニュージーランドは雨水で暮らしている人も多く、
そういった家庭では、雨の少ない夏は節水しながら
生活することを与儀なくされます。

また、夜間にお湯をわかし温水タンクに貯めている家庭もあり、
途中でお湯がなくなってしまっては困るので、
シャワーの時間は日本に比べてかなり短いと思います。

電気代は高いので、節電を心がけるのは当たり前です。
(ニュージーランドは原子力発電所を持っていません)

限りなく使えると思うと、ありがたみを忘れ、
使わなくてもいい量を使ってしまったりする。

もしかしたら時間も同じかもしれないと思いました。

私たちに与えられている時間は限りがあるのに、
健康で、変わらぬ日々が過ぎていくと、

自分の持つ時間のありがたみを忘れ、
無駄に時間を過ごしてしまうことがあるように思います。

「限りがある」と意識することが
日々を変えることになることを感じました。


時間がたっぷりあると、料理に時間もかけられます。
普段の忙しい朝では考えられないメニューも登場