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2006-11-07
ボサノバの神様♪夢の時間~ジョアン・ジルベルト
夢心地で宝物のように貴重な時間は、
ただただ夢心地のまま、
あっという間に終わってしまった。
ジョアン・ジルベルト(Joao Gilberto)。75歳。
ボサノバを創ったといわれている、
伝説のブラジル人音楽家。
2003年、2004年にも奇跡の来日公演があったが、
運悪く私達の南米旅行と見事にぶつかってしまい、非常に悔しい思いをした。
もう、この耳で生の演奏を聴くことはあきらめていたが、
またまた奇跡の来日公演が決定し、大感激!
彼はかなり日本を気に入ってくれてたようだ。
日本中の熱心なブラジル音楽ファン達にも感謝!
残念ながら関西公演はないので、夜行バスでいざ東京へ。
巨大都市に翻弄されながらも、早めに東京国際フォーラムに到着した。
待ちきれず、開場と同時に入場。
先行予約で取った席も、なかなか良い場所で満足だ。
期待が膨らむ。
彼を愛する人達によって書かれた、来日記念パンフレットを読みながら
公演を待つ時間も、なんとも幸せな気分だ。
これからはじまる夢のような時間を、少し緊張しながら静かに、ゆっくりと待つ。
でも心はウキウキ。会場はそんな雰囲気に包まれている。
開演予定時刻になったころ、アナウンスが流れた。
「開演の時刻ですが、アーティストがまだ到着しておりません。
開演のめどが立ち次第お知らせ致します。」
皆がどっと笑い、会場が和んだ。怒る人などいない。
前回の来日公演では、演奏の途中に20分ほど身動きしなくなり、
瞑想状態になったという。
何があっても、すべてを含めてジョアン・ジルベルトなのだ。
再び40~50分待ち、「アーティストがホテルを出発しました。」
のアナウンスのしばらく後、
「アーティストが到着いたしましたので、お席でお待ち下さい。」
との案内に変わった。
そして、会場の緊張もほぐれ、リラックスしたちょうどよい雰囲気の中、
予定から約1時間遅れて、ようやくギターを持った彼が現れた。
あの声とギターが、本当にすぐそこにある。
年齢による衰えは、みじんも感じない。
ジョアンが歌う。ジョアンが呟く。ジョアンがハミングする。
洗練された、彼に寄り添うギターのリズム。
何もかもが最高!
耳を澄まし、天に昇るように聴き入る、研ぎ澄まされた音楽。
数あるジョアンのどの名盤よりも、間違いなく最高の声。最高の演奏。
究極のボサノバだ。
「声」と「ギター」。それだけ。
彼がギターに触れ、声を発すれば訪れる、至福の世界。
だれもが魔法にかけられたようにうっとりする。
彼以上のギター弾き語りは存在しないのではないかとさえ思った。
もう一人のボサノバの巨匠、アントニオ・カルロス・ジョビンは
すでにこの世に居ない為、生演奏を聴くことはできないが、
共に時代を築いたこのジョアン・ジルベルトのそばで、
きっと見守ってくれているはずだ。
神様と過ごす幸せな時間。
「もう一度」というぜいたくなことは言わないが、
やはりできることなら、また味わってみたい。
ありがとう、ジョアン!
Voz E Violao(声とギター)・・・2000年作品。感動の10年ぶりのアルバム。
静寂さえも彼の音楽の一部だと感じさせてくれる。
In Tokyo・・・2003年奇跡の来日公演にて収録されたライブ盤。涙・涙・涙・・・。
来日公演を記念して発売されたベスト盤
彼のベストを「選ぶ」なんて、難しすぎる!
♪ブラジルのお気に入り音楽♪
南米旅行のご相談はこちらまで
ただただ夢心地のまま、
あっという間に終わってしまった。
ジョアン・ジルベルト(Joao Gilberto)。75歳。
ボサノバを創ったといわれている、
伝説のブラジル人音楽家。
2003年、2004年にも奇跡の来日公演があったが、
運悪く私達の南米旅行と見事にぶつかってしまい、非常に悔しい思いをした。
もう、この耳で生の演奏を聴くことはあきらめていたが、
またまた奇跡の来日公演が決定し、大感激!
彼はかなり日本を気に入ってくれてたようだ。
日本中の熱心なブラジル音楽ファン達にも感謝!
残念ながら関西公演はないので、夜行バスでいざ東京へ。
巨大都市に翻弄されながらも、早めに東京国際フォーラムに到着した。
待ちきれず、開場と同時に入場。
先行予約で取った席も、なかなか良い場所で満足だ。
期待が膨らむ。
彼を愛する人達によって書かれた、来日記念パンフレットを読みながら
公演を待つ時間も、なんとも幸せな気分だ。
これからはじまる夢のような時間を、少し緊張しながら静かに、ゆっくりと待つ。
でも心はウキウキ。会場はそんな雰囲気に包まれている。
開演予定時刻になったころ、アナウンスが流れた。
「開演の時刻ですが、アーティストがまだ到着しておりません。
開演のめどが立ち次第お知らせ致します。」
皆がどっと笑い、会場が和んだ。怒る人などいない。
前回の来日公演では、演奏の途中に20分ほど身動きしなくなり、
瞑想状態になったという。
何があっても、すべてを含めてジョアン・ジルベルトなのだ。
再び40~50分待ち、「アーティストがホテルを出発しました。」
のアナウンスのしばらく後、
「アーティストが到着いたしましたので、お席でお待ち下さい。」
との案内に変わった。
そして、会場の緊張もほぐれ、リラックスしたちょうどよい雰囲気の中、
予定から約1時間遅れて、ようやくギターを持った彼が現れた。
あの声とギターが、本当にすぐそこにある。
年齢による衰えは、みじんも感じない。
ジョアンが歌う。ジョアンが呟く。ジョアンがハミングする。
洗練された、彼に寄り添うギターのリズム。
何もかもが最高!
耳を澄まし、天に昇るように聴き入る、研ぎ澄まされた音楽。
数あるジョアンのどの名盤よりも、間違いなく最高の声。最高の演奏。
究極のボサノバだ。
「声」と「ギター」。それだけ。
彼がギターに触れ、声を発すれば訪れる、至福の世界。
だれもが魔法にかけられたようにうっとりする。
彼以上のギター弾き語りは存在しないのではないかとさえ思った。
もう一人のボサノバの巨匠、アントニオ・カルロス・ジョビンは
すでにこの世に居ない為、生演奏を聴くことはできないが、
共に時代を築いたこのジョアン・ジルベルトのそばで、
きっと見守ってくれているはずだ。
神様と過ごす幸せな時間。
「もう一度」というぜいたくなことは言わないが、
やはりできることなら、また味わってみたい。
ありがとう、ジョアン!
Voz E Violao(声とギター)・・・2000年作品。感動の10年ぶりのアルバム。
静寂さえも彼の音楽の一部だと感じさせてくれる。
In Tokyo・・・2003年奇跡の来日公演にて収録されたライブ盤。涙・涙・涙・・・。
来日公演を記念して発売されたベスト盤
彼のベストを「選ぶ」なんて、難しすぎる!
♪ブラジルのお気に入り音楽♪
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南米音楽散歩♪
00:35
miyama
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