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2006-10-23
フォルクローレ♪チャランゴの巨匠~エルネスト・カブール
チャランゴは、南米アンデス地方の民俗音楽・フォルクローレに使われる代表的な楽器。
ウクレレに似た小ぶりな弦楽器で、
その音色はカラフルで瑞々しく、愛らしい。
チャランゴで奏でられる音楽を聴くと、
心癒され、ときに哀愁をも感じる。
そのチャランゴの「巨匠」「神様」「伝道師」などと言われている
ボリビアのエルネスト・カブール(Ernesto Cavour)が今、来日公演を行っている。
そして昨日、私の住まいから目と鼻の先、神戸は垂水区にある
明石海峡大橋のたもとホテル舞子ビラで演奏を繰り広げたのだ!
うたわれる肩書きの数々から、「どんな厳かな雰囲気の人だろう」
と思っていたら、想像とはぜんぜん違った。
チャランゴと戯れ遊び、地元ボリビアに根付く音楽を愛する、
「ボリビアの和やかでお茶目なおじさま」だった。
超絶ギターならぬ「超絶チャランゴ」を披露しチャランゴを「七変化」させて、
ボリビアの香り漂う様々な音楽を聴かせてくれる。
が、それだけではなかった!
自ら発明したという楽器が次から次へと飛び出した。
楽器ひとつひとつに思いがこめられた、
遊び心溢れる楽器の数々を紹介しては演奏する。
その時がまた、実に楽しそうだった。
エルネスト・カブールは1940年にボリビア・ラパスに生まれ、
10歳の頃から音楽に携わりボリビア音楽界で活躍するようになった。
そして1969年にはヨーロッパにフォルクローレブームを巻き起こし、
チャランゴという楽器を世に知らしめたという。
誰もが認める「世界最高のチャランゴ奏者」だそうだ。
そして今回の来日公演に同行・共演している、
日本人フォルクローレ・ギタリストの木下尊惇もまたカッコ良い!
気品ある美しいギターの音色を聴かせてくれるとともに、
カブールの音楽とボリビアの様子を、うまく解説してくれる。
彼は10代の頃、来日中のカブールに才能を見出されボリビアに渡ったという。
その彼が演奏を披露した、カブールが発明した「ムユムユ・ギター」。
これがまた、面白かった!
普通のギターは片面で演奏するようになっているが、
このギターは両面、ギターなのだ。
裏にも表にも(どちらが表かしらないが)弦が張ってあり、異なる調弦をしてある。
曲の途中でしばしば、くるりとひっくり返し演奏するのだ。
その初めて見る光景に、会場中、目を見張った。
「世の中には常に二面性があるもの」ということを表現した楽器だそうだ。
そんなこんなで、ずいぶんとご近所で、
チャランゴの音色にボリビア高地での旅の風景を思い巡らした、
日曜の昼下がり・・・。気持ち良かった。
フォルクローレの都・ラパスのペーニャにも、また通いたいものだ。
南米の音楽は本当に多彩で、本当に奥が深い。
聴いても聴いても、溢れ出てくるように魅力的な音楽達が現れる!
これからも、もっともっと聴いてみたいと思う。
私達の音楽散歩♪ MUSICA MUSICA MUSICA♪
南米旅行のご相談はこちらまで
ウクレレに似た小ぶりな弦楽器で、
その音色はカラフルで瑞々しく、愛らしい。
チャランゴで奏でられる音楽を聴くと、
心癒され、ときに哀愁をも感じる。
そのチャランゴの「巨匠」「神様」「伝道師」などと言われている
ボリビアのエルネスト・カブール(Ernesto Cavour)が今、来日公演を行っている。
そして昨日、私の住まいから目と鼻の先、神戸は垂水区にある
明石海峡大橋のたもとホテル舞子ビラで演奏を繰り広げたのだ!
うたわれる肩書きの数々から、「どんな厳かな雰囲気の人だろう」
と思っていたら、想像とはぜんぜん違った。
チャランゴと戯れ遊び、地元ボリビアに根付く音楽を愛する、
「ボリビアの和やかでお茶目なおじさま」だった。
超絶ギターならぬ「超絶チャランゴ」を披露しチャランゴを「七変化」させて、
ボリビアの香り漂う様々な音楽を聴かせてくれる。
が、それだけではなかった!
自ら発明したという楽器が次から次へと飛び出した。
楽器ひとつひとつに思いがこめられた、
遊び心溢れる楽器の数々を紹介しては演奏する。
その時がまた、実に楽しそうだった。
エルネスト・カブールは1940年にボリビア・ラパスに生まれ、
10歳の頃から音楽に携わりボリビア音楽界で活躍するようになった。
そして1969年にはヨーロッパにフォルクローレブームを巻き起こし、
チャランゴという楽器を世に知らしめたという。
誰もが認める「世界最高のチャランゴ奏者」だそうだ。
そして今回の来日公演に同行・共演している、
日本人フォルクローレ・ギタリストの木下尊惇もまたカッコ良い!
気品ある美しいギターの音色を聴かせてくれるとともに、
カブールの音楽とボリビアの様子を、うまく解説してくれる。
彼は10代の頃、来日中のカブールに才能を見出されボリビアに渡ったという。
その彼が演奏を披露した、カブールが発明した「ムユムユ・ギター」。
これがまた、面白かった!
普通のギターは片面で演奏するようになっているが、
このギターは両面、ギターなのだ。
裏にも表にも(どちらが表かしらないが)弦が張ってあり、異なる調弦をしてある。
曲の途中でしばしば、くるりとひっくり返し演奏するのだ。
その初めて見る光景に、会場中、目を見張った。
「世の中には常に二面性があるもの」ということを表現した楽器だそうだ。
そんなこんなで、ずいぶんとご近所で、
チャランゴの音色にボリビア高地での旅の風景を思い巡らした、
日曜の昼下がり・・・。気持ち良かった。
フォルクローレの都・ラパスのペーニャにも、また通いたいものだ。
南米の音楽は本当に多彩で、本当に奥が深い。
聴いても聴いても、溢れ出てくるように魅力的な音楽達が現れる!
これからも、もっともっと聴いてみたいと思う。
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