2010-02-07

19世紀の世界旅行~イザベラ・バードの旅の世界

2月6日、朝から雪が舞う中、
「ツイン・タイム・トラベル イザベラ・バードの旅の世界」展
(京都大学総合博物館)を見てきました。

イザベラ・バード(1831~1904)はイギリス人の女性旅行家。
その名前を始めて知ったのは、昨年のGWに新潟に帰省した際に
両親と山歩きに訪れた山形県飯豊町でのことでした。
バードは明治時代に日本を訪れ、北海道や東北を旅した際に、
飯豊にも足を伸ばしており、
旅行記「日本奥地紀行」は当時、欧米でベストセラーになったそうです。

当時の日本は開国後まだ約10年で貧しく、未開の地。
そこを当時47歳のバードは通訳の少年一人だけを付けて、
3ヶ月間、主に馬で周ったそうで、
今の私達には想像できない旅だったに違いありません。

彼女は20代から70代に至るまでの半世紀の間、世界各地を旅しました。
残念ながら南米と南極には行っていないのですが、
それ以外の各大陸に足跡を残し、旅行記も数多く出版しています。

今回の展覧会は、バードの足跡を世界中に辿り、
彼女が残した風景版画や写真と、現在の風景とを対比して見るものでした。
日本のパートはあまり多くはありませんでしたが、
都市の景観はどこでも大きく変貌している反面、
チベットの草原やアメリカの山岳地帯などは
当時と景観があまり変わっていないのが印象的でした。

旅の手段が船と馬車、鉄道だった時代に、
これだけの旅をして記録を残していることには、素直に驚きを覚えます。
(撮影機材だって今とは比較にならないほど大きく重かったはず)
知らない世界を見たいという欲求は、 昔の人も変わらなかったのでしょう。
そして世界が狭くなったと言われながらも、
まだまだ知らない素敵な場所が、世界(日本も含めて)にはたくさんあることを、
あらためて教わった気持ちです。

情報が溢れ、地球の反対側のことですら
検索すればすぐに分かってしまう、今の時代。
だからこそ好奇心を持ち続け、
興味を持ったところには実際に足を運び、自分の目で見て感じる。
それを大切にしていきたいと思いました。

展覧会情報(京都大学総合博物館)
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/special/content0008.html

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