2009-06-29

美味しい♪ ブラジル料理教室

日曜日、地元の町の国際交流協会が開いた「ブラジル料理教室」で
日系ブラジル人のご家族に、ブラジル料理を教わった。

普段、料理をほとんどしない私なので、
正直、「料理教室」はなんだか敷居が高く、ちょっと気が重かった。
でも今日は、参加者の誰もほとんどブラジルの料理を知らないから、
ベテラン主婦さんも料理の素人の私もスタートラインは一緒で、 気が楽だ。

集まったおよそ30人が班別に分かれて調理開始。
講師の先生の方で下ごしらえは済ませていただいているのだが、
今日作る料理は計4品と、結構品数が多い。
野菜切って、肉に下味付けて、炒めて、茹でて、ほぐして、
そして肉焼いてなどなど・・・と、
ベテラン主婦さんも慣れない料理に勝手が分からず苦戦の様子。
約2時間の長丁場の末、同じテーブルの方と力をあわせて無事完成!

お楽しみの味見!
出来上がり 
やわらかく炊いたフェイジョ(豆)を、にんにく入りご飯と一緒にいただくと、
ブラジルのレストランの懐かしい味!
ワンプレートに盛るのがブラジル風だ。

赤い沢庵みたいに見えるのは、南米でよく料理の付け合せに出てくる赤い株。
(砂糖大根。ポルトガル語でベッテハーバ。スペイン語圏ではレモラチャ)。
個人的に大好きなこの野菜と、久々の嬉しい再会。

講師を務めてくださったのは旦那さんが日系3世のご家族。
アマゾン川上流、ボリビア国境に近いロンドニア州ポルトベーリョから来られて、
滋賀で暮らして3年とのこと。
とても控えめなご夫婦だった。
小さい子供は、むちゃくちゃ関西弁しゃべってて元気だったが・・・

地元にいながらにしてブラジルの味を楽しめた、楽しいひと時。
これを機に、もうちょっと料理しないとな・・・

(6月28日 滋賀県高島市・安曇川ふれあいセンター)

地元タウン情報サイトの記事になってました。(この写真が私です・・・)

≪♪ 今日のレシピ ♪≫

ビーフィ アセポラード(牛肉料理) 

■材料■
牛肉の薄切り(約4~5ミリの厚さ)・・・4~5枚(人数分)
にんにくのすりつぷしたものを塩で混ぜたもの・・・お好みの量
玉ねぎ・・・約1個
ピーマン・・お好みの量
酢またはレモン
サラダ油

■作り方■
1.牛肉薄切り(4~5ミリの厚さ)ににんにくと塩で揉んで、味をしみ込ませる。
2.フライパンに油を敷いて牛肉を焼く。
3.両面焼けたらお皿に出し、同じフライパンで玉ねぎ.ピーマンを炒める。
4.お好みで塩を振り入れ、酢またはレモンを加えて炒める.
5.玉ねぎ・ピーマンが妙まったら出来上がり。

フェイジョン コン ベーコン (豆とベーコン) 

■材料■
Feijao (豆)
べーコン
玉ねぎみじん切
にんにく みじん切

こしょう
サラダ油

■作り方■
1.前日お水につけて量いた豆をそのお水で柔らかくなるまで煮る。
2.フライパンにサラダ油でべーコンをちょっと焼き、玉ねぎとにんにく入れ炒める。
3.塩とこしょう入れ、弱火でとろみがついたら出来上がり。

コーヴィ コン ベッテハーバ (サラダ)

■材料■
コーべ(ブラジルの葉)
ベッテハーバ(砂糖大根)
トマト
玉ねぎ
レモン

■作り方■
1.ベッテハーバを圧力鋼で煮る。
2.材料を切って、混ぜる。

マカホナーダ(鶏むね肉を使ったスバゲティ)

■材料■
パスタ
鶏むね肉
たまねぎ
トマトピューレ
ニンニク
ブラジルの塩
サラダ油

■作り方■
1.パスタを半分に折って、ゆでる。
2.鶏むね肉をゆでて、フォークを使って細かく引き裂く。
3.にんにく、玉ねぎをフードカッターで、細かく切る。
4.3を油で炒めて、トマトピューレを入れて、混ぜる。
5.ゆでたパスタの上に、4のソースをかけて、できあがり。

ブラジルの食材は、日本ではブラジル人の方が多い地域のスーパー等や、ブラジル食材専門店の通販でも入手可能。
お試しください♪

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続きがあります

2009-06-09

爆裂!ロス・カルカス大阪公演

ボリビアの超人気フォルクローレ・グループ「ロス・カルカス」(Los Kjarkas)が
大阪にやってきた!(6月7日 天満橋 エル・シアター)

「ロス・カルカス」の名前は知らない方でも、
大ヒットした「ランバダ」という曲はご存知のはず。
この元となった曲を作ったのが「ロス・カルカス」なのだ。
(「ランバダ」はロス・カルカスのオリジナル曲。
 フランスのグループに盗用され、それが世界的にヒット。)

18年ぶりの来日とのことで、
会場には往年のファンの方々が大勢詰めかけ、開演前から熱~い雰囲気。
主催者挨拶で、唯一の日本人メンバーでチャランゴ(弦楽器)奏者、
宍戸誠さんのご親戚一同が客席にいらっしゃると紹介され、拍手が起こる。

そしてメンバー登場。
いきなり1曲目から最前列で踊り出す、ラティーノやラティーナ達。
日本人のお客さんは最初は座って聴いていたが、やがてノリのよい曲になると、
我慢できない人達が堰を切ったようにステージ前に躍り出た。
主に40代~60代くらいと思われるお客さん達。
男性も女性も汗をかきながら思い思いのステップを踏む。
ボリビア国旗を掲げながら踊る人も現れて、ホールに熱気がこもる。

ボーカルのエルメールがお客さんに歌詞を合唱させる場面では、
皆、大声でスペイン語の歌詞(それも結構長いフレーズ)をしっかりと合唱。
すごい!

休憩をはさんで第二部、
「ランバダ」の原曲「泣きながら」(Llorando se fue)で盛り上がりはピークに。
「otro!otro!」(もう1回!)というアンコールの掛け声が延々と続いた。
メンバーの顔も皆輝いていたけれど、
同じくらいにお客さんの表情もみんな晴れ晴れとしていたのが印象的だった。

日本では「フォルクローレ=南米先住民族の哀愁の音楽」というイメージが
なぜか定着しているが、 それはほんの一部。
ボリビアやペルーなどには
人気と実力のあるフォルクローレグループがいくつもあり、
ラパスで週末にペーニャ (フォルクローレのライブハウス)に行くと、
老いも若きも一晩中盛り上がり、みんな飲みながら踊っていた。
フォルクローレは決して消え去っていく過去の音楽などではなく、
今を生きる人たちのための元気が出る音楽。
今日のライブはそれを思い出させてくれた。

休日の静かなオフィス街に突如現れたボリビアのペーニャ。
そんな奇跡のような時間。
外に出ると、火照った体にひんやりとした大川の風が気持ちよかった。

来日ツアーは6月半ばまで、神奈川、東京、千葉、愛知と続く。公演日程詳細
ロス・カルカスのふるさとボリビアについてはこちら ボリヴィア共和国大使館

泣きながら Llorando se fue

Wayayay


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