2009-05-17

名古屋でブラジル三昧!エキスポ・ビジネス2009 (2)

名古屋のポートメッセで開かれた
ブラジル関連ビジネスの見本市「エキスポ・ビジネス」。
この日のメインの講演は、
日本での美容師としての成功を捨ててブラジルに渡り、
ブラジル第二の美容室チェーン
SOHO Hair Internacional(蒼鳳) を一代で作り上げた、飯島秀昭さん

SOHOはサンパウロでは知らない人がいないほどの大手チェーン。
飯島さんは店舗運営やブラジル人スタッフの教育に
例えば時間厳守といった日本式のやり方を取り入れ、成功を収めたそうだ。
ブラジルに渡ったきっかけから、仕事や事業に対しての考え方、
そして苦境に立たされている在日ブラジル人への励ましのメッセージまで、
ユーモアとジェスチャーたっぷりに、熱く語ってくれた。

ポルトガル語での講演を同時通訳を通して聞いたので、
みんながドッと反応するところで同じタイミングで反応できないのが悔しい、
それくらい大いに盛り上がっていた。
講演後は、大勢のブラジル人のお客さんがサインと写真撮影に長蛇の列。

同行の永石さんが飯島さんと前からの知り合いである関係で、
夜に市内のヒルトンホテルで開かれる関係者のレセプションに
特別に入れてもらえることになった。
来日中のサンパウロ市長(先日麻生首相と会談していた)も出席とのことで、
そんなところに一般人が入れてもらえるなんて、普通ではありえない。
レセプション

会場は名古屋ヒルトン2階の「SEASONS」。
照明を落としムーディな雰囲気の中、ポルトガル語でにこやかに談笑する
スーツ姿の各界有力者と思しき方々。
こちらは普段着なので、本当にいいの!?と思いながらも入る。
お茶をすすりながら周囲を観察しつつ待つ。

やがてレセプションの主役、ジルベルト・カサビ サンパウロ市長が到着。
その場の全員一人一人と握手しながら
「ボア・ノイチ」(こんばんは)と挨拶して周る市長。
市長の物腰は自然でさわやか。
私達のところにも来て握手してくれたのに感激!

ブラジルでサンパウロ市長といえば、
大統領の椅子も近いと言われる有力ポストだそうだが、
そんな大物をしてこのフランクさは、やっぱりお国柄かも。
サンパウロ市長 
挨拶するジルベルト サンパウロ市長。

やがて「サウーヂ!」で一同乾杯。
飯島さんは講演では話しきれなかった
熱い思いの続きをたくさん聞かせてくれた。
日本やブラジルの現状を嘆き、
社長業を引退した今は日本とブラジルの架け橋になるべく、
社会的な活動に力を入れたいと話す飯島さん。
日伯の良いところをあわせ、ブラジルをもっとよくしていきたいとのこと。
今の倍の年齢まで生きるつもりだと笑い、
「今はまだ人生の折り返し点」と、豪快に語ってくれた。

もっとお話をお聞きしたかったが、滋賀まで帰らなければならない私達は、
後ろ髪をひかれる思いで早々に会場を後にした。

広い国土に大きな可能性があり、
親日的で心あたたかい人たちが暮らしているブラジル。
遠くても近いこの国の魅力を、もっとたくさんの人に知って欲しい。

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2009-05-17

名古屋でブラジル三昧!エキスポ・ビジネス2009 (1)

パン屋さんのブース
人気のブースは浜松から来ていたパン屋さん。ブラジルで食べた味がした!


5月16日、中南米ビジネスを支援している
公認会計士の永石さん夫妻に誘っていただき、
名古屋のポートメッセで開かれたエキスポ・ ビジネスに行ってきた。

エキスポ・ビジネスは、
在日ブラジルコミュニティと企業とのビジネス促進を目的として、
2003年から毎年行われている見本市。
日本に住む日系ブラジル人は中部地方を中心に約30万人と言われ、
食品・日用品・金融・IT・通信・運送・航空など、
彼らをターゲットとしたビジネスを展開する様々な企業がブースを構えPRしていた。    本のブース 
ポルトガル語の本の販売。

GAROTOのチョコレート
有名なGAROTOのチョコレート。

展示販売の他にも、料理やメイクの実演から、
ブラジル経済の現状に関する講演などもあり、
ブラジルに興味がある人から、ビジネス目的の方まで楽しめそう。

来場者の大半はブラジルの人たちのようで、日本人は少数派。
響きが心地よく、でも意味が分からないポルトガル語が、
ごく普通に飛び交っていた。
とはいえ、ある程度の日本語も分かる人が多いし、
ブラジルの人たちはみんな感じが良くて親切だから心配はいらない。
会場の様子 

この後、特別ゲストの登場と、さらに意外な大物との遭遇が・・・  (その2に続く)

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