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2006-05-23

八極拳発祥の地・中国孟村の旅(part3)

年が明けて2006年がはじまった。中国では元旦に餃子を食べる習慣がある。この日もお昼から全員で餃子を包む作業だと思いきや、呉老師のお弟子さんの劉先生から連絡があり、宴席を設けているので是非来て欲しいとのこと。



劉先生の住む青県までは車で1時間半ほどかかる。我々日本人一同は「どうしようか?」と考えている暇もなく、青県から劉先生のお弟子さんが車3台で迎えに来た。
出された料理は高級野菜料理。何でも無農薬でとても高い野菜らしく、中国では珍しくみんな生でパクパク食べていた。なんでも北京で行われる人民大会でも出される高級野菜だそうだ。

その後、ボクらは劉先生が校長を務める武術学校を訪ねた。劉先生の本業は刑事だそうだ。
小学生から中学生くらいの若い学生がボクたちを迎えてくれ、一同による表演大会が始まった.およそ20名くらいいるだろうか、歳の若い順番に演技をはじめていく。一通り終わると今度は武器を使っての団体表演になる。
きっと呉氏開門八極拳の七世宗家が来ると聞いてみんな一生懸命練習したのだろう。彼らは決して趣味で武術をやっているわけではない。将来映画スターを夢みつつ、警察や公安なのど就職の為だ。日本のように仕事帰りのカルチャーセンターという訳ではない。すべての中心は生活だということだ。


帰りにはみんなで記念の写真を一枚撮った。


今回の訪孟では「苗刀」という武器を学んだ。日本刀を長くしたような武器だが、これがなかなか難しい。記念に劉先生の武術学校でポーズを決めてみた。


孟村での最後は「滄州鉄獅子」が見送ってくれた。その昔、反乱する渤海を鎮めるために作られたそうで、鉄獅子は渤海の方に向かって吠えている。
続きがあります
authorshusa  linkLink  comment3 
categoryスナフの旅  time16:11

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