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2007-08-14

オペラハウスが世界遺産になったこと

世界遺産って歴史がないと指定されないのでは?
そう思っていた。

オペラハウスが世界遺産に指定されたと聞いて、
私にとっての世界遺産の価値というものが少なからず小さくなってしまった。
それは、オペラハウスを、私の第二のふるさととも言えるシドニーの港に停泊し、
現役を引退した今は、レストランとして第二の人生を送っている観光船のような、
そんなあまりにも身近なもののように感じているからだろう。

私は、シドニーを訪れる度にオペラハウスを一度は見てしまう。
と言うか、わざわざ見に行く。
これを見るとほっとする自分がいるのだから不思議だ。
よくよく考えてみると、日本を含めた世界中のあらゆる建築物の中で、
私の心を最もゆったり、落ち着かせてくれるものかもしれない。
オペラハウスに対してそのような感情を抱いている人は案外多いのではないだろうか。
これは、この建物の持つ色や形や背景など、一種独特の魅力なのだろう。

だからと言ってねぇ。
ユネスコさん、まだ100年早くないでしょうか?

オーストラリア
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