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2005-12-18

クリスマスはサメと一緒に南国の島で

クリスマス島は、キリバス共和国にある島で探検家キャプテンクックが、
クリスマスイブに発見した島として名高い。
そして、世界で最も早く新年を迎える場所としても有名である。

しかし、クリスマス島と名の付いた島は、ここだけではない。
オーストラリアのパースから飛行機で約4時間、バリ島の程近く、
そこには、インド洋に浮かぶもう一つのクリスマス島がある。
ここは、オーストラリア領、クリスマス島である。
一体このクリスマス島には何があるのか?
島では、世界でも希少な赤ガニの産卵時の大移動と、近海における
ジンベイザメの回遊は、知る人ぞ知る魅力的な大自然である。

12月のクリスマスの時期、この島の周りではジンベイザメが出没する。
ジンベイザメは地球最大の魚類で、平均12~13メートル、
最大では18~20メートルに達するものもいる。
シュノーケルツアーにおいて、運よく20メートル近いものに遭遇すると、
その感動は想像を絶するものとなるらしい。

因みに、ジンベイザメと言えば、パースの北、エクスマウスが最も有名だ。
ややこしいことにクリスマスの記号「Xmas」とよく勘違いされることも多く
ジンベイザメつながりで、クリスマス島と混同してしまう人もいるが、
スペルは「Exmouth」であり、この二ヶ所は全く違う場所である。
また、エクスマウスのジンベイザメの回遊時期は3~5月ごろなので、
12月下旬は時期外れとなる為、クリスマスにはお目にかかれない。

クリスマスは、キリバスのクリスマス島で過ごすのもオツなものだが、
オーストラリアの秘境?(・・・と言っても第二次世界大戦時に日本軍が
上陸しているが)、クリスマス島でサメと過ごすのもまた一興に違いない。

australia
オーストラリアのクリスマスツリーはトップが南十字星になっている
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