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2005-12-11
ケアンズの雨季は虫天国
ケアンズに雨季がやってきた。
常夏のケアンズにも季節はあり、中でも雨季は一年を通して最も暑くなる。
日本の梅雨は一日中曇っていることが多いが、雨季の場合は
ザーっと雨が降ったと思ったらカーっと太陽が顔を出すという、その繰り返しだ。
スコール後の太陽が照り付ける蒸し暑さはハンパではないが、
ケアンズで働く人のほとんどが夏仕様のリゾートファッションなので、
梅雨時でもスーツとネクタイを着用している日本のサラリーマンと違って、
暑さは意外と苦にならない。
スコールになるとカフェに入り、のんびり雨が止むのを待っていたりする。
しかし、この雨季も生活する上では、色々と問題が多い。
革製品を風通しの悪い所へ置いておこうものなら間違いなくカビが生える。
ベルト等は日々使用する物なので、カビもはびこらないが、
あまり使用しないボストンバッグ等は注意が必要だ。
特に、取っ手の部分は、汗を養分にするカビの繁殖地帯だ。
今までで最もビックリしたのは、シドニーでずっと使っていた皮ジャンだ。
クリーニングにも出さずにずっと押入れの奥にしまっておいたことがあり、
日本へ一時帰国するために、それを出した時、、、
黒い皮ジャンが緑のジャケットに変わっていた。
なんと!見事に、アオカビで覆われていたのである。
被害は皮ジャンだけで、同じように仕舞っておいたセーターは大丈夫だった。
カビは、ティッシュで払い落とし、湿った布で拭き払った。
何とか日本では、誰にも悟られることなく着ることができた。
カビと同じく活動的になるのが、虫や小生物の類である。
アパート敷地内の道路や駐車場には、
夜になると光に吸い寄せられる虫を目当てにカエルの群れが現れ、
毎朝、数匹は “伸しガエル” になっている。
雨後の庭ではミミズの大群が地表に姿を現し、
玄関からは、どこで在りかを知ったのか、
蟻の行列がず~っと、シュガーポットまで続いている。
リビングルームの天井には、知らぬ間にどこからともなくヤモリが現れ、
雨季の間、家族単位で私たちと一緒に生活することになる。
ケアンズに熱帯性低気圧が数日間停滞していた時期の、ある夜のことだった。
玄関で風と雨の音に混じって、カエルの鳴き声が聞こえてきた。
しかし、いつも道路を闊歩しているカエルの声とは違っていた。
そして聞こえてくる声が私の目の高さ辺りだったので、
不思議に思い玄関の戸を開けてみると、
そこには絵や写真でよく見る体長10センチ程のカエルがへばりついていた。
そのカエルはオーストラリアのノースクイーンズランドにだけ生息する
ケアンズのレインフォレストのシンボル、そしてアイドルともいえる存在
「グリーン・ツリー・フロッグ」だった。
ここ数日、暴風雨が続いていたので、森の境界を越えて、街へ迷い込んだのだろう。
彼らからすれば、
そもそも人間が彼らの聖域に足を踏み入れてきたと思っているのだろうが・・・
たいへんでしたね
常夏のケアンズにも季節はあり、中でも雨季は一年を通して最も暑くなる。
日本の梅雨は一日中曇っていることが多いが、雨季の場合は
ザーっと雨が降ったと思ったらカーっと太陽が顔を出すという、その繰り返しだ。
スコール後の太陽が照り付ける蒸し暑さはハンパではないが、
ケアンズで働く人のほとんどが夏仕様のリゾートファッションなので、
梅雨時でもスーツとネクタイを着用している日本のサラリーマンと違って、
暑さは意外と苦にならない。
スコールになるとカフェに入り、のんびり雨が止むのを待っていたりする。
しかし、この雨季も生活する上では、色々と問題が多い。
革製品を風通しの悪い所へ置いておこうものなら間違いなくカビが生える。
ベルト等は日々使用する物なので、カビもはびこらないが、
あまり使用しないボストンバッグ等は注意が必要だ。
特に、取っ手の部分は、汗を養分にするカビの繁殖地帯だ。
今までで最もビックリしたのは、シドニーでずっと使っていた皮ジャンだ。
クリーニングにも出さずにずっと押入れの奥にしまっておいたことがあり、
日本へ一時帰国するために、それを出した時、、、
黒い皮ジャンが緑のジャケットに変わっていた。
なんと!見事に、アオカビで覆われていたのである。
被害は皮ジャンだけで、同じように仕舞っておいたセーターは大丈夫だった。
カビは、ティッシュで払い落とし、湿った布で拭き払った。
何とか日本では、誰にも悟られることなく着ることができた。
カビと同じく活動的になるのが、虫や小生物の類である。
アパート敷地内の道路や駐車場には、
夜になると光に吸い寄せられる虫を目当てにカエルの群れが現れ、
毎朝、数匹は “伸しガエル” になっている。
雨後の庭ではミミズの大群が地表に姿を現し、
玄関からは、どこで在りかを知ったのか、
蟻の行列がず~っと、シュガーポットまで続いている。
リビングルームの天井には、知らぬ間にどこからともなくヤモリが現れ、
雨季の間、家族単位で私たちと一緒に生活することになる。
ケアンズに熱帯性低気圧が数日間停滞していた時期の、ある夜のことだった。
玄関で風と雨の音に混じって、カエルの鳴き声が聞こえてきた。
しかし、いつも道路を闊歩しているカエルの声とは違っていた。
そして聞こえてくる声が私の目の高さ辺りだったので、
不思議に思い玄関の戸を開けてみると、
そこには絵や写真でよく見る体長10センチ程のカエルがへばりついていた。
そのカエルはオーストラリアのノースクイーンズランドにだけ生息する
ケアンズのレインフォレストのシンボル、そしてアイドルともいえる存在
「グリーン・ツリー・フロッグ」だった。
ここ数日、暴風雨が続いていたので、森の境界を越えて、街へ迷い込んだのだろう。
彼らからすれば、
そもそも人間が彼らの聖域に足を踏み入れてきたと思っているのだろうが・・・
たいへんでしたね
ケアンズ
01:14
kawanishi
Comments
マン神 さんのコメント:
たいへんでしたね
2007-02-27
15:07