2008-06-29

カモノハシをご貸与下さい

ケビン・ラッドを知っている人はどの程度いるのだろう?
流暢な中国語を話す新中派の現オーストラリアの首相である。

中国と言えば胡錦濤さんの来日が、あまりにも目立っていたため、
ケビンさんの方は、影が薄いと言うか、影すら見えなかった人も多くいたのでは?
果たして先々週、この人が来日していたことを知っている人はどの程度いるのだろうか?

オーストラリアでは主要ニュースの一つとして扱われていたのだが、
日本では、この南半球にある世界で6番目に大きな面積を持つ、小国オーストラリアの
首相のことなど、国民の誰一人として気にも止めていないかのような取り扱いであった。

実はケビンさん、来日一番に広島へ慰霊に行ったり(これって非常に珍しいことだ)、
前首相ジョン・ハワードが批准を拒んでいた京都議定書に就任早々サインしたり、
新中派とばかり思われているようだが、だからと言って日本嫌いという訳ではない。
こういう行動を見ていると、逆に私は親日派であると思う。

今回の来日でのイオンの試食会や首脳会談の内容から、あらためて思ったのだが
オーストラリアと言えば、一昔前はコアラとカンガルーを連想させたが、それが今は、
クジラとウシに取って代わっているのが今の日豪関係を物語っているようで面白い。

いや、そんな変化に面白がってなどいられない。
私は旅行業者である。
ケビンさん、クジラとウシもいいけれど、次回うちの首相がそちらへお邪魔した時は、
ぜひカモノハシを貸与し、観光ブームを復活させていただけないものだろうか。

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