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2005-12-01

ピカソの鳥



「花と鳩」

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シンプルなラインの中にちりばめられた花のモチーフ
思わず空を仰ぎたくなる開放感いっぱいの1枚です

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 この絵をあのピカソが描いたなんて知らなくても、この絵は知っている!と言う人も多いハズ。

 この絵を初めて見た時がいつのことかは忘れてしまいましたが、雲の切れ間から陽の帯が差し込むように、この鳩の背景にす~っと光の筋が見え、羽や胸、尾の毛並みが艶やかに浮かび上がって来るような気がした印象は、今でも変わることがありません。

 実はコレ、ポストカードやポスターと言った紙の類ではなく、陶製のコースターなんですね。何だか、最初の印象に近い質感が忘れられなくて、様々な美術館のギフトショップを渡り歩くうち、ようやくバルセロナのピカソ美術館でめぐり合えたアイテムなのです。

 明るく軽やかで幸せを胸一杯に吸い込んだ瞬間を切り取ったようなこのモチーフは、これからも見る人すべてに心地良い時間を提供していくことでしょう。



 この他に私が訪ねたのは、
◆ パリ ◆ Musee national Picasso Paris   日本語紹介文はこちらです。

 


  ◆ アンティーブ ◆
Musee Picasso, Chateau Grimaldi
ピカソ美術館・グリマルディ城
        ◆

 扉の向こうには、雨に洗われしっとり佇むモニュメントが…。
 海辺に面したグリマルディ城に広がるピカソの世界は、天候だって重要な演出要素なのです。




 ◆ ヴァロリス ◆
  Musee PiCasso,
    Chateau Vallauris

 国立ピカソ美術館
  ヴァロリス城





 ヴァロリスは、陶芸の町として2000年の歴史を持つことでも有名。教会で行われた70歳の誕生日の返礼として製作された「戦争」と「平和」があります。



    そして、マラガの生家…
   Museo Casa Natal de Picasso


 訪ねた時は残念ながら改装中でしたが、中の様子はこんな風になっているそう。


 また、2003年10月には旧ブエナビスタ伯爵邸にマラガ・ピカソ美術館がオープン。街はさぞや活気づいていることでしょうね。


…アルカサバから地中海をのぞむ…


そして、もう一つ好きなピカソの鳥がこちらがです。

 前出の鳥がレモンスカッシュのような印象だとすると、こちらはまったりクッキーとカフェオレの午後…とでも言う感じでしょうか。

 色調やタッチが落ち着いている為か、黒を多用しているにもかかわらず、暗く、また重くなることなく、日差しも時間も何だかとてもゆったりしている感じがしませんか?

   
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